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「ルルドの泉:聖母マリア様カプセルお守り」のご紹介 [聖品紹介]

この記事は、このブログに過去に掲載した記事を再掲載しています。
写真は、“ 珍品コレクター ” の友人からいただいた、フランスの「ルルドの泉」付近?で売られている「聖母マリア様のカプセルお守り」だそうです。ちなみに、彼はクリスチャンではありませんが、クリスチャンである私のために、フランスのルルドから取り寄せてくれたそうです。彼は、このような珍しい物を見つけるのが得意です。さすが珍品コレクターです!
◯高さ4㎝ほどです。なんか弾丸の薬莢(やっきょう)ように見えますね。
【薬莢】
銃砲で弾丸を撃ち出すための火薬の容器のこと。通常は真鍮又は鉄製でできています。
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◯中筒にルルドの聖母マリア様が入っています。
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◯聖母マリア様を外に出した状態です。
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これは、完全にお守りですね。ルルドの教会で販売されているものではなく、たぶん教会の近くのお店で売っているのでしょうか。日本の神社でいうと、神社にある「お札授与所」のような所ではなく、参道にある土産物屋みたいな所で売っているのでしょうね。定年退職後は、キリスト教カトリック教会の聖地であるルルドに巡礼します!
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「トリケトラ」のお話し [聖品紹介]

この記事は、過去にこのブログに掲載した記事の再掲載となります。
「トリケトラ」とは、ケルト人の文化の中で生まれたデザインで、ラテン語で3つのコーナーという意味だそうです。ケルト人とは、青銅器時代(紀元前1000年以上前)に中央アジアの草原から、馬と車輪付きの乗り物(戦車、馬車)を持ってヨーロッパに渡来したインド・ヨーロッパ語族ケルト語派の民族のことです。
◯私が持っているシルバー製のトリケトラです。
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写真のトリケトラは、基本的なトリケトラの図章にサークル(円)が組み込まれたもので、後のケルト人文化にキリスト教が入り込んだ際に、キリスト教の “ 三位一体(トリニティ) ” の教義を表しているトリニティ・シンボルとされたのです。このデザインしたものを持つことによって “ 魔除け ” になるとされています。

アメリカのオカルト系フィクション映画にも悪魔から身を守る “ 魔除け ” として聖職者が付けたりしていますね。例えば『コンスタンティン(フランシス・ローレンス監督・ワーナー・ブラザース配給)』は、2005年制作のアメリカ合衆国のファンタジー・アクション映画で、主演はエクソシスト役のキアヌ・リーブス。他にレイチェル・ワイズなどの有名な俳優が出演していますが、この映画に出てくる神父様が、地獄から来る悪魔たちから身を守るために付けていました。

【エクソシスト】
エクソシスト(Exorcist)は、キリスト教、特にカトリック教会の用語で、エクソシスムを行う人のことです。エクソシスムとは誓い、厳命を意味するギリシャ語であり、洗礼式の時に悪魔を捨てる誓約がありますが、その後に悪魔にとりつかれた人から、悪魔を追い出して正常な状態に戻すことをいいます。まぁ、簡単に言うと「悪魔払いをする人」のことを「エクソシスト」と言うのですね。
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「聖水盤(聖水入れ)」のご紹介 [聖品紹介]

この記事は、このブログに過去に掲載した記事を一部書き改めて再掲載しています。
◯自宅の書斎兼寝室にある祈祷台に付けている金属製の聖水盤です。スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラに巡礼された、とってもお美しいご婦人から土産でいただいた「使徒聖大ヤコブの聖水盤」です。もちろんスペイン製です。使徒聖大ヤコブの肖像がある素敵な聖水盤ですね。神父様に聖別していただいた聖水を入れています。毎日お祈りする前に、この聖水入れに指先を浸して十字を切ります。
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◯接合部分から水漏れしていましたから、勤務大学の理工学部機械工学科の学生さんに頼んで直してもらいました。ハンダ付けなどでは熱で金属が変色する可能性があるそうなので、樹脂と速乾性ボンドできれいに修理してもらいました。(接合部の白い部分が修理部分です。)
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◯現在、書斎兼寝室の入口に付けてある陶器製の「聖母マリア様の聖水盤」です。四ツ谷にあるキリスト教・カトリック教会専門図書・聖品専門店の「ドン・ボスコ」で購入しました。こちらはイタリア製です。
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「携帯用ミニ祭壇」のご紹介 [聖品紹介]

