教会日記2022.11.22(カトリック成城・聖タデオ教会「平日のミサ」火曜日) [教会日記]

今朝は、出勤する前に小田急線成城学園前駅で途中下車し、カトリック成城・聖タデオ教会での7時からの「平日のミサ」に与りました。昨日から、今月27日の「待降節第一主日」から正式に変更されるミサ典礼の新式次第を先行して試行しています。変更点は、司式する司祭(神父)の言葉や会衆(信徒)の応唱などの言葉の変更です。より原文のラテン語にしたがった言葉に変更されているそうです。また、文語調の言葉は、口語調に修正されています。新式次第の冊子を見ながらのミサとなっています。
祭壇下の生花と聖母マリア様のご像です。
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ミサでは、「聖セシリアおとめ殉教者」の記念日をお祈りしました。
そして、ご聖体を拝領させていただいたことを主(神様)に感謝申し上げ、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン」
と主を讃え、
「天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。
アーメン」
とお祈りし、続いて、
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」
と祈り、
そして、同僚の病と同じ病の私が親しくしているご婦人のお二人が癒されるようお祈りしました。
終わりに、『大天使聖ミカエルへの祈り』をお祈りしました。
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
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「聖セシリアおとめ殉教者」のお話し [聖人・福者・尊者]

今日11月22日は、「聖セシリアおとめ殉教者(2世紀頃、生没年不詳)」の記念日です。
聖セシリアは、キリスト教のカトリック教会、聖公会・正教会の聖人に列せられています。特にカトリック教会では有名な聖人であり、音楽家えと盲人の守護聖人となっています。ちなみに、同日で「王であるキリスト」の祭日ですので、ミサではそちらが優先しますから聖セシリアの記念は行われません。ただし、教会の守護聖人が聖セシリアに捧げられているのであれば別ですね。

名前は、英語ではシシーリア、スペイン語ではセシーリア、イタリア語および中世ラテン語ではチェチーリア、ドイツ語ではツェツィーリア、フランス語ではセシルないしはセシール、古典ラテン語ではカエキリアと呼ばれますね。日本のキリスト教では、西方教会では“セシリア”の表記が一般的である他、特にカトリック教会ではラテン語の教会式発音に基づいて“チェチリア”とも呼ばれることもあります。東方教会の教正教会ではキキリヤと呼ばれます。なお、ローマ皇帝ディオクレティアヌスにより、アフリカで刑死した聖セシリア(祝日:2月11日)と別人です。

ローマの裕福な貴族の家に生まれ、父親の意志により、キリスト教の信徒ではない青年バレリアノと結婚しましたが、彼女は、神のために生涯貞潔を守ることを彼に話しました。彼女の熱心な信仰態度に心を打たれたバレリアノは、弟ティブルツィオと共に洗礼を受け、そして、彼らは迫害されて殉教した人びとの遺体を引き取り手厚く葬っていました。これがローマ総督の耳に入り、バレリアノと弟は捕えられ、信仰を捨てるように命じられましたが拒んだため、2人は斬首刑となりました。セシリアは、彼らの遺体を引き取り埋葬しました。その後、自分の家をカタコンブ(地下墓地)にしたり、聖堂(のちに聖セシリア教会と呼ばれる)にしたことが総督に知られ、捕えられて棄教するように強要されました。
彼女がむし風呂の刑にあっても、苦痛もなく、汗ひとつかかなかったので、最後は首を切りつけられて、3日間の苦しみののち殉教したそうです。他に伝説によれば、セシリアは斬首刀の3打を耐え抜いて死刑を中止され、その後3日間生き延びたという話も伝わっています。信者たちはセシリアの遺体をカタコンブに葬りましたが、1599年に墓が開けられた際、聖女の遺体は千数百年を経てなお生々しく保存されていたそうです。

写実的に表現されたマデルノ作の聖セシリアの彫刻(写真)は有名です。聖セシリアは、首を切りつけられ、3日間の苦しみの後に殉教したことから、彫刻にも首に切りつけられた痕があります。
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聖セシリアは、伝説によると神を賛美するのに楽器を奏でながら歌ったと言い伝えられており、多くの絵画には楽器と一緒に画かれています。この絵は、シモン・ヴーエ作「聖セシリア(1626年)」です。
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