支援活動日記2024.1.18(山谷夜回りの会活動) [支援活動日記]

支援活動日記2024.1.18(山谷夜回りの会活動)

今夜は、19時30分からホームレス支援活動グループ「山谷夜回りの会」の活動に参加しました。今日は、まず香川県高松市にお住まいの、とってもお美しいご婦人からお送りいただいた衣類をホームレスの皆さんにお配りしたことをご報告いたします。感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
さて、今夜も寒かったですね~( ̄▽ ̄;) これから深夜に向けて気温が低下して寒さが半端なく厳しなります。天気予報では今週末の土日は雪が降ると聞いています。ホームレスの皆さんは、とにかく暖かく過ごしてもらいたいものです。さて、毎回毎回このブログに書いていることですが、私は一人のキリスト者(クリスチャン)として、人道のための弱者支援活動を行うことが本望であり、若い時からの念願でもありました。働けなくて経済的に困窮して路上生活を余儀なくされている人、精神時に不調をきたして路上生活を余儀なくされている人、ホームレスの皆さんにはいろいろな理由があります。国や自治体など行政では手が回らないところを私たちが支援するということですね。誰かがやらなければならない、隣人への愛の地道な活動です。

ところで、私たちキリスト教の信徒は、前述したような生活に困窮している人のことをイエス様だと思って支援するようにしています。これは聖書にあるイエス・キリストの教えです。要するにホームレスの皆さんを分け隔てせず、すべての方に親切に支援の手を差し伸べることです。新約聖書の『マタイによる福音書』第25章・第31~第46節に書かれています。このブログの2022年11月11日に掲載した「聖マルティヌス司教のお話し」を是非ともお読みください。https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2022-11-11

今夜も台東区端の泪橋交差点から少し歩いた所にある「いろは商店街」に、ビニールシートのテントで寝ている方を含め35人ほどのホームレスの皆さんが私たちを待っていました。10年ほど前は、実測250mほどのアーケード(屋根がある)商店街で、そのころでもすでに8割方はシャッターを下ろして営業をしていない「シャッター商店街」になっていました。当時は屋根があって雨をしのげていましたから、シャッターの前に段ボールを囲って寝ることができましたね。あのころは120人ほどが来て、半数ほどの方が段ボールで囲って寝泊りしていました。今は40人~50人くらいです。

今日は、支援活動に集まった13人で、ホームレスの皆さんにおにぎり、マスク、ペットボトル、軍手、石鹸、歯ブラシ、髭剃り、靴下、上下の下着類、シャツ、ズボン、毛布、寝袋、風邪薬などをお配りしました。最近は、女性の方もいらっしゃいますから生理用品も配ります。おにぎりを配る時は、毎回約200〜350個ほどのおにぎりをカトリック板橋教会や松戸教会の信徒の皆さんの善意で作ってもらっています。私が以前所属していたカトリック町田教会も、かつては「山谷の会」があり、おにぎりを作って隅田川沿いで配布していましたが、会のメンバーが高齢化して解散しました。

支援活動に集まっている方の年齢構成は、私のような仕事帰りの60歳代の社会人、定年退職した70歳代の方や主婦は少数派ですが、中心になっているのは大学生や若い20歳代~30歳代の社会人です。たまに高校生も親子で参加しています。若い人たちは使命感を持って支援活動に取り組んでいる立派な人ばかりです。ところで、今週に入って冬本番となって急に最低気温がより低くなり、ホームレスの皆さんにとっては、明け方は厳しい寒くて寝られない季節となってきました。路上で寝る方も多く、雨が降ると衛生的にも極めて悪い環境になります。とにかく健康には気をつけてもらいたいですね。活動が終了してから反省会を行い、20時55分ごろに解散し、今はすでに帰りの電車の中にいます。
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教会日記2024.1.18(カトリック成城・聖タデオ教会「年間第二木曜日のミサ」木曜日) [教会日記]

今朝は、カトリック成城・聖タデオ教会で、7時からの「年間第二木曜日のミサ」に与りました。
カウントダウン:定年退職(3月31日)まで、あと73日です!
今日も寒い一日を迎えていますが、天気予報では今週の土日は雪になるとのことです( ̄▽ ̄;) 今夜は、山谷夜回りの会のホームレス支援活動です。ホームレスの皆さんにとっては、厳しい時期を迎えています。毛布数枚で寝ている方もおり、寒さの中での生活ですから健康が気になりますが、それよりも命の危険を感じます。過去に、一冬で1~2人が亡くなっておられます。なんとかこの時期を乗り切ってもらいたいものです。

ミサでは、能登半島地震でお亡くなりになられた方の永遠の安息と被災された皆さんに主の平安とお恵みがありますようお祈りし、被災地が一刻も早く復興できますようにとお祈りいたしました。
そして、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン
と、まず主を讃えて祈り、
次に、
「今日も清々しい一日を迎えさせていただき、
主の慈しみとご聖体を拝領させていただいたことに感謝申し上げます。」
と、主に感謝しました。

そして、
「天におられる私たちの父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私たちの主イエス・キリストによって。
アーメン」
と、主により頼む祈りを捧げ、

そして、
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」
と、主に私が福音宣教に派遣されることを祈りました。