この記事は、過去にこのブログに掲載した記事の再掲載となります。
◯この携帯用ミニ祭壇の大きさは、縦12.3㎝、横6.3㎝、木製で軽量です。
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◯内側は布張りで、しっかりきちんと作られています。
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これは2013年11月に、職場である大学の学園祭でやっていたフリーマーケットで500円で購入したものです。発見した時は「え~!こんなのがあるんだ~!」と驚き、磔刑像を見て即買いしました。普通に買えば何千円かするのでしょうね。それ以来、仕事や社会活動での地方出張のときは必ず持っていきました。ホテルの部屋にある机に置いて、就寝前と起床時に日課のお祈りをします。便利で重宝な携帯用ミニ祭壇です。最近は、仕事も内勤ですし、吹奏楽連盟役員としての社会活動も引退したものですから、持ち歩く頻度が少なくなりました。今では宿泊を伴う旅行の折に携帯するぐらいですね。
◯写真は出張で宿泊したホテル室内の机上です。ミニ祭壇、聖書、祈祷書、十字架とロザリオです。就寝前の感謝のお祈りは大切です!聖書は必ず1章は読んで寝ます。
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手持ち十字架のお話し [聖品紹介]

いつもカバンに入れて持ち歩いている十字架です。
こげ茶色のところは木製で、その縁を金属の枠で囲んでいます。十字架には聖ベネディクトのメダイがはめ込んであります。この十字架は、出張などで宿泊するホテルの部屋でお祈りする時にデスクの上に置いたり、たまにですが、不安を感じる時は手に持って眺めたりします。とにかく落ち着きます。
縦:15.5cm
横:8cm
この十字架は悪魔払いに使えそうですね~( ̄▽ ̄;) 私はただのカトリック教会の信徒で、司祭(神父)ではありませんのでエクソシストにはなれませんね(⌒-⌒; ) ちなみに、カトリック教会の十字架は、必ずイエス・キリストの体がついていますが、プロテスタント教会の十字架に体はありません。
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【聖ベネディクトのメダイ】
聖ベネディクトのメダイの詳しいことは、このブログの2022年7月11日に記載した「聖ベネディクトのメダイのお話し」をお読みください。次のアドレスをクリックしてください。
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2022-07-11-12
【エクソシスト】
エクソシストの詳しいことは、このブログの2022年2月27日に記載した「エクソシスム及びエクソシストのお話し」をお読みください。次のアドレスをクリックしてください。
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2022-02-27
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「聖水盤」のお話し(6月7日記載記事の追加) [聖品紹介]

2017年に四ッ谷にあるキリスト教専門書・カトリック教会聖品専門店の「ドン・ボスコ」で購入した壁掛け用の「ルルドの聖母マリア様の聖水盤」です。自宅の書斎兼寝室の入口にあります。先日6月7日、このブログに掲載した「聖水・聖水盤(聖水入れ)のお話し」に掲載し忘れましたので追加掲載いたします。
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帰宅した時は、部屋に入る時に身を清めるため、聖水を指に浸して十字を切ってから入ります。教会の聖堂に入る時と同じですね………でも、2020年からの新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、現在の教会では、聖水を指に浸して十字を切ってから入ることは、どこの教会もしていませんね。そのあたりの詳しいことは、前述した先日6月7日、このブログに掲載した「聖水・聖水盤(聖水入れ)のお話し」をお読みください。
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-06-07

聖水は、神父様がきれいな水をお祈りによって祝福して聖水にします。教会でミサに与る前に神父様からいただくのですが、聖水をいただく時は聖水専用にしているステンレス製のミニボトルを持っていきます。
自室内でお祈りをする時は、祭壇前にあるお祈り台に付けた聖水盤に指を浸し、十字を切ってからお祈りを始めます………私の部屋は祈りの部屋であり、お御堂(おみどう)なのです。ちなみに、聖水は清い水だからと飲む人がいますが、飲料水ではありません。お腹を壊すことになりかねませんので止めましょうね。
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「聖ベネディクトのメダイ」のお話し [聖品紹介]

今日は、聖ベネディクト修道院長の記念日でしたが、ここで「聖ベネディクトのメダイ」をご紹介いたしましす。なお、聖ベネディクトについては、このブログの今朝(2022年7月11日)掲載した「聖ベネディクト修道院長のお話し」をお読みください。
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2022-07-11

