教会日記2023.4.1(カトリック町田教会「聖週間:受難の主日(枝の主日)」土曜日) [教会日記]

今夜は、カトリック町田教会で18時30分からの「受難の主日(枝の主日)のミサ」に与らせていただきました。今日4月1日(土)夕刻から「復活祭(イースター)」前の「聖週間」が始まり、今夜から明日は「受難の主日(枝の主日)」です。聖週間及び受難の主日(枝の主日)の詳細については、今朝このブログに掲載した「聖週間のお話し」を是非ともお読みください。
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-04-01
◯町田教会の祭壇正面です。シュロの葉が飾られていますね。
92B05E38-224E-4EC7-A20B-A0ECD482F485.jpeg
前後しますが、ミサが終わってから、3月31日(金)をもって、林正人神父様が町田教会の主任司祭から東京カトリック神学院養成者に異動され、助任の小田武直神父様がカトリック東京大司教区本部事務局次長に異動されました。すでに本日から新任地でご勤務されていますが、信徒の皆さんにお別れのご挨拶をということで、お忙しいところ町田教会においでいただきました。
そこで、今夜のミサに与った信徒を代表して感謝のご挨拶をさせていただきました。ご指名でしたのでご挨拶をお受けいたしましたが、私は、新型コロナウイルス感染症が始まった2020年6月1日付けで、町田教会から同じ東京大司教区多摩南宣教協力体のカトリック成城・聖タデオ教会に移籍した者ですから所属違いなのですが、なにかとご縁もありお引き受けしたしだいです。

林神父様は、何と言っても私が町田教会の運営委員会議長(委員長)を務めた2017年にカトリック大森教会から町田教会に異動されたのでした。この年は、夏の「平和旬間」の主担当教会となり、2年に1回開催する秋の「ヤコブ祭」の開催年となっており、林神父様は町田教会が初めて、私は運営委員会議長が初めてということで、何かと大変な年でした。しかし、新しい町田教会を築こうと神父様とよくお話しをさせていただき、ご指導とご支援をいただいたことを昨日のように覚えています。もう感謝、感謝しかありませんね。本当に6年間ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

今日のミサは、通常のミサではなく、この日の典礼の最大の特徴は、司祭(神父様)と複数の朗読者、さらには会衆全員の参加による「イエスの受難の朗読」が行われることです。とにかく詳しいことは、前述した「聖週間のお話し」を是非ともお読みください。https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-04-01

ミサの終わりに私的なお祈りです。
まず、主を讃える祈りです。
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン」
と祈り、
そして、主に感謝です。
「今日も清々しい一日を迎えさせていただき、
主の慈しみとご聖体を拝領させていただいたことに感謝申し上げます。」

次に、主により頼む祈りです。
「天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。
アーメン」
と祈り、

そして、主に派遣の祈りです。
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」
と祈り、

終わりに、『大天使聖ミカエルへの祈り』です。
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
と祈りました。
nice!(0)  コメント(0) 

2023年3月の訪問教会・支援活動記録 [訪問教会・支援活動記録]

昨日掲載するのを忘れていました( ̄▽ ̄;)
今月3月の日曜日10時からの主日のミサは、相変わらず聖歌隊5~6人一組の担当制で歌っています。なお、4月からは土曜日の主日のミサは、16時開式からコロナ渦以前の18時開式に戻ります。
今月は31日間ある中の31日間(100%)を3つの教会・修道院に31回訪問し、31回ミサに与って31回ご聖体を拝領させていただきました。また、ホームレス支援活動は2回参加しました。なお、カトリック相模原教会には、8回もミサに与らさせていただきました。ちなみに、1月30日から61日連続してミサに与っています。

