教会日記2022.11.30(カトリック成城・聖タデオ教会「待降節第一水曜日のミサ」水曜日) [教会日記]

今朝は、出勤する前に小田急線成城学園前駅で途中下車し、カトリック成城・聖タデオ教会での7時からの「待降節第一水曜日のミサ」に与りました。日曜日の待降節第一主日からミサ典礼が新しくなり、司式する司祭(神父)の言葉や会衆(信徒)の応唱などの言葉の変更されました。より原文のラテン語にしたがった言葉にとなり、文語調の言葉は口語調に修正されています。しばらくは、新しい司式文を覚えるまで新式次第の冊子を見ながらのミサとなりますね。

ミサでは、「聖アンデレ使徒」の祝日をお祈りしました。
そして、ご聖体を拝領させていただいたことを主(神様)に感謝申し上げ、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン」
と主を讃え、
「天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。
アーメン」
とお祈りし、続いて、
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」
と祈り、
そして、同僚の病と同じ病の私が親しくしているご婦人のお二人が癒されるようお祈りしました。
終わりに、『大天使聖ミカエルへの祈り』をお祈りしました。
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
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「聖アンデレ使徒」のお話し [聖人・福者・尊者]

今日11月30日は、「聖アンデレ使徒」の祝日です。
イエス・キリストの使徒(弟子)の一人で、ガリラヤのベツサイダの漁師でした。同じ使徒のシモン・ペトロの兄弟です。『マタイによる福音書』及び『マルコによる福音書』によると、兄弟ペトロと共にガリラヤ湖で漁をしていた時に、イエス・キリストに声をかけられて弟子となったことになっていますが、『ヨハネによる福音書』では、兄弟ペトロとアンデレの兄弟はもともと洗礼者ヨハネの弟子だったのですが、イエス・キリストを「神の子羊だ」という洗礼者ヨハネの言葉を聞いてイエス・キリストに従ったことになっています。
伝承によれば、イエス・キリストが昇天された後、ギリシャのパトモスで宣教し、そこで迫害され✕字型の十字架にかけられて殉教したといわれています。アンデレは十字架の刑に処せられる時、「イエス様と同じ十字架では畏れ多いので、十字架を斜めにしてください。」と申し出たそうです。絵画においてもしばしば✕字型の十字架と共に描かれています。
マッティア・プレティ作の「聖アンデレの磔刑」1651年製作・南オーストラリア美術館所蔵
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十二使徒のひとりとして崇敬され、カトリック教会、正教会、聖公会などで聖人とされています。ロシアとルーマニアのほか、スコットランドとギリシャでも守護聖人とされており、アンデレが処刑されたとされる✕字型の十字架は、「アンデレの十字架」と呼ばれ、アンデレを守護聖人とする人物や団体の旗や紋章に採り上げられています。
スコットランドの国旗「聖アンドリュー旗(セント・アンドリュー・クロス)青地に白)です。2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップで有名になりましたからご存知の方は多いのではないでしょうか。
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現在のロシア連邦海軍旗(聖アンドレイ旗・白地に青)です。日露戦争における日本海海戦時のロシア・バルチック艦隊に掲げられた旗も同じでした。
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教会日記2022.11.29(カトリック成城・聖タデオ教会「待降節第一火曜日のミサ」火曜日) [教会日記]

今朝は、出勤する前に小田急線成城学園前駅で途中下車し、カトリック成城・聖タデオ教会での7時からの「待降節第一火曜日のミサ」に与りました。一昨日の日曜日の待降節第一主日からミサ典礼が新しくなり、司式する司祭(神父)の言葉や会衆(信徒)の応唱などの言葉の変更されました。より原文のラテン語にしたがった言葉にとなり、文語調の言葉は口語調に修正されています。しばらくは、新しい司式文を覚えるまで新式次第の冊子を見ながらのミサとなりますね。

ミサでは、ご聖体を拝領させていただいたことを主(神様)に感謝申し上げ、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン」
と主を讃え、
「天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。
アーメン」
とお祈りし、続いて、
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」
と祈り、
そして、同僚の病と同じ病の私が親しくしているご婦人のお二人が癒されるようお祈りしました。
終わりに、『大天使聖ミカエルへの祈り』をお祈りしました。
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
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クリスマス特集2022・その2「クリスマス・ツリー」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

