2023年12月の訪問教会・支援活動記録 [訪問教会・支援活動記録]

今月は31日間ある中の26日間(83.8%)を2つの教会・修道院に26回訪問し、30回ミサに与って26回ご聖体を拝領させていただきました。なお、ホームレス支援活動(山谷夜回りの会)は、1回参加しました。待望の待降節、降誕祭(クリスマス)が終わり、12月は「師走」のとおり忙しい一ヵ月でした。明日から2024年の新しい年を迎え、3月末には定年退職を迎えます。感慨ひとしおですね。
◯11月の教会奉仕・社会奉仕活動
1.主日のミサ
  祭壇奉仕 4回(侍者)
  聖歌奉仕 3回(聖歌隊:原則土曜日担当)
2.平日のミサ
  先唱奉仕  4回(毎月初金を除く金曜日担当)  
  朗読奉仕  2回(毎月第三月曜日担当・代行)
3.社会奉仕  1回(ホームレス支援活動:第一木曜欠席・第三木曜出席)

1日(金)………
2日(土)成城教会:待降節第一主日のミサ・18時から(祭壇奉仕)
3日(日)………
4日(月)成城教会②:待降節第一月曜日のミサ・7時から
5日(火)成城教会③:待降節第一火曜日のミサ・7時から
6日(水)成城教会④:待降節第一水曜日のミサ・7時から
7日(木)成城教会⑤:聖アンブロジオ司教教会博士の記念日のミサ(待降節第一木曜日のミサ)・7時から
8日(金)成城教会⑥:無原罪の聖マリアの祭日のミサ・7時から(先唱奉仕)
9日(土)成城教会⑦:待降節第二主日のミサ・18時から
10日(日)………
11日(月)成城教会⑧:待降節第二月曜日のミサ・7時から
12日(火)成城教会⑨:待降節第二月曜日のミサ・7時から
13日(水)成城教会⑩:聖ルチアおとめ殉教者のミサ(待降節第二水曜日のミサ)・7時から
14日(木)成城教会⑪:十字架の聖ヨハネの司祭教会博士の記念日のミサ(待降節第二木曜日のミサ)・7時から
15日(金)成城教会⑫:待降節第二金曜日のミサ・7時から(先唱奉仕)
16日(土)成城教会⑬:待降節第三主日のミサ・18時から
17日(日)成城教会⑭:聖歌隊練習(11:30~13:30)
18日(月)成城教会⑮:主の降誕七日前のミサ・7時から(朗読奉仕)
19日(火)成城教会⑯:主の降誕六日前のミサ・7時から
20日(水)成城教会⑰:主の降誕五日前のミサ・7時から(朗読奉仕代行)
21日(木)成城教会⑱:主の降誕四日前のミサ・7時から
  〃  支援活動:山谷夜回りの会・19時30分から(社会奉仕)
22日(金)成城教会⑲:主の降誕三日前のミサ・7時から(先唱奉仕)
23日(土)成城教会⑳:待降節第四主日のミサ・18時から(祭壇奉仕)
24日(日)成城教会㉑:主の降誕夜半のミサ・16時から(祭壇奉仕)
  〃  成城教会㉒:主の降誕夜半のミサ・18時から(聖歌奉仕・聖歌隊直前練習)
  〃  成城教会㉓:主の降誕夜半のミサ・20時から(聖歌奉仕・聖歌隊直前練習)
25日(月)………
26日(火)成城教会㉔:聖ステファノ殉教者の祝日のミサ・7時から
27日(水)成城教会㉕:聖ヨハネ使徒福音記者の祝日のミサ・7時から
28日(木)成城教会㉖:幼児殉教者の祝日のミサ・7時から
29日(金)成城教会㉗:主の降誕第五日のミサ・7時から(先唱奉仕)
  〃  麹町・聖イグナチオ教会:主の降誕第五日のミサ・12時から
30日(土)………
31日(日)成城教会㉘:聖家族の祝日のミサ・8時から(祭壇奉仕)
  〃  成城教会㉙:聖家族の祝日のミサ・10時から(聖歌奉仕・聖歌隊直前練習)
以上です。
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教会日記2023.12.31(カトリック成城・聖タデオ教会「聖家族の祝日のミサ」日曜日) [教会日記]

今日は、大晦日(おおみそか)ですね。
カトリック成城・聖タデオ教会で8時と10時開式の「聖家族の祝日のミサ」に与りました。8時からのミサは祭壇奉仕(侍者)を務め、10時からのミサは聖歌奉仕(聖タデオ聖歌隊)を務めました。2023年最後のミサになりました。明日からは新しく2024年を迎えますが、まずは今年も家族が無病息災で過ごせたことを神に感謝ですね(^◇^)
そして、今日はブログのコメントで知り合った京都在住の方とミサでお会いすることができました!私の関係者以外の遠方の方で、このブログをお読みしていただいている方とお会いするのは、ブログ開設以来初めてのことです。とってもお美しい素敵な方でした!
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

◯聖歌奉仕(聖歌隊)で次の聖歌を歌いました。
ミサ前の歌:典礼聖歌集・第372番「救い主を育てた母」
入祭の歌:典礼聖歌集・第148番「遠く地の果てまで」
答唱詩編:典礼聖歌集・第94番「心を尽くして神をたたえ」①②③
アレルヤ唱:典礼聖歌集・第258番(神の母)
奉納の歌:典礼聖歌集・第 番
拝領の歌:典礼聖歌集・第321番「いつくしみと愛」
拝領後の歌: カトリック聖歌集・第12番「われ神をほめ」