1日(水)成城教会:四旬節第一水曜日のミサ・7時から・7時から
2日(木)成城教会②:四旬節第一木曜日のミサ・7時から・7時から
  〃  支援活動:山谷夜回りの会・19時30分から
3日(金)麹町・聖イグナチオ教会:初金のミサ・四旬節第一金曜日のミサ・18時から
4日(土)神奈川県相模原市・相模原教会:四旬節第一土曜日のミサ・7時から
5日(日)神奈川県相模原市・相模原教会②:四旬節第二主日のミサ・7時から
6日(月)成城教会③・四旬節第二月曜日のミサ・7時から
7日(火)成城教会④:四旬節第二火曜日のミサ・7時から
8日(水)成城教会⑤:四旬節第二水曜日のミサ・7時から
9日(木)成城教会⑥:四旬節第二木曜日のミサ・7時から
10日(金)成城教会⑦:四旬節第二金曜日のミサ・7時から(先唱奉仕)(1月30日から連続40日)
11日(土)神奈川県相模原市・相模原教会③:四旬節第二土曜日のミサ・7時から
12日(日)神奈川県相模原市・相模原教会④:四旬節第三主日のミサ・7時から
  〃  成城教会⑧:11時から聖歌隊聖週間の練習・13時から19日の聖歌練習
13日(月)成城教会⑨:四旬節第三月曜日のミサ・7時から
14日(火)成城教会⑩:四旬節第三火曜日のミサ・7時から
15日(水)成城教会⑪:四旬節第三水曜日のミサ・7時から
16日(木)成城教会⑫:四旬節第三木曜日のミサ・7時から
  〃  支援活動②:山谷夜回りの会・19時30分から
17日(金)成城教会⑬:日本の信徒発見の聖母の祝日のミサ(四旬節第三金曜日)・7時から(先唱奉仕)
18日(土)神奈川県相模原市・相模原教会⑤・四旬節第三土曜日のミサ・7時から
19日(日)成城教会⑭:四旬節第四主日のミサ・10時から(聖歌奉仕・8時から聖歌個人練習、9時から聖歌隊練習)
20日(月)成城教会⑮:聖ヨセフの祭日のミサ(四旬節第四月曜日)・7時から(朗読奉仕)(1月30日から連続50日)
21日(火)神奈川県相模原市・相模原教会⑥・四旬節第四火曜日のミサ・9時から
22日(水)成城教会⑯:四旬節第四水曜日のミサ・7時から
23日(木)成城教会⑰:四旬節第木月曜日のミサ・7時から
24日(金)成城教会⑱:四旬節第金月曜日のミサ・7時から(先唱奉仕)
25日(土)神奈川県相模原市・相模原教会⑦・神のお告げの祭日のミサ( 四旬節第四土曜日)・7時から(朗読奉仕)
26日(日)神奈川県相模原市・相模原教会⑧・四旬節第五主日のミサ・7時から(朗読奉仕)
27日(月)成城教会⑲:四旬節第五月曜日のミサ・7時から
28日(火)成城教会⑳:四旬節第五火曜日のミサ・7時から(朗読奉仕)
29日(水)成城教会⑳:四旬節第五水曜日のミサ・7時から
30日(木)成城教会⑳:四旬節第五木曜日のミサ・7時から(1月30日から連続60日)
31日(金)成城教会⑳:四旬節第五金曜日のミサ・7時から(先唱奉仕)
以上です。
nice!(0)  コメント(0) 

