支援活動日記2022.9.1(山谷夜回りの会活動) [支援活動日記]

今日は、仕事が終わってからホームレス支援活動グループ「山谷夜回りの会」の活動に参加しました。8月は活動を休止していましたので、久しぶりの活動となりました。毎回毎回このブログに書いていることですが、私は一人の人間としてもキリスト者(クリスチャン)としても、人道のための支援活動を行うことが本望であり、若い時からの念願でもありました。働けなくて経済的に困窮し、路上生活を余儀なくされている人、家族に見放され精神時に不調をきたし、路上生活を余儀なくされている人、ホームレスの皆さんにはいろいろな理由があります。国や自治体など行政ができないところを私たちが支援するということですね。

それと、私たちキリスト教の信徒は、前述したような生活に困窮している人のことをイエス様だと思って支援しています。これは聖書にあるイエス・キリストの教えです。聖書には次のとおり書かれています。
◯新約聖書の『マタイによる福音書』第25章・第31~第46節に、次の聖句(イエス・キリストの言葉)があります。
「人の子は、栄光に輝いて天使たちを皆従えて来るとき、その栄光の座に着く。そして、すべての国の民がその前に集められると、羊飼いが羊と山羊を分けるように、彼らをより分け、羊を右に、山羊を左に置く。そこで、王は右側にいる人たちに言う。『さあ、わたしの父に祝福された人たち、天地創造の時からお前たちのために用意されている国を受け継ぎなさい。お前たちは、わたしが飢えていたときに食べさせ、のどが渇いていたときに飲ませ、旅をしていたときに宿を貸し、裸のときに着せ、病気のときに見舞い、牢にいたときに訪ねてくれたからだ。』すると、正しい人たちが王に答える。『主よ、いつわたしたちは、飢えておられるのを見て食べ物を差し上げ、のどが渇いておられるのを見て飲み物を差し上げたでしょうか。いつ、旅をしておられるのを見てお宿を貸し、裸でおられるのを見てお着せしたでしょうか。いつ、病気をなさったり、牢におられたりするのを見て、お訪ねしたでしょうか。』そこで、王は答える。『はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。』
それから、王は左側にいる人たちにも言う。『呪われた者ども、わたしから離れ去り、悪魔とその手下のために用意してある永遠の火に入れ。お前たちは、わたしが飢えていたときに食べさせず、のどが渇いたときに飲ませず、旅をしていたときに宿を貸さず、裸のときに着せず、病気のとき、牢にいたときに、訪ねてくれなかったからだ。』すると、彼らも答える。『主よ、いつわたしたちは、あなたが飢えたり、渇いたり、旅をしたり、裸であったり、病気であったり、牢におられたりするのを見て、お世話をしなかったでしょうか。』そこで、王は答える。『はっきり言っておく。この最も小さい者の一人にしなかったのは、わたしにしてくれなかったことなのである。』こうして、この者どもは永遠の罰を受け、正しい人たちは永遠の命にあずかるのである。」

解釈をしますと、冒頭にある「人の子は、栄光に輝いて天使たちを皆従えて来るとき」というのは、終末(この世の終わり)に、イエス・キリストがこの世に再臨するということです。その時に天使たちを従えて来て「最後の審判」が行われます。分かりやすく説明すると、この世の終わりに、イエス・キリストが再び現れて、天国に入る者と地獄に落ちる者とを選別するということです。「王」とは、イエス・キリストのことです。「兄弟であるこの最も小さい者」とは、生活に困窮している人、弱い立場にある人、病で苦しんでいる人など、救いを求めている人たちのことです。「永遠の罰を受け」とは地獄に落ちるということで、「永遠の命にあずかる」とは天国に入るということになります。
困っている人たちの為に善い行いをすること。生活に困窮している人、弱い立場にある人、病で苦しんでいる人など、救いを求めている人たちのために支援すること。それがイエス・キリストにすることになるのです。ですから、私たちはこのような人たちのことを、自分が天国に入る入れないに関係なく、ただイエス様だと思って接して支援活動をしているのです。