ミサでは、祭壇奉仕(侍者)と聖歌奉仕(聖タデオ聖歌隊)を務め、「聖家族」の祝日を祝いお祈りしました。続いて、今年も家族が無病息災で過ごせたことを感謝し、来年こそ戦争や紛争が終わりを告げ、人々の心から憎しみが取り除かれ、隣人への愛が芽生えますようにとお祈りしました。
そして、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン」
と、まず主を讃えて祈り、
次に、
「今日も清々しい一日を迎えさせていただき、
主の慈しみとご聖体を拝領させていただいたことに感謝申し上げます。」
と、主に感謝しました。

そして、
「天におられる私たちの父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私たちの主イエス・キリストによって。
アーメン」
と、主により頼む祈りを捧げ、

そして、
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」
と、主に私が福音宣教に派遣されることを祈りました。

終わりに、
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
と、『大天使聖ミカエルへの祈り』を祈りました。
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「聖母子(ピエタ)」と「聖家族」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

今日12月31日は、「聖家族」の祝日です。
降誕祭(クリスマス)後の最初の日曜日に聖家族を祝います。8日間の間に日曜日がないときには30日に祝います。「ピエタ」とは、イタリア語(Pietà)で哀れみ・慈悲などの意味です。聖母子像のうち、死んで十字架から降ろされたキリストを抱く母マリア(聖母マリア)の彫刻や絵の事を指します。
◯ミケランジェロ作の『ピエタ』像です。ミケランジェロ・ディ・ロドヴィーコ・ブオナローティ・シモーニ(イタリア:1475年~1564年)は、イタリア盛期ルネサンス期の彫刻家、画家、建築家、詩人です。西洋美術史上のあらゆる分野に大きな影響を与えた芸術家です。ミケランジェロ自身が、本業と考えていた彫刻分野以外の作品は決して多くはないにもかかわらず、様々な分野で優れた芸術作品を残したその多才さから、レオナルド・ダ・ヴィンチと同じく、ルネサンス期の典型的な「万能の人」と呼ばれています。
ピエタ像.jpg
◯ラファエロ作の『子羊の聖家族』てす。ラファエロ・サンティ(イタリア: 1483年~1520年)は、盛期ルネサンスを代表するイタリアの画家で建築家です。一般的には、単にラファエロと呼ばれ、日本ではラファエッロ、ラファエルロ、ラファエルなどという表記のゆれが見られます。ラファエロの作品は、その明確さと分かりやすい構成とともに、雄大な人間性を謳う新プラトン主義を美術作品に昇華したとして高く評価されており、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロと共に、盛期ルネサンスの三大巨匠といわれています。
聖家族.jpg
「聖母子」とは、子であるイエス・キリストと母マリア(聖母マリア)のことです。たくさんある「聖母子像」の一種で、特に有名なのがピエタ像です。最初のところで書きましたが、「ピエタ」とは、イタリア語で哀れみ・慈悲などの意味です。ピエタ像は、磔刑に処されたのちに十字架から降ろされたイエス・キリストと、その亡骸を腕に抱く母マリアをモチーフとする宗教画や彫刻作品のことを指します。この作品は大理石などで製作されています。
多くの芸術家がピエタ像を製作していますが、ミケランジェロが1499年に完成させた、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂にあるものが最も有名ですね(写真上)。この作品は、ミケランジェロが署名を入れた唯一の作品として知られていますが、実は、ミケランジェロはピエタ像を4体製作しているのです。だたし、サンピエトロ大聖堂のピエタ像以外の3つは未完成作品なのだそうです。他にティツィアーノ、ドラクロワなどのピエタ像が有名です。

この作品ですが、よく見ると聖母マリアが非常に若々しく表現されています。これは、さまざまな解釈がなされていますが、ミケランジェロ自身が彼の伝記作家であり彫刻家仲間でもあったアスカニオ・コンディヴィに語ったところによると、マリアの若さは彼女の不滅の純潔を象徴しているのだということだそうです。
ミケランジェロが言うのには、「純潔な女性がそうでない女性よりも瑞々しいままでありつづけるということを君は知らないのか?いわんやマリアにおいてもだ。彼女は肉体を衰えさせるような劣情を一度も抱いたことがないのだからな。」ということです。他にもいろいろと解釈はありますが、ミケランジェロ自身は6歳のときに母親をなくし、その後里子に出されていますので、亡き母親を思い描いて聖母に投影したという見方もあります。

カトリック教会では、乙女マリアが、原罪なくイエス・キリストを懐妊したという教義(聖母の無原罪の御宿り)があります。したがって聖母マリアは死を免れることになるため、カトリック圏で描かれる聖母マリアはほとんどすべて若い女性の姿であり、年老いた聖母の図像は皆無です。なぜなら、老いは死の前兆であるので、「死を免れた聖母マリアは老いることもない。」ということになるからです。ピエタの聖母が、処刑当時、30歳前後と推定されるイエスの母としては、若すぎる表現になる背景には、このような神学的観念も影響していたのですね。

カトリック教会の神学的観念といえば、子であるイエス・キリスト、母マリア(聖母マリア)と父ヨセフの3人を「聖家族」と言いますが、この3人を描いた絵画(写真下)も反対の意味で同じようなことが言えます。妻であるマリアは、夫ヨセフと性行為によってではなく、天からの聖霊によってイエス・キリストを宿したのですから、ヨセフをマリアのように若く画かず、年老いて性行為ができなくなった老人風に画いています。多くの「聖家族」は、よく見るとヨセフは老人となっています。妻であるマリアと親子みたいで、違和感というか無理がありますね。
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