「聖週間」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

今日4月1日(土)の夕刻から「聖週間」が始まります。今夜から明日は「受難の主日(枝の主日)」です。キリスト教会において「降誕祭(クリスマス)」と並んで最も重要な「復活祭(イースター)」前の「聖週間」が始まりました。4月9日(日)の「復活祭(復活の主日)」の前日までの一週間を「聖週間(せいしゅうかん)」といいます。また「受難週(じゅなんしゅう)」ともいいますが、この受難とは、イエス・キリストが十字架で磔刑(たっけい:十字架のはりつけの刑)されたことをいいます。
今夜4月1日(土)から明日の4月2日(日)は「受難の主日=枝の主日(えだのしゅじつ)」で、月曜日からは次のようになります。
4月3日(月)は「受難の月曜日」
4月4日(火)は「受難の火曜日」
4月5日(水)は「受難の水曜日」
4月6日(木)は「聖木曜日(主の晩餐の夕べのミサ)」
4月7日(金)は「聖金曜日(主の受難の祭儀)」・「過ぎ越しの聖なる断食(大斎・小斎)」
4月8日(土)は「聖土曜日」・夜から「復活の主日(復活祭)・復活の聖なる徹夜祭(ふっかつのせいなるてつやさい)」です。通常はこの復活の聖なる徹夜祭で「洗礼式」が行われます。6日(木)からは最も重要な「聖なる三日間」となります。

4月9日(日)は「復活の主日(復活祭)・日中のミサ」です。
◇受難の主日=枝の主日(えだのしゅじつ:「棕梠(シュロ)の主日」ともいいます)
聖週間の初日となる「受難の主日=枝の主日」は、キリスト教カトリック教会では祝日で、復活祭の一週間前の日曜日に当たります。この祝日は、イエス・キリストが子ろばに乗り、エルサレムに入城した時を記念するものです。新約聖書の「ヨハネによる福音書」では、エルサレムに来たイエス・キリストを、イエス・キリストの通る道で棕梠(シュロ)の木の枝を振ったり道に敷きつめたりして、「ホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように、イスラエルの王に。」と叫び喜び迎えました。

このイエス・キリストがエルサレムに入城した時の、その群衆の様子をミサの中で思い起こすため、皆さんは聖歌を歌いながら、棕梠(シュロ)の枝をもって神父様から祝別(祝福)のため、聖水をかけてもらいます。その日が今夜と今日のミサとなります。祝福(祝福)を受けた枝はもらって帰り、来年の「灰の水曜日」の前に、灰を作るために教会で集めるまで家の中に飾っておきます。
また、この日の典礼の最大の特徴は、司祭(神父様)と複数の朗読者、さらには会衆(=信徒)全員の参加による「イエスの受難の朗読」が行われることです。朗読は今年は典礼の聖書朗読配分がA年ですので、『マタイによる福音書』の第27章・第11〜第54節からとられています。多くの教会では、イエス・キリスト役は司祭(神父様)、ローマ帝国のシリア州総督であったポンティオ・ピラト役は信徒から1人、群集役は会衆全員で語り手は信徒から1人です。悲しくも感激のある朗読となります。

ピーテル・パウル・ルーベンス作の「キリストのエルサレム入城」で 1632年の作品です。シュロの葉を手にしてイエス様に振ってますね。フランス最古の美術館の一つである「ディジョン美術館」蔵です。
FEEA110C-56E5-4B12-9F6F-06CED895BC63.jpeg
〈入城の福音〉
今年のミサにおける聖書朗読配分が「A年」となっていますから、次の『マタイによる福音書』が朗読されます。ミサでは、司祭と十字架を先頭にして、会衆(信徒)が行列して聖堂に入ります。
◯新約聖書:マタイによる福音書・第21章・第1~第11節
「一行がエルサレムに近づいて、オリーブ山に面したベトファゲに来たとき、イエスは二人の弟子を使いに出そうとして、言われた。「向こうの村へ行きなさい。するとすぐ、ろばがつないであり、一緒に子ろばのいるのが見つかる。それをほどいて、私のところに引いて来なさい。もし、誰かが何か言ったら、『主がお入り用なのです』と言いなさい。すぐ渡してくれる。」それは、預言者を通して言われたことが実現するためであった。
「シオンの娘に告げよ。
『見よ、あなたの王があなたのところに来る。
へりくだって、ろばに乗り、
荷を負うろばの子、子ろばに乗って。』」
弟子たちは行って、イエスが命じられたとおりにし、ろばと子ろばを引いて来て、その上に上着を掛けると、イエスはそれにお乗りになった。大勢の群衆が自分の上着を道に敷き、また、ほかの人々は木の枝を切って道に敷いた。群衆は、前を行く者も後に従う者も叫んだ。
「ダビデの子にホサナ。
主の名によって来られる方に
祝福があるように
いと高きところにホサナ。」
イエスがエルサレムに入られると、都中の人が、「一体、これはどういう人だ」と言って騒いだ。群衆は、「この方は、ガリラヤのナザレから出た預言者イエスだ」と言った。」
『聖書協会共同訳聖書』から

