職場のデスク:その126(仕事カバン!) [職場のデスク&カウンター]

東京の渋谷区神宮前にある革鞄工房の「HERZ(ヘルツ)」のもう一つのブランド工房「Organ(オルガン)」の二本手ファスナービジネスバッグ(ブリーフケース)です。革は、イタリアのタンナー「バダラッシィ・カルロ社」製のミネルバリスシオを使用しています。色はカスターニョ(焦げ茶色)です。
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以前から欲しくて中古で安く買ったものですから、小さな疵がたくさんあって、近くで見ると少々目立ちます(; ̄O ̄)お店の話しでは、このカバンは自然な風合いを生かすため、革の表面に大きな加工を施しておらず、小さなキズやシワが隠れにくく爪傷が付きやすいという特徴があるそうです。イタリアンレザーはオイルを多く含んでいるので、使いながら経年変化(エイジング)で色が濃くなり、疵が目立たなくなるの待つしかないですね(⌒-⌒; ) この歳になると、新品でなくていいですし、多少疵があってあまり気にならないようになりました。まぁ、カバンは使ってなんぼ!ですから。
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「聖アントニオ」のお話し [聖人・福者・尊者]

今日6月13日(土)は、聖アントニオ(パドバ)司祭教会博士の記念日です。このブログに「聖アントニオの祈り2017.1.17」として掲載してから3回目の掲載となります。
私は、教会に通いだして9年(洗礼を受けて8年)になります。その間に過去9回(1年に1回ペースで)電車や駅に忘れ物をしましたが、8回は見つかっています。後の1回は、忘れたことを忘れてました( ̄◇ ̄;)その紛失物を見つける手助けをしてくれたのが、私が崇敬する聖アントニオ様です………ある意味、一番お世話になっている聖人ですね(⌒-⌒; )

ある時、家に着いてから高価な本を電車の中に忘れたことに気がつき、駅の遺失物係に電話をしたのですが、電話の前に「聖アントニオ様、聖アントニオ様、聖アントニオ様、お願いです!なくした本を見つけてください!」と心の中で唱えました。そして電話をすると「電車の中に本を……」と話したところで、どういうわけか本のタイトルも大きさも話していないのに、いきなり「ありますよ。」と言われ、びっくりしたことがありました。見つかったのです!聖アントニオ様に感謝、感謝でした!伝説(言い伝え)によると、探し物のお願いのお祈りの最初に、聖アントニオ様を3回唱えるといいそうですよ。

次の絵は、スペインの画家マリアーノ・サルバドール・マエーリャの作品「パドヴァの聖アントニオ(1787)」です。
聖アントニオ.jpg
聖アントニオは、1195年にポルトガルのリスボンに生まれました。5歳のときに修道会のアウグスチノ会に入り、司祭となりましたが、アフリカ宣教の望みを抱き、長上の許可を得てフランシスコ会に入りました。殉教の覚悟でアフリカのモロッコに渡りましたが、まもなく病気になり帰国。その後、フォル市郊外のモンテ・パオロで、修道司祭として生活しました。
あるとき、市の新司祭の祝賀会の席上、聖アントニオは長上から即座に演説を命じられで非常に良い話をしました。これを機に説教家として彼の才能が認められ、イタリアやフランスを巡って福音を伝え、多くの人々を回心に導きました。1231年6月13日に36歳の若さで帰天(きてん:神の国に帰ること)し、その遺骸はパドバの聖堂に安置されています。その墓で多くの奇跡が起こったといわれています。伝承では魚たちさえも、彼の語りかけを聞くことを愛したといいいます。聖アントニオは、紛失物を捜すときの助け手、貧困、婚姻・花嫁の守護の聖人として知られています。これからご結婚される花嫁さんは、結婚生活が幸せなものになるようお祈りしてくださいね。

「聖アントニオの祈り」は次のとおりです。(文語です。)
「ああ善き優しき聖アントニオよ、御身の天主への愛と主の被造物への配慮は御身を尊むべきものとなし、かつ奇跡的力をこの世において有させ給えり。
この不安と苦難の瞬間において我が助けに来り給え。
御身の熱烈なる天主への愛は、御身の御腕に聖なる幼な子を抱くにふさわしきものとなしたり。
我がつつしみて願うものを御子にささやき給え。
(ここでなくした物が見つかるようにお願いする。)
もしこれが天主の更なる栄光と、我が霊魂の救いとならば。 
アーメン。」

次のお祈りもあります。
「親愛なるパドヴァの聖アントニオ
栄光に満ちた神の僕
あなたは功徳と奇跡で名高い方
なくしたものが見つかるように
私たちを助けて下さい。
私たちが誘惑にさらされる時
あなたが助けて下さいますように
神の御旨を探し求められる小道を照らして下さい。
罪によって壊された恵みの生活を
再び見つけることが出来るよう助けて下さい。
そしてキリストが約束された
栄光へと私たちをお導き下さい。
アーメン」
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