今夜も台東区端の泪橋交差点から少し歩いた所にある、「いろは商店街(以前は実測250mほどのアーケード商店街でした)」に、ビニールシートのテントで寝ている方を含め35人ほどのホームレスの皆さんが私達を待っていました。支援活動に集まった13人で、ホームレスの皆さんにパン、マスク、軍手、石鹸、歯ブラシ、髭剃り、靴下、上下の下着類、Tシャツ、ズボン、寝袋、葛根湯などをお配りしました。最近は、女性の方もいらっしゃいますから生理用品も配ります。おにぎりを配る時は、毎回約300個ほどのおにぎりをカトリック板橋教会や松戸教会の信徒の皆さんの善意で作ってもらっています。数年前まで、私が以前所属していたカトリック町田教会も作っていました。

支援活動に集まった皆さんは、私のような仕事帰りの社会人は少数派ですが、中心になるのは大学生や若い20歳代~30歳代の社会人で、若い人たちが使命感を持って支援活動に取り組んでいます。8月ごろのよな猛暑はありませんが、蒸し暑い日が続いています( ̄◇ ̄;) ホームレスの皆さんは路上で寝る方も多く、衛生的にも極めて悪い環境にあります。今日のような雨天では、蒸し暑さで体力的に限界にきている方もいらっしゃるのではないかと思います。健康を維持するためにも体には特に気をつけてもらいたいものですね。活動が終了してから反省会を行い、21時ごろ解散しました。今は、すでに帰宅する電車の中です。
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教会日記2022.9.1(カトリック成城・聖タデオ教会「平日のミサ」木曜日) [教会日記]

今朝は、出勤する前に小田急線成城学園前駅で途中下車し、カトリック成城・聖タデオ教会での7時からの「平日のミサ」に与りました。今日から9月に入り、これから秋が徐々に深まっていきますね。今日の天気予報では晴れの一日となっていましたが、先ほどから雨が降り出しています。今夜は、仕事が終わってから「山谷夜回りの会(ホームレス支援)」活動がありますので、雨が降らなければいいのですが。
今日も清々しい朝を迎えています。

ミサでは、ご聖体を拝領させていただいたことを主(神様)に感謝申し上げ、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン」
と主を讃えて、
続いて
「天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。
アーメン」
とお祈りしました。
続いて、
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」と祈り、
そして、同僚の病と同じ病の私が親しくしているご婦人のお二人が癒されるようお祈りしました。
終わりに、『大天使聖ミカエルへの祈り』をお祈りしました。
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
とお祈りしました。
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「すべてのいのちを守るための月間」について [キリスト教関係事項・用語等]

カトリック東京大司教区のホームページに、「2022年すべてのいのちを守るための月間 日本カトリック司教協議会 会長談話 「被造物の声に耳を傾ける」2022/07/25 司教団・司教協議会 諸文書 日本司教団関連文書」と題してお知らせが掲載されていましたのでご紹介いたします。

『2022年すべてのいのちを守るための月間 日本カトリック司教協議会 会長談話 「被造物の声に耳を傾ける」』2022/07/25 司教団・司教協議会 諸文書 日本司教団関連文書
「世界のキリスト教諸教派は、ともに、9月1日からアシジの聖フランシスコの祝日である10月4日までを
期間:2022年9月1日~10月4日

「被造物の季節」と設定し、ともに暮らす家のために祈り、また守るよう呼びかけています。カトリック教会もこのエキュメニカルな活動に参加するよう教皇庁総合人間開発省が毎年呼びかけを行っており、日本では「すべてのいのちを守るための月間」として取り組みが行われています。
今年の被造物の季節のテーマは「被造物の声に耳を傾ける」で、詩編19編2節~5節
から取られています。
天は神の栄光を物語り 大空は御手の業を示す。
昼は昼に語り伝え 夜は夜に知識を送る。
話すことも、語ることもなく 声は聞こえなくても
その響きは全地に その言葉は世界の果てに向かう。
わたしたちは「話せず、語れず、声が届かない」被造物や貧しい人々の叫びに耳を傾けるよう招かれています。あなたが住む地域では、どんな声が聞こえますか?人々の圧力によって聞こえないよう押し潰されてしまっている声はありませんか?どうかこの期間に「わたしたち自身の中での調和、他者との調和、自然やいのちある他の被造物たちとの調和、そして神との調和といったさまざまなレベルで、エコロジカルな平衡を回復」(LS210)していくことができるよう、祈り、身近で実行することが出来る小さな取り組みを行ってください。
日本の司教団はこれまで、日本の教会としてどのように『ラウダート・シ』がうたう総合的な(インテグラル)エコロジーに取り組んでいくのか検討を続けて来ました。現在、その方向性を示す冊子の作成が行われており、また今年7月の臨時司教総会では、総合的な(インテグラル)エコロジーの取り組みを推進していくためのデスクが司教協議会に新たに設置されました。社会問題としての環境への取り組みにとどまらず、キリスト者が個人として、共同体として、霊的にも、社会的にも神と、自然と、他者と調和して生きていくための取り組みを各教区やカトリック関連団体との連携のうちに進めていきますので、皆様のご協力をお願いいたします。
2022年7月20日
日本カトリック司教協議会会長
カトリック東京大司教 菊 地  功 」

