『ミサ聖祭 聖書にもとづくことばと所作の意味』のご紹介 [キリスト教と読書]
このブログにミサに関する内容の書籍を何冊かご紹介してきましたが、今日ご紹介する『ミサ聖祭』は、ミサで司式される司祭の言葉や所作、また、会衆の応唱などの言葉を中心に、聖書にある聖句との関係に基づく起源を明らかにして、その本質的な意味を説明しています。今までご紹介してきたミサ関連書よりも。より専門的に書かれた書となっています。一見難しそうですが、私のような一般的な信徒でも読みやすい、大変ためになる本です。これを読み終わると、ミサに臨む姿勢が変わります!是非とも皆さんにお読みいただきたいと思います。
◯Webサイトから
「教会はその長い歴史の中で、とくに聖書に由来する言葉やしるしに基づきながら、注意深くミサの典礼を整え、練り上げてきました。本書はアメリカのカトリック信徒である聖書学者、エドワード・スリ博士によって著された『ミサを巡る聖書的散策――典礼における言葉と所作の理解』に基づいた、ミサの典礼で用いられている言葉と所作の聖書的意味を明らかにする案内書です。一人でも多くの方々が本書を通して、ミサにおける典礼の言葉と所作の聖書的意味をこれまで以上に深く学び、噛みしめながら、より意識的・行動的にミサに参加することができるよう導かれていくことを願ってやみません。」
◯目次(本文202ページ)
序 神の国の体験としてのミサ
第1部 出発点
第2部 開祭の儀
第3部 ことばの典礼
第4部 感謝の典礼
第5部 閉祭の儀
結び 福音宣教の源泉であるミサ
書名:『ミサ聖祭 聖書にもとづくことばと所作の意味』
出版:株式会社フリープレス
著者:エドワード・スリ
訳・共著:田中昇/湯浅俊治
発売:2020年9月14日
定価:2,000円+税
◯訳・共著者の田中昇神父様をご紹介いたします。かなり異色なご経歴をお持ちの神父様です。神父様のご趣味はフルート演奏で、私が以前所属していたカトリック町田教会で、田中神父様のフルート演奏を2回聴いたことがあります。以前、町田教会で助任司祭をされていたこともあって、ローマに留学されていた時期、一時帰国された時は町田教会を訪れ、フルート演奏をご披露されていました。50年ほど吹奏楽演奏に関わってきた私が聴いても、プロなみの素晴らしい演奏であったことを覚えています。ちなみに、私は高校・大学でフレンチホルンを吹いていました。
〈プロフィール〉
埼玉県出身
1997年 大学生時代にカトリック教会と出会い関口教会で受洗
1999年 早稲田大学理工学部卒業
2001年 早稲田大学大学院理工学研究科博士前期課程修了 (応用化学専攻)
2001~2004 年 化学メーカーに勤務 (医薬の研究開発)
2004年 東京カトリック神学院入学
2010年 同神学院卒業
2010 年 カトリック東京大司教区司祭として叙階される。町田教会助任司祭着任
2011 年 教皇庁ウルバノ大学にて神学学士号(STB)取得、同大学院に留学
2014 年 教皇庁立ウルバノ大学にて教会法学教授資格課程修了・修士号(JCL)取得、帰国後、目黒教会助任司祭着任
2016年 北町教会主任司祭着任
2023年4月 豊島教会主任司祭着任(北町教会主任司祭を継続、兼務)
*趣味はフルート演奏
宗教法学会、アメリカ教会法学会(CLSA)会員、上智大学神学部・同大学院神学研究科、南山大学人文学部 (在名古屋教皇庁認可神学部) 非常勤講師、東京カトリッ ク神学院教員、行政書士(入管申請取次資格者、著作権相談員)、墓地管理士、火葬技術管理士 1級、終活アドバイザー、甲種危険物取扱者等の資格
◯Webサイトから
「教会はその長い歴史の中で、とくに聖書に由来する言葉やしるしに基づきながら、注意深くミサの典礼を整え、練り上げてきました。本書はアメリカのカトリック信徒である聖書学者、エドワード・スリ博士によって著された『ミサを巡る聖書的散策――典礼における言葉と所作の理解』に基づいた、ミサの典礼で用いられている言葉と所作の聖書的意味を明らかにする案内書です。一人でも多くの方々が本書を通して、ミサにおける典礼の言葉と所作の聖書的意味をこれまで以上に深く学び、噛みしめながら、より意識的・行動的にミサに参加することができるよう導かれていくことを願ってやみません。」
◯目次(本文202ページ)
序 神の国の体験としてのミサ
第1部 出発点
第2部 開祭の儀
第3部 ことばの典礼
第4部 感謝の典礼
第5部 閉祭の儀
結び 福音宣教の源泉であるミサ
書名:『ミサ聖祭 聖書にもとづくことばと所作の意味』
出版:株式会社フリープレス
著者:エドワード・スリ
訳・共著:田中昇/湯浅俊治
発売:2020年9月14日
定価:2,000円+税
◯訳・共著者の田中昇神父様をご紹介いたします。かなり異色なご経歴をお持ちの神父様です。神父様のご趣味はフルート演奏で、私が以前所属していたカトリック町田教会で、田中神父様のフルート演奏を2回聴いたことがあります。以前、町田教会で助任司祭をされていたこともあって、ローマに留学されていた時期、一時帰国された時は町田教会を訪れ、フルート演奏をご披露されていました。50年ほど吹奏楽演奏に関わってきた私が聴いても、プロなみの素晴らしい演奏であったことを覚えています。ちなみに、私は高校・大学でフレンチホルンを吹いていました。
〈プロフィール〉
埼玉県出身
1997年 大学生時代にカトリック教会と出会い関口教会で受洗
1999年 早稲田大学理工学部卒業