今年もこのブログに「クリスマス特集」を掲載する季節になりました。数年前からこの時期の恒例となっています。今日は、その2「スリスマス・ツリー」のお話しです。
ヨーロッパやアメリカのキリスト教信徒の多くの家では、クリスマス・ツリーを飾ります。そして、その形は国によってずいぶん違いがあるようです。日本でクリスマス・ツリーに一般的に使われるのは「もみの木」ですね。もみの木の他には、松、ヒイラギ、月桂樹なども使います。どれもこれも“常緑樹”だということですね。
ちなみに、実家の菩提寺は浄土真宗高田派で、極めて普通の一般的な仏教&神道の家庭で育ちましたが、どういうわけか?物心ついたころから家にクリスマス・ツリー専用にした大きな鉢植えのもみの木(高さ1m50㎝くらい)が玄関に置いてありました。毎年12月になるとクリスマスの飾り付けをするのがとっても楽しみでした。

写真左は、一昨年妻と行った「東京クリスマス・マーケット2020」の会場内にあったクリスマス・ツリーです!写真右は、以前に私が所属していたカトリック町田教会の聖堂ロビーにある、5年前に撮影したクリスマス・ツリーです。今年も飾ってあると思いますが( ̄▽ ̄;)
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冬になっても枯れない常緑樹は、異教の慣習の中で永遠のいのちのシンボルとして、キリスト教以前から、暗い夜の長い冬から命あふれる春になるまで、家の中に飾られてきました。永遠のいのちを喜び祝うこの行事が、キリスト教に取り入れられたのです。といっても、今のように木を丸ごと1本飾ったわけではありません。つるしておいた、つまり、つるせる程度の枝だったわけです。キリスト教の時代に入ってからも、この習慣は受け継がれました。旧約聖書の「イザヤ書」第60章・第13節に「レバノンの栄光は、糸杉、もみ、つげの木と共にあなたのもとに来て、わたしの聖所を輝かせる。わたしはわたしの足を置く場所に栄光を与える。」という神様の言葉によって許されたとされています。教皇の聖グレゴリオ1世は、604年に、カンタベリーの聖アウグスチティヌス司教に宛てて、これらの木々の装飾を許可する書簡を送っています……これは聖なる木だから許可が必要だということですね。

現代のクリスマスツリーの原型(発祥)はドイツです。森の民である“ゲルマン民族”です。クリスマスツリーの起源で最も古い話は、8世紀の聖ボニファスの故事です。聖ボニファスは、ヘッセンでの宣教の最中、街に樫の巨木があるのを見つけました。樫の木には、雷・雨・農業の神であるトール神が宿るとされて、ちょうど一人の少年がその木に、生け贄(いけにえ)としてささげられようとしていました。聖ボニファスは、樫の木を民衆の目前で切り倒し、代わりにもみの若木を新しい信仰のシンボルとして差し出しました。また、16世紀の伝説に、厳しい冬の森の中を家路を急ぐ木樵(きこり)が、ふと夜空を見上げたとき、氷と雪をつけたもみの木々は、きらめく星々の光を浴びて幻想的な美しさに輝いていました。それを家族に見せたくて持ち帰ったのが、ツリーの始まりという話もあります。他にもツリーに関するいくつもの話があります。17世紀にはもみの木をクリスマスに飾った記録も残っているそうです。

☆クリスマスツリーに飾る飾りを「オーナメント」と言います。そのオーナメントにそれぞれに意味があるのをご存知でしたか?
●ツリーの先につける「星」は、キリストが生まれた時に輝いた「ベツレヘムの星」希望の星ですね。
●「ベル」は、キリストが生まれたことを告げ知らせる喜びのベルであり、迷子の子羊を探し出せるようにとの願いです。
●「杖」は、人々がお互いの杖となって助け合う気持ちを大切にとの願いです。
●「リボン」は。お互いが愛情を持って永遠の絆で結ばれるようにとの願いです。
●「リンゴ」は、慈しみといたわりが、太陽のように永遠に輝くようにとの願いです。
それぞれ深い意味や気持ちが込められているのですね!
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職場のデスク:その146(クリスマス飾り!) [職場のデスク&カウンター]

今年もやってきました!職場のカウンター上は恒例のクリスマス飾りです!12月の第2週目からはこのカウンター上にプレゼピオを飾ります。このブログの11月26日に掲載した「待降節、降誕祭そして降誕節のお話し」をご覧ください。写真があります。https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2022-11-26
◯職場のカウンターの約1/4を占拠しています( ̄▽ ̄;)
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◯「コップのフチ子さん」のクリスマスバージョン人形です!他にも2体います!
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◯なぜか?皆さんよく寝てますね~。赤い靴下で寝ているサンタは、「満腹サンタ」という名前がついています。その右側の座布団に寝ているのは、「満腹白クマ」と猫です。一番左側に、なぜか枝マメ?のカッパも寝ています( ̄▽ ̄;)
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◯いろいろな動物サンタさんや小サンタさんがいますね~(^◇^)
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教会日記2022.11.28(カトリック成城・聖タデオ教会「待降節第一月曜日のミサ」月曜日) [教会日記]