関連文書
カトリック中央協議会のホームページに、フランシスコ教皇のメッセージがありますのでお読みください。
『教皇フランシスコ、 2022年9月1日「被造物を大切にする世界祈願日」メッセージ』
https://www.cbcj.catholic.jp/2022/08/22/25233/

◯「すべてのいのちを守るためのキリスト者の祈り」
宇宙万物の造り主である神よ、
あなたはお造りになったすべてのものを
ご自分の優しさで包んでくださいます。
わたしたちが傷つけてしまった地球と、
この世界で見捨てられ、忘れ去られた人々の叫びに
気づくことができるよう、
1人ひとりの心を照らしてください。
無関心を遠ざけ、
貧しい人や弱い人を支え、
ともに暮らす家である地球を大切にできるよう、
わたしたちの役割を示してください。
すべてのいのちを守るため、
よりよい未来をひらくために、
聖霊の力と光でわたしたちをとらえ、
あなたの愛の道具として遣わしてください。
すべての被造物とともに
あなたを賛美することができますように。
わたしたちの主イエス・キリストによって。
アーメン。
(2020年5月8日 日本カトリック司教協議会認可)

◯「すべてのいのちを守るための月間 」日毎の祈り
2020年08月31日
アジア司教協議会連盟の人間開発局は、「すべてのいのちを守るための月間」の日毎の祈りの資料を提供しています。それに基づいて日本語版を作成しましたのでご紹介いたします。この一月、祈りと黙想の一時を皆様と共にできれば幸いです。祈りは5日に1回を目安に、随時追加していく予定です。

目次
祈りの構成
9月1日
9月2日
9月3日
9月4日
9月5日

すべてのいのちを守るための月間
日毎の祈り
祈りのテーマ「水はいのちの源」
祈りの構成
1.教皇庁人間開発のための部署が2020年3月に発表した文書「水はいのちの源:水上のオリエンテーション、貧しい人の叫びと地球の叫びのシンボル」からの引用
2.引用に基づいた黙想のための問い
3.活動のすすめ
4.結びの祈り

9月1日
祈りの始め
すべての被造物と私たちの働きに対する神の祝福に感謝して祈ります。 私たちが生活の中で聖なる業を行うことを思い起こすことができますように。祈りましょう。 被造物の作り主である神よ、私たちの祈りを聞き入れてください。

神よ、あなたは無からすべてのものを生み出し、初めの時からそれぞれの存在に、果たすべきことを刻んでくださいました。すべての被造物にあなたの祝福を注いでくださいますように。神よ、私たちの祈りを聞き入れてください。

御摂理の神よ、 あなたは私たちに大地からの糧を与えてくださいました。 その糧によって、私たちの体と霊が養われますように。主よ、私たちの祈りを聞き入れてください。

神よ、あなたは空の鳥に食物を与え、野の百合に衣を着せてくださいます。あなたの支配と聖なる道を私たちに示してくださいますように。神よ、私たちの祈りを聞き入れてください。

神よ、 あなたは罪人の心に触れるために、この世にイエス・キリストを遣わしてくださいました。貧しい人々と地球を犠牲にして、自己の利益だけを求める邪悪な計画に終止符を打つことができますように。神よ、私たちの祈りを聞き入れてください。

神よ、あなたは、すべての子たちがあなたの被造物の恵みを分かち合うことを計画なさいました。あなたの助けを必要としている人々が平穏な生活を送り、聖なる御名を讃えることができますように。神よ、私たちの祈りを聞き入れてください。