◯聖ベネディクトのメダイについて
写真は、私がいつもカバンに入れて持ち歩いているメダイです。メダイの起源は非常に古いそうです。当時、瀕死の状態に陥ったべネディクト会修道士のブルーノという青年が、このメダイを介して奇跡的に全快したことが記録されています。また、このメダイの正確な図形が示されたのは1647年で、この年、魔法騒ぎがある修首院を襲いましたが、このメダイに守られていた修道院に対しては、悪魔も関与できなかったといわれています。このことがあって、キリスト教カトリック教会の布教国では「悪魔よけのメダイ」と呼ばれるようになりました。実に多くの取り次ぎがこのメダイを通してなされており、このメダイは、すべての悪なるものに対する祝別された<防御の標徴>であるとされています。神道の「破魔矢」や仏教の「厄除けのお札」とよく似ていますね。
◯聖ベネディクトのメダイの表側(写真左)と裏側(写真右)です。
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◯メダイの図章の説明
「聖人像の面(写真左)」
まず、①中央の人物は聖べネディクトです。右手に聖なる「十字架」を持ち、左手に「戒津」を持っています、
向かって左、②毒葡萄酒が十字架の印によって祝福されたとき砕け、中から蛇が出た図です。
向かって右、③毒入りパンは、カラスによって運び去られる図です。
次に、④メダイの外周の文字「Eius in obitu nostro praesentia muniamur」ですが、訳は「我らの臨終において、御身がその功徳と臨在とによりて、我らの鎖とならんことを(私達が死ぬ時に、聖ベネディクトがその功徳をもって臨終の場に来られ、私達のご保護をお願いします!)」です。

「十字架の面(写真右)」
まず、①メダイ上部の「PAX」は、“主の平安”の意です。
次に、②十字架の四隅にある「C・S・P・B(Crux Saricti Patris Benedicti)」 の訳は、「聖なる父べネディクトの十字架」です。
次に、③十字架の縦に書いてある「C・S・S・M・L(Crux Sacra Sit Mihi Lux)」の訳は、「願わくは、聖なる十字架がわが光とならんことを(お願いします!聖なる十字架が、私達を導く光となってください!)」です。
次に、④十字架の横に書いてある「N・D・S・M・D(Non Draco Sit Mihi Dux)」の訳は、「サタンが我が導き手とならざらんことを(悪魔が私達を誘惑に引き込まないように)」です。
そして、⑤外周の頭文字「V・R・S・N・S・M・V(Vade Retro Sataria Nunquam Suade Mihi Vana),S・M・O・L・I・V・B(Sunt Mala Quae Libas Ipse Veneria Bibas)」の訳は、「サタンよ退け、汝の虚無もて我を惑わすな。汝が与うるものは悪のみ、毒杯は、汝自ら仰げ(悪魔よ退散せよ!おまえの誘惑で私達を惑わすな!おまえが与えるもの悪(悪意)のみ!おまえ自らが毒杯を飲め!)」です。
以上です。
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ユリの花がついた十字架のペンダントトップ [聖品紹介]

この珍しいデザインの十字架のペンダントトップは、イエス・キリストがゴルゴタの丘で磔刑(たっけい:十字架の刑)された時の十字架と、聖母マリア様の象徴であるユリの花がデザインされています。素材はスターリングシルバーです。大きさは、縦6.1(バチカン部分除いて5.4)㎝✕横3.4㎝です。以前にも書きましたが、私は365日一年をとおして肌身につけているのは、聖母マリア様の「不思議のメダイ」のペンダントですが、仕事以外のラフな服装の時には、いろいろな十字架のペンダントをつけています(^◇^)
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これも以前に書きましたが、カトリック教会の聖職者や信徒が十字架を身につけるのは、お守りとしてではなく、また、ファッション感覚で身につけているわけでもありません。これは、「イエス・キリストは、私たち人間のために酷い拷問、苦痛と屈辱に耐え、お一人で私たち人間のすべて罪を背負って十字架上で亡くなられた。」という事実を忘れないために十字架を身につけ、絶えず磔刑の苦しみを意識し続けるために身につけるのです。これを「偶像崇拝している。」と言う人がいますが、偶像崇拝をしているわけではありません。私の信仰心は、神様がご存じですから何を言われても気にしません。

