『キリスト教書総目録2024』のご紹介 [キリスト教と読書]

今日は、「キリスト教書総目録2024」のご紹介です。
2023年12月8日に2024年版が発行されていますのでご紹介いたします。この総目録は、キリスト教書総目録刊行会が毎年発行しているもので、2024年版(写真)で35冊目(35年目)となっています。内容は名称のとおり、キリスト教に関する出版されている書籍の年間目録です。国内のキリスト教関係の出版物はすべて収録されています。
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◯次のとおりキリスト教関係書籍の分野別に掲載されています。
総記・年鑑、辞典・事典、図説・年表
全集・著作集、叢書・講座
聖書
聖書学
神学
宗教哲学、思想・倫理
伝記(ノンフィクション)、歴史
信仰・入門書、人生論、説教集
文学(小説・評論・エッセイ・詩・劇)
音楽、美術、建築
教育・保育、心理、社会福祉
児童、絵本
讃美歌、式文
DVD、CD、点字
キリスト教関係雑誌、新聞
書名索引
著者索引
掲載出版社名簿
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この総目録の活用法は、
①キリスト教の歴史に関する書籍を探す
②聖書の解釈に関する聖書注解書を探す
③祈りや黙想に関する内容の書籍を探す
ことに役立っています。
そして新刊書情報もありますし、特に探している本が総目録に掲載されていない場合は、絶版書ということになりますから、その時は「日本の古本屋」というサイト又は神保町にある古本屋街の古書店で調べることになります。この総目録は、掲載されている書籍には説明文がありますから、総目録を読むだけでキリスト教の知らないことが分かったりして楽しいですよ。あれば何かと便利ですね。私は、入門講座を受講していた2011年から毎年書店でもらっています。ほとんどの書店は無料でもらえると思います。なければ書店で注文すれば取り寄せてくれます。1冊286円+税です。是非ご活用ください。
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教会日記2023.12.19(カトリック成城・聖タデオ教会「主の降誕六日前のミサ」火曜日) [教会日記]

今朝は、出勤する前に小田急線成城学園前駅で途中下車し、カトリック成城・聖タデオ教会で7時から「主の降誕六日前のミサ」に与りました。寒いですね〜冬ですから当たり前ですが、私の住む町田市相原町は、午前5時で2度でした( ̄◇ ̄;) 寒いわけです。とにかく風邪ひきには注意です!よく食べてよく寝ましょう!

ミサでは、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン
と、まず主を讃えて祈り、
次に、
「今日も清々しい一日を迎えさせていただき、
主の慈しみとご聖体を拝領させていただいたことに感謝申し上げます。」
と、主に感謝しました。

そして、
「天におられる私たちの父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私たちの主イエス・キリストによって。
アーメン」
と、主により頼む祈りを捧げ、

そして、
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」
と、主に私が福音宣教に派遣されることを祈りました。

終わりに、
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
と、『大天使聖ミカエルへの祈り』を祈りました。
今日も清々しい一日を迎えています!
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2023クリスマス・シリーズ:その14「クリスマス文学③・シークレット・サンタ」のお話し [キリスト教と読書]

今年もこのブログに「クリスマス・シリーズ(特集)」を掲載する季節になりました。数年前からこの時期の恒例となっています。今日は、その14「クリスマス文学③・シークレット・サンタ」のお話しです。
アメリカで、ある町にラリーという青年がいました。1971年11月、23歳のラリー・スチュワートは、会社が倒産して路頭に迷ってしまいました。彼は貧しい家で育ち、「いつかお金持ちなってやる!」という野望を抱き、「お金持ちになれば幸せになれる!」と固く信じて会社を設立したのでした。
一週間余も何も食べていなかった彼は、気がつくとレストランで食事をしていました。お腹いっぱいになった彼の前には、19ドル少々の数字がかかれた伝票があります……が、お金はまったく持っていません。このままでは無銭飲食で捕まってしまう!……逃げようか?正直に話そうか?と思っていた彼に、レストランの店主が……。
「あの、これ落としましたよ。」と言って、20ドル札を差し出したのでした。内心<これは店主の勘違いだ!>と思ったラリーは平常心を装って、その20ドル札を受け取って無事に勘定をすませたのでした。無銭飲食の難を逃れた。「ラッキー!」と、その時はただそう思いました。