私たちのすべての祈りと願いを託し、主の祈りを唱えましょう。

「水はいのちの源」より
水は再生の象徴です。それは、私たちが常に必要とする飲み物であり、私たちのいのちを浄化し、絶えず回復させるものだからです。それはすべての生命、人間、動物、植物に必要なものであるにも関わらず、しばし乱用され、使用不能にされ、安全を奪われ、汚染され、浪費されます。 宗教指導者、政策立案者、立法者、経済活動家、実業家、農家など、さまざまな立場の人々が、共同で責任を持ち、私たちの共通の家を大切にすることが求められています。(#13)

活動のすすめ
ろうそくに火を灯し、生命の源である水の賜物に感謝しましょう。

結びの祈り
父である神よ、「すべてのいのちを守るための月間」を感謝します。被造物からの無償の贈り物について考えるこの時、私たちが創造の責任ある管理者となって、自然の様々な贈り物を守ることができるように私たちを励ましてくださいますように。 生ける水の源であるイエスが、この「すべてのいのちを守るための月間」、日々、忠実に黙想と活動を果たす恵みを私たちに与えてくださいますように。 私たちの主、イエス・キリストによって。アーメン。

9月2日
水の価値を再認識しましょう
「水はいのちの源」より
水は生命の源であり、それゆえに、人間の生存と健康は水に直接依存しています。食料、エネルギー、そして多くの消費財の生産も水に依存しています。大気、水、そして気候の循環は、私たちに神からの貴重な贈り物を思い起こさせます。(#20)

黙想のための問い
・私たちは水を神からの貴重な贈り物として意識していますか?
・24時間水を飲まなかったらどうなるか想像したことがありますか?

活動のすすめ
身の回りや路上で枯れかかっている植物や樹木に水をあげてみましょう。また植物を買ってきて育ててみましょう。

結びの祈り
父である神よ、私たちを永遠の水源で祝福してください。私たちがこの貴重な賜物の価値と、それを大切にすることを学ぶことができますように。私たちの主、イエス・キリストによって。アーメン。

9月3日
宗教的な価値
「水はいのちの源」より
旧約聖書では、水は天地創造でよって作られ、 浄化するものであり、または恵みと肥沃な土地のしるしであり、あるいは干ばつまたは大洪水によって引き起こされる罰でもあります。新約聖書では、水と癒やしのつながりについて多くのことが書かれています。(#21)

黙想のための問い
・私たちの生活の中で、水の持つ癒しの力を実感したことはありますか?
・聖水が私たちに振りかけられる度に、聖霊が私たちを清め、新しくしてくださる力を感じることができますか?

活動のすすめ
個人的な祈りや家族でロザリオを唱えた後、自分や家族に聖水を振りかけてみましょう。

結びの祈り
父である神よ、私たちが洗礼を受けた時を思い出し,水の清めの恵みによって、身も心も清められますように。私たちの主、イエス・キリストによって。アーメン。

9月4日
社会文化的・美学的価値
「水はいのちの源」より
水には「社会文化的価値」もあります。水は人類の集合的な記憶の担い手です。様々な芸術、特に詩は、水からインスピレーションを得ています。(#24)

黙想のための問い
・水を明示的に使った歌や詩を思い出すことができますか?
・それらは私たちを創造物への愛の中で成長させてくれますか?

活動のすすめ
映画やYouTubeで水に関係した映像を観てみましょう。
例:https://www.youtube.com/watch?v=fwV9OYeGN88

結びの祈り
父である神よ、いのちの水であるイエスが、私たちが他者を愛し、このいのちの必需品を奪われた人々に手を差し伸べられるよう導いてくださいますように。私たちの主、イエス・キリストによって。アーメン。

9月5日
「制度的価値」と「平和への価値」
「水はいのちの源」より
水は「制度的価値」と「平和のための価値」を結びつけるものです。水は架け橋であり、協力や対話を生み出す要素となるからです。したがって、水不足に対処し、特に共同体によって、より善く水を管理することは、より大きな社会的結束と連帯を生み出すのに役立ちます。(#26)

黙想のための問い
・水を使った様々な活動が、人との関係の強化に貢献していることを認識していますか。
・これらの関係をさらに発展させるにはどのようにすればいいと思いますか?

活動のすすめ
キリスト者の少人数のグループ、または近所の人と、節水の重要性と方法について話し合ってみましょう。

結びの祈り
父である神よ、私たちが互いに連帯しすることができるすべての人々の間の友情と交わりの絆を強めてください。私たちの主、イエス・キリストによって。アーメン。
(訳:カトリック東京大司教区広報)
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