ロザリオにしてもそうですが、十字架のペンダントもただの物です。ロザリオは「ロザリオの祈り」の時に使う道具です。でも、この道具であるロザリオをお祈りに使うため、私は大切に丁寧に扱うということで聖具(せいぐ)と呼んでいます。そういう意味では、十字架を聖具として身につけているのは、カトリック教会、正教会(ギリシャ正教会、ロシア正教会、ウクライナ正教会、日本正教会など)や聖公会(イングランド聖公会や日本聖公会など)の聖職者と信徒ですね。プロテスタント教会の聖職者やほとんどの信徒はつけていません。もちろん仏教や神道のお葬式に十字架のペンダントをつけていくという野暮なことはしませんよ( ̄▽ ̄;)

このブログの2022年4月13日に掲載した「茨の冠がついた十字架のペンダントトップ」もご覧ください。
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2022-04-13-2
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「十字架のアンティーク・ペンダントトップ」のお話し [聖品紹介]

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フランス製の十字架のアンティーク・ペンダントトップです。フランスのどこで、いつ造られたかは分かりませんが、私のお気に入りです。もちろん神父様に祝福していただきました。十字架にイエス様のお身体があるのは、いかにもカトリック教会の信徒らしいですよね。カトリック教会の十字架には、十字架の大小を問わず必ずイエス様のお体があります。
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この十字架は、シルバー製品で最上部のカンを通す丸い輪の部分に刻印があります。そして、もう一つ「いのししの頭」の刻印があります。この刻印は、フランスではシルバーのジュエリーには、もっともよく押される刻印だそうです。ちなみに、サイズはタテ約7.0㎝×ヨコ約4.5㎝、カン含んだサイズは、タテ約7.4㎝×ヨコ約4.5㎝です。重さは約6.1gです。

【フランスの刻印(ホールマーク)制度】
フランスは、世界で最も長いジュエリーの歴史をもつ国の一つです。フランスの刻印制度は、イギリスと並び世界で最も早く制度が作られました。刻印は、製品・用途によって鷲の頭、馬の頭、犬の頭などなどいろいろあります。金の刻印だけでもフランス国内用に作られたゴールド製品の押される刻印、輸出用ゴールド製品に押される刻印、輸入金製品に押される刻印等いくつもあります。すべてを網羅するのはプロでも難しいそうですが、アンティークジュエリーで使われる刻印はある程度は決まっているそうです。しかし、小さ過ぎて見えません!見る(確認する)時は、宝石用(鑑定用)ルーペを使うそうです。

フランスの刻印は、昔も今も国によって厳しく管理されていますので「金位や貴金属の区分」に関しては、刻印を正確に読み取ればまがい品をつかむことはまずありえないそうです。ただし、刻印で読み取れるにはフランスのアンティークジュエリーの場合、貴金属の種類と金位、製造国が主で、必ずしもアンティークの真偽を保証するものではないことも多いそうです。(イギリスの場合は、製造年や具体的な地域までが刻印で読み取れる場合が多いそうです)分からない刻印を調べたいときは、分厚いフランスの専門書で調べるとほとんどすべてが明らかになるそうです。要は、鑑定書替わりみたいなものなのです。

ところで、この十字架のペンダントトップですが、十字架の四つの先端に「フルール・ド・リス(仏: fleur-de-lis もしくは fleur-de-lys)」が付いています。これは、アヤメ(アイリス)の花を様式化した意匠を指します。特に紋章の場合は政治的、王権的、芸術的、表象的、象徴的な意味をも持ますが、現代においても、フランスに関わる政治的・表象的・象徴的意味合いが強いようです。
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fleur-de-lis の直訳は「ユリの花」ですが、ここに言う「ユリ」は一般的な「ユリ」(ユリ科ユリ属)ではなく、ユリ目に属するとされたアヤメ科アヤメ属のキショウブ(Iris pseudacorus)やニオイイリス(Iris florentina)といった花を指すとされています。カトリック教会では、ユリの花が聖母マリア様のアトリビュートになっていますので、この形を見ればユリの花と見ます。