今朝は、出勤する前に小田急線成城学園前駅で途中下車し、カトリック成城・聖タデオ教会での7時からの「待降節第一月曜日のミサ」に与りました。昨日の待降節第一主日からミサ典礼が新しくなり、司式する司祭(神父)の言葉や会衆(信徒)の応唱などの言葉の変更されました。より原文のラテン語にしたがった言葉にとなり、文語調の言葉は口語調に修正されています。しばらくは、新しい司式文を覚えるまで新式次第の冊子を見ながらのミサとなりますね。

ミサでは、朗読奉仕を担当し、ご聖体を拝領させていただいたことを主(神様)に感謝申し上げ、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン」
と主を讃え、
「天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。
アーメン」
とお祈りし、続いて、
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」
と祈り、
そして、同僚の病と同じ病の私が親しくしているご婦人のお二人が癒されるようお祈りしました。
終わりに、『大天使聖ミカエルへの祈り』をお祈りしました。
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
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「聖カタリナ・ラブレ」のお話し [聖人・福者・尊者]

今日11月28日は、「聖カタリナ・ラブレ(又は「カトリーヌ」)」の記念日です。
カタリナ・ラブレ(フランス:1806年~1876年)は、フランスのブルゴーニュ地方ディジョン付近のファン・レ・ムティエという農村で11人兄弟の2番目の娘として生まれました。9歳のころに母を失い、12歳のころに姉が修道女となったため、家では母親の代わりとなった。ラブレは父に修道女になりたいと願ったが拒絶されました。ラブレが18歳のころ、不思議な夢を見る。夢の中に司祭が現れ、「あなたはいつか、私を見つけるだろう。神はあなたのために一つの計画を持っている」と告げました。後に彼女は所属するであろう聖ビンセンシオ・ア・パウロの愛徳姉妹会の創設者、ヴァンサン・ド・ポールであることを知ることになります。
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1830年1月、愛徳姉妹会に入会、同年7月18日夜、修練女になったラブレは子どもに起こされ聖堂に行くと、祭壇上に聖母マリアが出現され、自分を模ったメダイ(カトリック教会の信心具)を作るように命じられました。 翌1831年に修道女となり、修道生活を送りながら福祉活動を献身に取り組み、聖母出現のことを決して語らず、1876年、帰天。1947年、ローマ教皇ピウス12世によって列聖された。列聖調査の際、墓から掘り起こされた遺骸は腐敗を免れ生前の姿を保ち、現在は聖母出現に立ち会った聖堂に安置されています。
上記の「メダイ」の詳細は、このブログの2020年7月17日に掲載した「不思議のメダイのお話し」をご覧ください。
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2020-07-17
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教会日記2022.11.27(カトリック成城・聖タデオ教会「待降節第一主日のミサ」日曜日) [教会日記]

今日は、10時からカトリック成城・聖タデオ教会での「待降節第一主日のミサ」に与りました。今日からキリスト教における新年である「待降節(たいこうせつ)」を迎えました。待降節は、12月24日(土曜日)の夕方から始まる「降誕祭(こうたんさい)」の「主の降誕夜半のミサ」と25日(日曜日)の「主の降誕日中のミサ」までの喜びの準備期間となります。
詳しいことは、このブログの2022年11月26日に掲載した「待降節、降誕祭そして降誕節のお話し」をご覧ください。
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2022-11-26
写真は、成城教会のアドベント・キャンドルです。ミサの開式前に、神父様が聖水でアドベントキャンドルを祝福して会衆(信徒)全員でお祈りし、今日は待降節第一主日ですから1本目のローソクに火を灯しました。アドベント・キャンドルの詳しいことは、このブログの今朝掲載した2022年11月27日の「クリスマス特集2022・その1「アドベント・キャンドル」のお話し」をご覧ください。
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2022-11-27
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ミサでは、ご聖体を拝領させていただいたことを主(神様)に感謝申し上げ、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン」
と主を讃え、
「天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。
アーメン」
とお祈りし、続いて、
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」
と祈り、
そして、同僚の病と同じ病の私が親しくしているご婦人のお二人が癒されるようお祈りしました。
終わりに、『大天使聖ミカエルへの祈り』をお祈りしました。
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
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クリスマス特集2022・その1「アドベント・キャンドル」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