◇聖木曜日「主の晩餐」(この日のミサは「主の晩餐の夕べのミサ」と言います。)
聖木曜日(せいもくようび)は、復活祭前の週の木曜日のこと。「洗足木曜日(せんぞくもくようび)」とも呼ばれます。聖木曜日からの三日間は特に尊重され、「聖なる三日間」と呼びます。イエス・キリストと使徒たちの「最後の晩餐(さいごのばんさん)」を記念する日であり、その席でイエスが(へりくだりの行いとして)弟子たちの足を洗ったという記述が福音書に見られるため、「洗足木曜日」という呼称が生まれました。また、カトリック教会ではこの日を「司祭職の制定の日」としており、司教が司祭たちに聖香油を渡す慣習があります。
◯新約聖書:コリントの信徒への手紙一・第11章・第23〜第26節
「私があなたがたに伝えたことは、私自身、主から受けたものです。すなわち、主イエスは、引き渡される夜、パンを取り、感謝の祈りを献げてそれを裂き、言われました。『これは、あなたがたのための私の体である。私の記念としてこのように行いなさい。』
食事の後、杯も同じようにして言われました。『この杯は、私の血による新しい契約である。飲む度に、私の記念としてこれを行いなさい。』だから、あなたがたは、このパンを食べ、この杯を飲む度に、主が来られるときまで、主の死を告げ知らせるのです。
『聖書協会共同訳聖書』から

◯新約聖書:ヨハネによる福音書・第13章・第1〜第15節 ※「洗足」
「過越祭の前に、イエスは、この世から父のもとへ移るご自分の時が来たことを悟り、世にいるご自分の者たちを愛して、最後まで愛し抜かれた。夕食のときであった。すでに悪魔は、シモンの子イスカリオテのユダの心に、イエスを裏切ろうとする思いを入れていた。イエスは、父がすべてをご自分の手に委ねられたこと、また、ご自分が神のもとに帰ろうとしていることを悟り、夕食の席から立ち上がって上着を脱ぎ、手拭いを取って腰に巻かれた。それから、たらいに水を汲んで弟子たちの足を洗い、腰に巻いた手拭いで拭き始められた。(中略)こうしてイエスは弟子たちの足を洗うと、上着を着て、再び席に着いて言われた。「私があなたがたにしたことが分かるか。あなたがたは、私を『先生』とか『主』とか呼ぶ。そう言うのは正しい。私はそうである。それで、主であり、師である私があなたがたの足を洗ったのだから、あなたがたも互いに足を洗い合うべきである。私があなたがたにしたとおりに、あなたがたもするようにと、模範を示したのだ。」
『聖書協会共同訳聖書』から

◇聖金曜日「主の受難」
聖金曜日(せいきんようび)は、復活祭前の週の金曜日のこと。「主の受難日」とも呼ばれます。『ヨハネによる福音書:第18章・第1〜第19節・42節』にある記述をもとにイエスの受難を思い起こす特別な典礼や祈りが行われます。カトリック教会では聖金曜日には断食を行う習慣があます。断食といっても完全な絶食ではありませんが、「大斎(たいさい)」と「小斎(しょうさい)」を行います。「大斎・小斎」の説明は、このブログの「灰の水曜日のお話し2023.2.22」をお読みください。
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-02-22-1
nice!(0)  コメント(0)