今日の言葉2022.11.26(『孝経」から) [日記]

「身体髪膚 これを父母に受く あえて毀傷せざるは 孝の始めなり。」
(しんたいはっぷ これをふぼにうく あえてきしょうせざるは こうのはじめなり。)

原文は「身體髮膚、受之父母。不敢毀傷、孝之始也。」です。儒教の経典の一つである『孝経(こうきょう)』にある言葉です。この経典は、孔子と弟子の曾子(そうし)との問答形式で、「孝」について述べている有名な書物です。意味は、「人間の身体は、髪の毛から皮膚にいたるまで、すべて父母から授かったものだから、身体を大切にして、軽々しく傷つけないようにすることが、親孝行の第一歩である。」ということです。ご高齢の方は、小学生のころに学校で習いましたからご存じですね。

この言葉は有名なのですが、この言葉の続きの言葉はあまり知られていません。続きは「身を立て道を行ひ、名を後世に揚げ、以て父母を顕すは、孝の終りなり。(みをたてみちをおこない なをこうせいにあげ もってふぼをあらわすは こうのおわりなり。)」です。原文は「立身行道、揚名於後世、以顯父母、孝之終也。」です。意味は、「一人前の人物になり、正しい行いをして、死んだ後まで名が伝わるようにして、そんな立派な人物をよく育てたと父母が 称(たたえ)られるようにするのが、親孝行の最終目標である。」ということです。
人に言えた義理ではありませんが、立派な人物となって親孝行をしましょう!
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