教会日記2023.4.8(カトリック町田教会「聖土曜日・復活の主日・聖なる復活の徹夜祭のミサ」土曜日) [教会日記]

今夜は、以前所属していたカトリック町田教会の18時30分からの「主の過越しの聖なる3日間」の第3目「復活の主日・聖なる復活の徹夜祭のミサ」に与りました。大聖堂、小聖堂、信徒館合わせて600人くらいは集まっていたと思います。
今夜からイエス・キリストがお墓に葬られた後の大安息日で、イエス・キリストの受難と死をしのんで復活の準備をする日です。復活徹夜祭の典礼は、会衆(信徒)全員がローソクを持って行われる第一部「光の祭儀」、そして第二部「ことばの典礼」、第三部「洗礼と堅信」、第四部「感謝の典礼」の4つで構成されました。特徴としては、典礼の中で「洗礼の儀(洗礼式)」が行われ、これは約2,000年前のキリスト教初代教会時代からの伝統になっています。「復活の主日・聖なる復活の徹夜祭のミサ」の詳しいことは、このブログの今朝の記事に書きましたのでお読みください。
◯町田教会の聖堂入口右側にある聖母子像です。まわりの花壇の花が綺麗ですね!
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「復活の聖なる徹夜祭」は、
第一部「光の祭儀」で火の祝福と任意ですがローソクの祝福が行われます。典礼聖歌341番「キリストの光」を歌いながら司祭を先頭にして会衆が行列して入堂しました………と書きたいところですが、今年も会衆のローソク行列入堂はありませんでした。
第二部は「ことばの典礼」で、毎年、旧約聖書から第一朗読として「創世記」を朗読、第三朗読で「出エジプト記」を朗読、第七朗読で「エゼキエルの予言」を朗読し、続いて新約聖書から「使徒パウロのローマの教会への手紙」が朗読されました。福音朗読は、今年はA年ですから「マタイによる福音書」の朗読でした。

◯新約聖書:マタイによる福音書・第28章・第1~第10節
<復活の朝>
「さて安息日が終わり、週の第一日が明け初めるころ、マグダラのマリアと、もう一人のアリアが墓を見に来た。すると突然、大きな地震が起こった。それは、主の使いが天から降って石に近づき、石を脇へ転がして、その上に座ったからである。その姿は稲妻のように輝き、その衣は雪のように白かった。見張りの者たっちは、恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになった。み使いは婦人たちに言った。「恐れることはない。十字架につけられたイエスを捜してるのでろうが、その方は、ここにはおられない。かねて仰せになったとおり、復活された。さあ、入って納められていた場所を見るがよい。そして、急いて行って、弟子たちにこう伝えなさい。『イエスは死者の中から復活された。あなた方よりも先にガリラヤに行かれる。あなた方はそこでイエスにお会いできる。』これが、あなた方に伝えることです」。婦人たちは大喜びで、急いで墓を立ち去っると、弟子たちに知らせるために走っていった。すると、イエスが彼女らの行く手に立っておられ、「おはよう」と声をかけられた。彼女たちは近寄って、イエスの足を抱き、その前にひれ伏した。すると、イエスは仰せになった、「恐れることはない。行って、わたしの兄弟たちに、ガリラヤに行くよう告げ知らせなさい。そこでわたしに会える。」 
『原文校訂による口語訳フランシスコ会聖書研究所訳注聖書』から

第三部「洗礼式の儀」では、まず①洗礼志願者:子ども6人、大人10人の紹介、②連願(諸聖人の取り次ぎを願う歌)、③水の祝福、④悪霊の拒否、⑤信仰宣言(続いて洗礼が行われます)、⑥聖香油の塗油、⑦白衣の授与、⑧ろうそくの授与、⑨洗礼名の授与となります。続いて「堅信の儀」となり、①按手、②塗油となります。そして会衆(信徒)全員に対して「洗礼の約束の更新」が行われ、①信仰宣言、②聖水の撒布がありました。今日の復活徹夜祭で町田教会を訪れたのは、私の大親友のご婦人で、お嬢さんのご主人が洗礼を受けるからです。洗礼の前に思いっきり祝福しました!(^◇^)

ミサは第四部「感謝の典礼」を含めて、18時に始まり20時45分に終わりました。町田教会は、会衆全員で聖歌を歌いました。もちろんマスク着用ですが、全部で聖歌を10曲くらい歌ったのではないでしょうか!( ̄◇ ̄;) いゃ〜今日はよく歌いました(⌒-⌒; ) 私は、2012年4月7日にこの「復活の聖なる徹夜祭」で洗礼を授けてもらい11年が経ちました。クリスチャンとなって11年が経ったということですね。これからも、主であるイエス・キリストの教えにしたがい、「隣人への愛と赦し」の教えを実践してまいります。主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが皆さんと共にありますように。アーメン
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聖歌日記2023.4.8(聖歌練習!) [聖歌日記]