そして4年後……そして再び会社を設立しますが、また倒産してしまいます。莫大な借金を負ってしましまって今度こそもう駄目だと思い、銀行強盗をしようとします。そして、銀行に行ってピストルを出そうとしたまさにその時!ある記憶がよみがえりました……あのレストランでのことが……<あの20ドル札は本当に落し物だったのか?>、<本当に店主の勘違いだったのか?>と。
そこで、あの時のレストランに行って確かめたら、店主は意外なことを話しました。「クリスマスは誰もが幸せになれる日なんだよ。」と……彼は本当のことを知って号泣しました。無銭飲食で捕まらなかったのも、銀行強盗をしなくてすんだのも、あの20ドル札のおかげ……。

ラリーは今度こそ回心し、貧しくてもコツコツと働くことを決心しました。やがて結婚して子どもにも恵まれました。そんなあるクリスマスの日、ラリーはサングラスと帽子で素顔を隠し街に出ました。そして銀行の預金を全額おろして、20ドル札に替えたのです。そうです!お金に困っている人たちに20ドル札を配り歩いたのでした。人々に感謝されてラリーは嬉しさや喜びを感じました。
ところが、妻に黙ってやっていたものですから、ある時、気づかれてしまいます。<これは怒られるだろうな……>と思いましたが、予想外に妻の言葉は「あなたを誇りに思う。素敵なことじゃない。これからはもっと節約してたくさんの人を助けられるように協力するわ。」と。ラリーは、人々の役に立つ仕事をしたいと長距離電話の会社を設立しましたが、今度は大当たりして年収もかなり稼ぐ会社になりました。裕福になってからも、ラリーは27年間、名前を明かさず20ドル札を配り続けました。およそ約700万人の人に、総額約130万ドル(日本円で約1億8千万円)も!

名前を明かさない彼を、人々はいつしかこう呼びました。「シークレット・サンタ」と。そして、2007年1月12日、ラリーは癌のため58歳で静かに帰天(きてん:死ぬこと)しました。シークレット・サンタはもういなくなるのか……しかし、その年のクリスマスにもシークレット・サンタは現れたのです!彼の遺志を引き継いだ人達が、20ドル札を配ったのでした。
” クリスマスは全ての人が幸せになれる日 ” といわれています。経済的な貧困による不安定な社会、生活難からくる心理的苦痛等々、世の中にはそのような人々がたくさんいるのです。自分だけが幸せならばそれでいいと思う人は仕方ないのかもしれません。しかし、苦しい大変な時はお互い様です。そのような時にこそ人の為に尽くしせば、それ以上のものが返ってくるのではないでしょうか?!このクリスマスをあなたも誰かのために想いを馳せ、幸せがくるようお祈りしましょう!

【帰天】
天から授かった命が天に帰ること。つまり死ぬこと。

◯2023クリスマス・シリーズ(特集)の過去の記事は、次のアドレスをクリックして読んでください。
1.2023クリスマス・シリーズ:その1「クリスマス・マーケット」のお話し
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-11-16
2.2023クリスマス・シリーズ・その2「アドベント・キャンドル」のお話し
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-12-02-1
3.2023クリスマス・シリーズ・その3「クリスマス・ツリー」のお話し
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-12-03
4.2023クリスマス・シリーズ・その4「クリスマス・リース」のお話し
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-12-04
5.2023クリスマス・シリーズ・その5「クリスマス・ケーキ」のお話し
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-12-05
6.2023クリスマス・シリーズ・その6「クリスマス・デコレーションの緑色と赤色」のお話し
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-12-09
7.2023クリスマス・シリーズ:その7「クリスマス料理の七面鳥」のお話し
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-12-10-1
8.2023クリスマス・シリーズ:その8「クリスマス音楽・きよしこの夜」のお話し
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-12-11
9.2023クリスマス・シリーズ:その9「クリスマス・キャンドルサービス」のお話し 
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-12-12-1
10.2023クリスマス・シリーズ:その10「クリスマス・イルミネーション」のお話し
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-12-13-1
11.2023クリスマス・シリーズ:その11「シュトーレン」のお話し
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-12-15
12.2023クリスマス・シリーズ:その12「クリスマス文学①・クリスマスキャロル」のお話し
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-12-16
13.2023クリスマス・シリーズ:その13「クリスマス文学②・クリスマスの鐘」
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-12-17
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