ヨーロッパの国や貴族の紋章や旗に、何世紀にもわたり数多く見られますが、歴史的には特にフランス王家と関係が深く、またブルボン家の一員であるスペイン王家やルクセンブルク大公家も現在でも紋章に使用し続けています。フルール・ド・リスはフランスの切手などにも使用される継続的なフランスの象徴ですが、共和国としてのフランスはフルール・ド・リスを公式に採用していません。

現在のフランス共和国・パリ大学の紋章です。フルール・ド・リスが描かれています。
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中世、ユリの図像とフルール・ド・リスは、宗教芸術の分野では重なる部分が多いです。歴史家のミシェル・パストローによれば、1300年頃までユリはイエス・キリストを象徴していましたが、次第に聖母マリアのシンボルへと変化して、聖母マリアに言及したソロモンの雅歌「lilium inter spinas」(いばらのユリ)と関連付けられるようになったそうです。 他の聖書中の聖句や宗教文学の中で、ユリが純潔と貞節を象徴するとされたことも、この花が図像学上、聖母マリアのアトリビュートとして確立されるのを助けたそうです。また、紋章の3枚の花びらの意匠は、「三位一体」反映しているそうです。

【アトリビュート】
西洋絵画、特に宗教画(キリスト教絵画)には、「アトリビュート(=持物:じぶつ)」というものがあります。これは、絵を描く時の“約束事”として、特定の人物(聖人など)に密接に結びつけられたもの、例えば花、動物、小物、道具や背景などが画かれるのです。
例えば、聖母マリア様ですと、必ず画かれているのが純潔の象徴である「百合の花」ですね。「受胎告知」の絵で、大天使ガブリエルが百合の花を持っています。そして、天の真実を意味する「青色(濃紺色)のマント」です。「祈りの聖母」と「悲しみの聖母」の絵もそうですね。他にも、「12の星の冠」や足の下に「三日月」と「蛇」が画かれています。聖母マリア様の絵を見るときはよく観察しましょうね。
他にも、聖母マリアの夫である聖ヨセフは、大工であったことから大工道具がアトリビュートになっていますし、聖アガタは、乳房を切り取られたことから、乳房がアトリビュートになっています。旧約聖書の「トビト記」に出てくるトビアスを描いた絵は、必ず魚が画かれています。(「トビト記」を読めばわかります。)マグダラのマリアの絵は、必ず香油の壺とドクロが画かれています。
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茨の冠がついた十字架のペンダントトップ [聖品紹介]

この珍しいデザインの十字架のペンダントトップは、イエス・キリストが、ゴルゴタの丘で磔刑(たっけい:十字架の刑)された時に、頭にかぶせられた茨の冠がついています。この茨の冠を見ていると、私もこめかみのあたりが痛くなるような感覚になります。作られたのはアメリカで、アンティーク品の復刻品………つまり新品です。素材はスターリングシルバーです。大きさは、6.45(バチカン部分除いて5.8)㎝✕3.5㎝です。私は、365日一年をとおして肌身につけているのは、聖母マリア様の「不思議のメダイ」のペンダントですが、仕事以外のラフな服装の時に十字架のペンダントをつけています(^◇^)
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カトリック教会の聖職者や信徒が十字架を身につけるのは、お守りとしてではなく、また、ファッション感覚で身につけているわけでもありません。これは、「イエス・キリストは、私たち人間のために酷い拷問、苦痛と屈辱に耐え、お一人で私たち人間のすべて罪を背負って十字架上で亡くなられた。」という事実を忘れないために十字架を身につけ、絶えず磔刑の苦しみをは意識し続けるために身につけるのです。これを「偶像崇拝している。」と言う人がいますが、偶像崇拝をしているわけではありません。私の信仰心は、神様がご存じですから何を言われても気にしません。

ロザリオにしてもそうですが、十字架のペンダントもただの物です。ロザリオは「ロザリオの祈り」の時に使う道具です。でも、この道具であるロザリオをお祈りに使うため、私は大切に丁寧に扱うということで聖具(せいぐ)と呼んでいます。そういう意味では、十字架を聖具として身につけているのは、カトリック教会、正教会(ギリシャ正教会、ロシア正教会、ウクライナ正教会、日本正教会など)や聖公会(イングランド聖公会や日本聖公会など)の聖職者と信徒ですね。プロテスタント教会の聖職者やほとんどの信徒はつけていません。ちなみに、仏教のお葬式に十字架のペンダントをつけていくという野暮なことはしませんよ( ̄▽ ̄;)
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