終わりに、
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
と、『大天使聖ミカエルへの祈り』を祈りました。
今日も清々しい一日を迎えています!
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「キリスト教一致祈祷週間」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

2024年のキリスト教一致祈祷週間は、1月18日(木)〜25日(木)の期間で全世界で行われます。今回のテーマは、「あなたの神である主を愛しなさい、また、隣人を自分のように愛しなさい」(新約聖書:ルカによる福音書・第10章・第27節)です。キリスト教の諸教会では、毎年この1週間を“キリスト教一致祈祷週間”と定めています。切に祈られたイエス様の心を大事にして祈る期間です。
キリスト教会の歴史では、16世紀にルターによる宗教改革が起こり、キリスト教世界に対して、聖書(福音)の純粋な精神に立ち戻るように呼びかけました。しかし、歴史の中で政治や民族抗争などが絡み、教会分裂と混乱が生じました。20世紀になって、世界各地でキリスト者が教派を超えて一致しようという運動が盛んになり、1968年以来、毎年テーマを決めて、一致のための祈りがささげられています。
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今年は、教皇庁キリスト教一致推進省と世界教会協議会が共同で任命した国際チームが、2024年キリスト教一致祈祷集会のための資料を検討し、最終決定をする会合を、2022年9月25日から29日までローマで開催しました。
この資料の起草は、教皇庁キリスト教一致推進省から、ブルキナファソのエキュメニカル・チームに託され、エキュメニカルな召命を受けた同国のカトリック共同体であるシュマン・ヌフ協同体がまとめました。祈りと黙想の草稿作成にあたっては、カトリックのワガドゥグー大司教区、プロテスタント諸教会、エキュメニカルな各団体の代表者が協力を惜しみませんでした。
ブルキナファソの政治的・社会的状況は不安定ですが、そのような状況下でキリスト教一致祈祷週間の小冊子を準備することは、キリストの愛がすべてのキリスト者を結び付け、その分裂よりも強いものであることを認識する助けとなりました。
日本でも、世界に広がる教会と心を合わせてキリスト者の一致を祈るため、カトリック中央協議会と日本キリスト教協議会が共同で翻訳した資料を小冊子『キリスト教一致祈祷週間』として発行し、ポスターとともにご案内しています。小冊子には以下の内容が盛り込まれています。
・その年のテーマの解説
・エキュメニカル礼拝式文
・八日間の聖書の黙想と祈り
・作成担当国のエキュメニズムの現状
この小冊子は、キリスト教一致祈祷週間の期間だけでなく、一致を求める個人の祈りや共同の祈りのために年間を通して用いることができるよう配慮されています。
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「聖マルガリタ」のお話し [聖人・福者・尊者]

今日1月18日は典礼歴にはありませんが、聖マルガリタ(ハンガリ:1242年1月27日~1270年1月18日)の記念日です。
ハンガリー王国アールパード朝の王女で、ハンガリー国王ベーラ4世とマリア・ラスカリナ王妃の第9子です。28歳の若さでこの世を去りました。1943年11月19日、教皇ピウス12世によって列聖され、祝日は命日の1月18日と定められました。
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クロアチア王国のクリスの要塞において、10人兄弟の9番目の娘として生まれ、モンゴル帝国のハンガリーへの侵攻による政情不安のため、両親はブダペストのドミニコ会修道院に4歳のマルギトを預けました。マルガリタは12歳になると修道女になることを決意して、ボヘミア王オタカル2世からの結婚の申し込みを始め、全ての縁談を断り、修道女としてのつましい暮らしを望みました。
マルガリタは、四旬節の間はほとんど何も食べず眠らずに過ごし、自ら進んで汚い仕事を行いました。祈りと苦行に励み、謙遜な態度を保ち、貧しい人々への寛大な愛を行なった彼女は、人々から慕われました。マルガリタが王女のころ、彼女のもとで働き使えていた召使いのアグネスは、「王女でありながら、私たちより謙遜な方であった。」と語っています。マルガリタは、絵画では通常、「手に本と白い百合の花(アトリビュート)」を持った姿で描かれています。遺物の一部はハンガリーのエステルゴム、パンノンハルマ、ジェールに保存されています。

【アトリビュート】
西洋絵画、特に宗教画(キリスト教絵画)には、「アトリビュート(=持物:じぶつ)」というものがあります。これは、絵を描く時の“約束事”として、特定の人物(聖人など)に密接に結びつけられたもの、例えば花、動物、小物、道具や背景などが画かれるのです。
例えば、聖母マリア様ですと、必ず画かれているのが純潔の象徴である「百合の花」ですね。「受胎告知」の絵で、大天使ガブリエルが百合の花を持っています。そして、天の真実を意味する「青色(濃紺色)のマント」です。「祈りの聖母」と「悲しみの聖母」の絵もそうですね。他にも、「12の星の冠」や足の下に「三日月」と「蛇」が画かれています。聖母マリア様の絵を見るときはよく観察しましょうね。
他にも、聖母マリアの夫である聖ヨセフは、大工であったことから大工道具がアトリビュートになっていますし、聖アガタは、乳房を切り取られたことから、乳房がアトリビュートになっています。旧約聖書の「トビト記」に出てくるトビアスを描いた絵は、必ず魚が画かれています。(「トビト記」を読めばわかります。)マグダラのマリアの絵は、必ず香油の壺とドクロが画かれています。
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