教会日記その二2023.8.15(カトリック相模原教会「聖母の被昇天の祭日のミサ」火曜日) [教会日記]

先ほど、カトリック成城・聖タデオ教会での7時からの「聖母の被昇天の祭日のミサ」に与りましたが、終わってから移動し、引き続きカトリック相模原教会での9時30分からの「聖母の被昇天の祭日」に与りました。聖歌も歌い、とってもいいミサでした。「聖母の被昇天の祭日」の詳細については、このブログに今朝掲載した「聖母の被昇天のお話し」をお読みください。また、今日は終戦記念日であり、「日本カトリック平和旬間」の最終日で閉幕となります。「平和旬間」のことは、このブログの2023年8月5日(土)に掲載した「教会日記2023.8.5(カトリック成城・聖タデオ教会「主の変容の祝日のミサ」土曜日)」をお読みください。
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-08-05-3

ミサでは、「聖母の被昇天」の祭日を記お祝いしてお祈りしました。
そして、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン」
と、まず主を讃えて祈り、
次に、
「今日も清々しい一日を迎えさせていただき、
主の慈しみとご聖体を拝領させていただいたことに感謝申し上げます。」
と、主に感謝しました。

そして、
「天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。
アーメン」
と、主により頼む祈りを捧げ、

そして、
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」
と、主に私が福音宣教に派遣されることを祈りました。

終わりに、
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
と、『大天使聖ミカエルへの祈り』を祈りました。
今日も清々しい日を迎えています!
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教会日記2023.8.15(カトリック成城・聖タデオ教会「聖母の被昇天の祭日のミサ」火曜日) [教会日記]

今朝は、カトリック成城・聖タデオ教会で、7時からの「聖母の被昇天の祭日のミサ」に与りました。台風の影響で交通機関が心配されましたが、無事に教会に着いてミサに与ることができました。台風の直撃を受けている皆さん、特に近畿・東海地方の皆さんが、災害に遭うことなく無事でありますようお祈りいたします、
さて、今日は「聖母の被昇天の祭日」です。毎日聖母マリア様にお祈りしていますが、今日も聖母マリア様に清い心でお祈りを捧げました。「聖母の被昇天の祭日」の詳細については、このブログに今朝掲載した「聖母の被昇天のお話し」をお読みください。また、今日は終戦記念日であり、「日本カトリック平和旬間」の最終日で閉幕となります。「平和旬間」のことは、このブログの2023年8月5日(土)に掲載した「教会日記2023.8.5(カトリック成城・聖タデオ教会「主の変容の祝日のミサ」土曜日)」をお読みください。
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-08-05-3

ミサでは、「聖母の被昇天」の祭日を記お祝いしてお祈りしました。
そして、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン」
と、まず主を讃えて祈り、
次に、
「今日も清々しい一日を迎えさせていただき、
主の慈しみとご聖体を拝領させていただいたことに感謝申し上げます。」
と、主に感謝しました。

そして、
「天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。
アーメン」
と、主により頼む祈りを捧げ、

そして、
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」
と、主に私が福音宣教に派遣されることを祈りました。

終わりに、
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
と、『大天使聖ミカエルへの祈り』を祈りました。
今日も清々しい日を迎えています!
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「聖タルチシオ助祭殉教者」のお話し [聖人・福者・尊者]

今日8月15日は、「聖母の被昇天」の祭日ですが、「聖タルチシオ助祭殉教者」の記念日でもあります。聖タルチシオ(タルチジオ、タルチシウス)は、3世紀のカトリック教会の殉教者です。カトリック教会での霊名日は8月15日(聖母の被昇天と同日)です。
◯アレクサンドル・ファルギエール作の「聖タルチシオの殉教(1868年)」です。胸にご聖体を抱いている姿です。フランスのパリ市にあるオルセー美術館に収蔵されています。
聖アルチシオ.jpg
聖タルチシオは、「聖体の奉仕者」です。ローマ帝国の治世下では、キリスト教は弾圧され迫害されていたため、キリスト教の信仰を持った人たちはカタコンベ(地下墓地)などで密かに集まり、祈りを捧げて信仰を守っていました。その祈りで重要になるのは司祭によって聖別されたご聖体であり、ミサを捧げるのに必要なものでした。聖タルチシオは、この聖体を運ぶ役割を司祭から受け、密かに信者のもとへ運び届けていたのですが、ある日聖体を運んでいる途中に見つかってしまい、石で打ち殺されて殉教しました。石で打たれる最中も聖体を胸に抱いて守り続け、決して奪わせなかったということです。そのため、肖像画や彫刻は、胸にご聖体を抱いているようなポーズが多いですね。ご聖体がアトリビュートになっています。少年であったと言われたほか、聖体を運んでいる最中に殉教したため、侍者の守護聖人として知られますが、助祭としての役割を担っていたそうです。
ちなみに、カトリック東京大司教区の菊地功大司教の洗礼名は、この聖タルチシオです。