今年もこのブログに「クリスマス特集」を掲載する季節になりました。数年前からこの時期の恒例となっています。今日は、その1「アドベント・キャンドル」のお話しです。

さて、今日の「待降節第一主日のミサ」、正確には昨夜26日の夕刻から「待降節」が始まります。「待降節」の詳細は、このブログの2022年11月26日に掲載した「待降節、降誕祭、そして降誕節のお話し」をご覧ください。アドレスは次のとおりです。
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2022-11-26
キリスト教カトリック教会では、11月26(土)の夜(夕方)の主日のミサ(待降節第一主日)から待降節に入って、12月24日(土)の降誕夜半のミサ(降誕祭)、25日(日)の降誕日中のミサ(降誕祭)までの期間中、写真にのように祭壇前に新しく4本のローソクが備えられ、毎週1本づつ灯されていきます。一般的には「アドベント・キャンドル」、「アドベント・リース」、「アドベント・クランツ」などの名称があります。
【アドベント・クランツ】
アドベント・クランツ(Advents kranz)とは、もみの木や松などの常緑樹の枝でリース(輪)を作り、リースの中心に4本のキャンドルを立てて作ったものです。
写真の一番手前にある1本目の濃紫色のローソクは「悔い改めと償い」、左側にある2本目の薄紫色のローソクは「希望」、右側にある3本目の桃色のローソクは「喜び」、祭壇に近い4本目の白いローソクは「イエス・キリスト」を象徴します。4本のローソクは、イスラエル人がメシアを待っていた4千年を意味しています。6世紀の中ごろ、スペインの教会で始まった待降節は、13世紀に、正式に教会が祝日として定められお祝いされることになりました。

待降節の時期は、教会暦で新しい年が始まり、終末の時この世の審判のために来られるイエス・キリストの誕生を待つ4週間で、大きく2つの期間に分かれています。まず、前半の期間は、1本目のローソク(濃紫)を灯す「待降節第一主日」で、11月26日(土曜日の夕方)から12月3日(土曜日の日中)まで、そして、2本目のローソク(薄紫)を灯す「待降節第二主日」で、12月3日(土曜日の夕方)から10日(土曜日の日中)までです。終末に対する心の準備やキリストが来られるのを待ち望みながら心の悔い改めと回心が勧められる時期です。

写真は、手前の濃紫のローソク1本だけが灯されていますから、「待降節第一主日(第一週)」の写真ということが分かります。
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後半の期間は、3本目のローソク(桃色)を灯す「待降節第三主日」で、12月10日(土曜日の夕方)から17日(土曜日の日中)まで、主の降誕が最も近付いたことを喜びの心を持って準備します。そして4本目のローソク(白色)を灯す17日(土曜日の夕方)で、「待降節第四主日」となり、この世の闇を照らす救いの光として来られるイエス・キリストを象徴し、嬉しい降誕が私達の信仰の生活の中でキリストの光になるように願う心で火を灯します。そして、降誕祭の25日を迎えます。4週に渡り1本づつローソクに火が灯されていきます。

待降節の朗読はメシアが来られること、待つことを予告する旧約聖書の「イザヤ書」と、主の日のために悔い改めを催す新約聖書から洗礼者ヨハネの警告を朗読します。待降節の典礼の性格がよく表れている司祭の紫色の祭服は、主を待ち望む心と悔い改めの象徴的な意味を持ちます。そして、聖堂と家庭の中で緑の枝に飾られた4本の待降節のロウソクを準備します。常緑の枝でロウソクを飾るのは、私達に下る永遠に変わらない神様の新しい生命を象徴しています。
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今日の言葉2022.11.26(『孝経」から) [日記]

「身体髪膚 これを父母に受く あえて毀傷せざるは 孝の始めなり。」
(しんたいはっぷ これをふぼにうく あえてきしょうせざるは こうのはじめなり。)

原文は「身體髮膚、受之父母。不敢毀傷、孝之始也。」です。儒教の経典の一つである『孝経(こうきょう)』にある言葉です。この経典は、孔子と弟子の曾子(そうし)との問答形式で、「孝」について述べている有名な書物です。意味は、「人間の身体は、髪の毛から皮膚にいたるまで、すべて父母から授かったものだから、身体を大切にして、軽々しく傷つけないようにすることが、親孝行の第一歩である。」ということです。ご高齢の方は、小学生のころに学校で習いましたからご存じですね。

この言葉は有名なのですが、この言葉の続きの言葉はあまり知られていません。続きは「身を立て道を行ひ、名を後世に揚げ、以て父母を顕すは、孝の終りなり。(みをたてみちをおこない なをこうせいにあげ もってふぼをあらわすは こうのおわりなり。)」です。原文は「立身行道、揚名於後世、以顯父母、孝之終也。」です。意味は、「一人前の人物になり、正しい行いをして、死んだ後まで名が伝わるようにして、そんな立派な人物をよく育てたと父母が 称(たたえ)られるようにするのが、親孝行の最終目標である。」ということです。
人に言えた義理ではありませんが、立派な人物となって親孝行をしましょう!
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