今日は、カトリック成城・聖タデオ教会で、明日9日(日)復活祭・日中のミサで聖歌奉仕する聖歌の練習に行ってきました。16時から30分ほど練習しました。「復活の続唱」の先唱とアレルヤ唱は独唱です。明日は、昨夜のリベンジです!
聖歌奉仕の聖歌は次のとおりです。
入祭の歌:典礼聖歌集・第345番「わたしは復活し」
答唱詩編:典礼聖歌集・第87番「きょうこそ神がつくられた日」
典礼聖歌351番「復活の続唱」(先唱独唱)
アレルヤ唱:典礼聖歌集・第266番「主の復活」(独唱担当)
奉納の歌:典礼聖歌集・第49番「神の名は」
拝領の歌:典礼聖歌集・第18番「いのちあるすべてのものに」
以上の6曲です。
この後、カトリック町田教会で行われる「復活の聖なる徹夜祭」のミサに与ります。私の大親友であるご婦人のお嬢さんのご主人が洗礼を受けます。
◯成城教会のハナミズキです。まだ満開ではありませんね。満開が楽しみです!
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◯第345番「わたしは復活し」についてのお話しをご紹介いたします。
この聖歌について、成城教会の山本主任司祭(神父様)が、以前に東京カテドラル聖マリア大聖堂・カトリック関口教会の主任司祭をお勤めの時に、関口教会のホームページに書かれた記事がありますので掲載いたします。
「復活節に歌われる典礼聖歌の一つに「わたしは復活し」がある。その歌詞は、復活の主日のミサの入祭唱からとられている(詩編139からのかなりの意訳である)。「わたしは復活し、あなたとともにいる。あなたはわたしの上に手をのべられた。あなたの知恵ははかりがたい。アレルヤ」(典礼聖歌345)
それでは、この歌詞の「わたし」とはだれのことだろうか。「あなた」とはだれのことだろうか。実は、「わたし」とは「復活のキリスト」、「あなた」とは「父なる神」であり、復活のキリストが父なる神をたたえている言葉なのである。今日のミサでも復活のキリストがわたしたちの真ん中におられ、父なる神をたたえて「わたしは復活し、あなたとともにいる。…」と歌っておられる。わたしたちもキリストのからだとしてキリストと一つになって、「あなたの知恵ははかりがたい。アレルヤ」と唱和するのである。」
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「聖土曜日・復活の主日・聖なる復活の徹夜祭」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

今日4月8日(土)は、「主の過越しの聖なる3日間」の三日目「聖土曜日・復活の主日・聖なる復活の徹夜祭」です。日没後からイエス・キリストがお墓に葬られた後の大安息日で、イエス・キリストの受難と死をしのんで復活の準備をする日です。復活徹夜祭の典礼は、会衆(信徒)全員がローソクを持って行われる第一部「光の祭儀」、そして第二部「ことばの典礼」、第三部「洗礼と堅信」、第四部「感謝の典礼」の4つで構成されます。特徴としては、典礼の中で「洗礼の儀(洗礼式)」が行われることですが、これは約2,000年前のキリスト教初代教会時代からの伝統になっています。

次の絵《キリストの復活》は、イタリアの画家ピエロ・デラ・フランチェスカによって制作された作品です。制作年は1463年から1465年で、現在、イタリアのサンセポルクロ市立美術館に所蔵されています。
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「復活の聖なる徹夜祭」は、第一部「光の祭儀」で火の祝福と任意ですがローソクの祝福が行われます。典礼聖歌341番「キリストの光」を歌いながら行列して入堂します。ただ、この2年はコロナ渦にありましたから中止していました。最近はコロナ渦が収まってきてマスクが自由になりましたから、ローソクを持って行列での入堂を行う教会もあるのではないでしょうか。
第二部は「ことばの典礼」で、毎年、旧約聖書から第一朗読として「創世記」をが朗読、第三朗読で「出エジプト記」を朗読、第七朗読で「エゼキエルの予言」を朗読し、続いて新約聖書から「使徒パウロのローマの教会への手紙」が朗読されました。福音朗読は、今年はC年ですから「ルカによる福音書」の朗読でした。

◯新約聖書:ルカによる福音書・第24章・第1~第12節
「さて、週の初めの日、明け方早く、婦人たちは用意しておいた香料を持って墓に来た。見ると、石が墓から転がしてあった。中に入ってみると、主イエスの遺体は見あたらなかった。そこで彼女たちが途方に暮れていると、突然、輝く衣を着た二人の人が彼女たちのそばに現れた。彼女たちは恐れおののいて、地に顔を伏せていると、二人が言った。「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか。その方はここにはおられない。復活された。まだガリラヤにおられたころ、あなた方に仰せになったことを思い出しなさい。『人の子は罪びとたちの手に渡され、十字架につけられ、三日目に復活する』と、仰せになったことを」。そこで、彼女たちはイエスの言葉を思い出した。そして墓から帰ると、十一人の使途とほかのすべての人々に、これらのことを一つ残らず告げ知らせた。この婦人たちは、マグダラのマリアとヨハナ、そしてヤコブの母マリアであった。彼女たちとともにいた他の婦人たちも、これらのことを使徒たちに話した。しかし、使徒たちには、この話はたわごとのように思われたので、彼女たちを信用しなかった。しかし、ペトロは立ち上がって墓に走っていった。身をかがめて中をのぞくと、亜麻布しか見あたらなかった。そこで、この出来事に驚きながらいえに帰った。」
『原文校訂による口語訳フランシスコ会聖書研究所訳注聖書』から

「洗礼式の儀」は、教会によって式次順に多少の違いがありますが、一般的にはまず①洗礼志願者の紹介、②連願(諸聖人の取り次ぎを願う歌)、③水の祝福、④悪霊の拒否、⑤信仰宣言(続いて洗礼が行われます)、⑥聖香油の塗油、⑦白衣の授与、⑧ろうそくの授与、⑨洗礼名の授与となります。続いて「堅信の儀」となり、①按手、②塗油となります。そして会衆(信徒)全員に対して「洗礼の約束の更新」が行われ、①信仰宣言、②聖水の撒布があります。

私は、2012年4月7日(土)に行われた「復活の聖なる徹夜祭」で、カトリック町田教会の当時の主任司祭であった小池亮太神父さまから洗礼を授けてもらい、すでに11年が経ちました。キリスト者(クリスチャン)となって11年が経ったということですね。これからも、主であるイエス・キリストの教えにしたがい、「隣人への愛と赦し」の教えを実践してまいります。主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが皆さんと共にありますように。アーメン
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