【アトリビュート】
西洋絵画、特に宗教画(キリスト教絵画)には、「アトリビュート(=持物:じぶつ)」というものがあります。これは、絵を描く時の“約束事”として、特定の人物(聖人など)に密接に結びつけられたもの、例えば花、動物、小物、道具や背景などが画かれるのです。
例えば、聖母マリア様ですと、必ず画かれているのが純潔の象徴である「百合の花」ですね。「受胎告知」の絵で、大天使ガブリエルが百合の花を持っています。そして、天の真実を意味する「青色(濃紺色)のマント」です。「祈りの聖母」と「悲しみの聖母」の絵もそうですね。他にも、「12の星の冠」や足の下に「三日月」と「蛇」が画かれています。聖母マリア様の絵を見るときはよく観察しましょうね。
他にも、聖母マリアの夫である聖ヨセフは、大工であったことから大工道具がアトリビュートになっていますし、聖アガタは、乳房を切り取られたことから、乳房がアトリビュートになっています。旧約聖書の「トビト記」に出てくるトビアスを描いた絵は、必ず魚が画かれています。(「トビト記」を読めばわかります。)
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「聖母の被昇天」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

今日8月15日は、聖母の被昇天の祭日です。
カトリック教会の記念日(8月15日)に「聖母の被昇天(ひしょうてん)」があります。これは、「聖母マリア様が、霊魂も肉体もともに天に上げられた。」というカトリック教会の教義で、1950年11月1日に、ローマ教皇ピオ十二世(在位1939~1958)が、処女聖マリアの被昇天の教義を荘厳に公布したことにより制定されました。

教義が制定される以前、教皇レオ十三世(在位1878~1903)の命令で、検邪聖省(現在の教理省)の記録庫に多くの請願が特別に集積され、また、第一バチカン公会議(1869~1870)において、204名の教父が聖母の被昇天を決定するように提案し、1921~1937年に「被昇天の定義促進運動」が盛んになった背景があります。それほど古くはないですね。
教皇ピオ十二世は次のように宣言しています。「我々の主イエズス(イエス)・キリストの権威と、使徒聖ペトロと聖パウロの権威、および私の権威により、無原罪の神の母、終生処女であるマリアが地上の生活を終わった後、肉身と霊魂とともに天の栄光にあげられたことは、神によって啓示された真理であると宣言し布告し定義する。」との力強い宣言です。

これは「おめでとう、恵まれたかた」(新約聖書:ルカによる福音書・第1章・第28節)と神の使いからのあいさつを受け、神が共におられるという恵みに満ちたものであるが故に、その生涯においてキリストと最も深く結ばれ、死後においてもキリストの復活と栄光にあずかっていることを意味します。つまりマリアは復活の恵みを受け、キリストを通しての神における人間の完成に到達したことを確信をもって宣言しているのです。
聖書の中で、聖母の被昇天については直接記されていませんが、カトリック教会では何世紀にもわたって伝達されてきた「聖伝(伝承)」を聖書とともに大切にしてきました。この聖母の被昇天の教義も神から啓示された伝承の一部分であることをかつての司教たちが一致して認めており、ピオ十二世が公に教会の教義であることを公布することにより、聖母マリアが神の母であることを特に強調しています。重要なことです。

◯ルーベンス作の「聖母の被昇天」1630年の作です。ドイツ・デュッセルドルフにあるクンストパラスト美術館に収蔵されています。
聖母マリアの被昇天.jpg
この毎年8月15日は、聖母マリア様の祝日であることについて、歴史的に次のように言われています。5世紀のエルサレムでこの日に祝われていた神の母マリアの記念は、6世紀には、マリアの死去の日として東方教会(中東・ギリシャ・アナトリア・東ヨーロッパに広がり、成長したキリスト教諸教派(正教会、東方諸教会)の総称のこと。)で祝われるようになりました。この死去は、聖母マリア様が天に召された(帰天)ことと永遠の命のうちに誕生したことを記念されていたようです。これも重要なことです。

やがて7世紀半ばに西方教会にも受け継がれ、教皇セルジオ一世(在位687~701)は、徹夜祭やハドリアヌス教会からサンタ・マリア・マジョーレ教会までの行列などで盛大に祝っています。マリアの被昇天の名で知られるようになったのは、8世紀末になってからです。こうして1950年のピオ十二世の教義宣言に至るまで聖母マリアへの信心の深まりと同時に、次第にこの日を特別な日として祝うようになりました。聖母の被昇天への信仰は、聖母マリア様だけが特別な存在だと言うのではありません。

キリストによる救いに与る人達の象徴として、信じるすべての人達の救いへの希望を表現するものです。ミサの集会祈願はこのことを教えます。「全能永遠の神よ、あなたは、御ひとり子の母、汚れのないおとめマリアを、からだも魂も、ともに天の栄光に上げられました。信じる民がいつも天の国を求め、聖母とともに永遠の喜びに入ることができますように」とお祈りするのです。(カトリック中央協議会のホームページから引用・一部加筆)
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