2001年 早稲田大学大学院理工学研究科博士前期課程修了 (応用化学専攻)
2001~2004 年 化学メーカーに勤務 (医薬の研究開発)
2004年 東京カトリック神学院入学
2010年 同神学院卒業
2010 年 カトリック東京大司教区司祭として叙階される。町田教会助任司祭着任
2011 年 教皇庁ウルバノ大学にて神学学士号(STB)取得、同大学院に留学
2014 年 教皇庁立ウルバノ大学にて教会法学教授資格課程修了・修士号(JCL)取得、帰国後、目黒教会助任司祭着任
2016年 北町教会主任司祭着任
2023年4月 豊島教会主任司祭着任(北町教会主任司祭を継続、兼務)
*趣味はフルート演奏
宗教法学会、アメリカ教会法学会(CLSA)会員、上智大学神学部・同大学院神学研究科、南山大学人文学部 (在名古屋教皇庁認可神学部) 非常勤講師、東京カトリッ ク神学院教員、行政書士(入管申請取次資格者、著作権相談員)、墓地管理士、火葬技術管理士 1級、終活アドバイザー、甲種危険物取扱者等の資格
教会日記2023.8.27(カトリック相模原教会「年間第21主日のミサ」日曜日) [教会日記]
今朝は、カトリック相模原教会で7時からの「年間第21主日のミサ」に与りました。毎日50分〜60分のウォーキングとウェイトトレーニングを交互にやっていることもあって、4月上旬に86.5kgもあった体重は、79.8kg〜80.5kgになりました!やはり「継続は力なり」ですね。今夜もウォーキングです!
ミサでは、第二朗読奉仕を担当しました。
そして、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン」
と、まず主を讃えて祈り、
次に、
「今日も清々しい一日を迎えさせていただき、、
主の慈しみとご聖体を拝領させていただいたことに感謝申し上げます。」
と、主に感謝しました。
そして、
「天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。
アーメン」
と、主により頼む祈りを捧げ、
そして、
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」
と、主に私が福音宣教に派遣されることを祈りました。
終わりに、
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
と、『大天使聖ミカエルへの祈り』を祈りました。
ミサでは、第二朗読奉仕を担当しました。
そして、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン」
と、まず主を讃えて祈り、
次に、
「今日も清々しい一日を迎えさせていただき、、
主の慈しみとご聖体を拝領させていただいたことに感謝申し上げます。」
と、主に感謝しました。
そして、
「天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。
アーメン」
と、主により頼む祈りを捧げ、
そして、
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」
と、主に私が福音宣教に派遣されることを祈りました。
終わりに、
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
と、『大天使聖ミカエルへの祈り』を祈りました。
「聖モニカ」のお話し [聖人・福者・尊者]
今日8月27日は、聖モニカの記念日です。
聖モニカ(北アフリカ・ダガステ:331年~387年)は、北アフリカ・ヒッポの司教アウグスティヌスの母親で、キリスト教の聖人です。カトリック教会・聖公会・ルーテル教会・正教会で崇敬されています。息子の聖アウグスティヌスの記念日、8月28日の前日にあたります。息子アウグスティヌスの洗礼後、ほどなくイタリアのオスティアで没しました。亡くなる前、息子に「私が生きたかったのは、死ぬ前にカトリック信徒としてのあなたを見たかったからです。神はこの恵みをくださいました。この世でこれ以上することがあるでしょうか。」と話したそうです。
◯アリ・シェフェール作の「聖アウグスティヌスと聖モニカ」です。アリ・シェフェール(1795年~1858年)は、オランダドルトレヒト出身のフランスで活躍した画家です。
聖モニカの生涯は、息子のアウグスティヌスの著作『告白』に記載されており、北アフリカのタガステ(現在のアルジェリア)でキリスト教徒の家庭に生まれ育ったそうです。パトリクスという異教徒の男性と結婚し、アウグスティヌスらを産みましたが、夫の暴力や浮気性に悩まされ、さらに息子のアウグスティヌスが成長して放蕩生活を始めたことにも悩み、夫と息子の回心のために祈る日々が続きました。特にアウグスティヌスは身分の低い女性と同棲し、子どもまでもうけていたため、二人を別れさせて身分の高い女性と正式な結婚をさせたいと考えていました。
この祈りのお陰で、夫は死の前年に回心してキリスト教徒となりました。夫の死後、息子を追ってイタリアに渡っていたモニカは、親子共々ミラノの司教であったアンブロジウスの教えを受けて大きな影響を受けました。アウグスティヌスは、386年に回心してアンブロジウスから洗礼を受けました。モニカには息子のアウグスティヌスがキリスト教に改宗し、放蕩な生活を悔い改めたことが嬉しかったようです。アウグスティヌスの回心のためにモニカが悩み、その回心が果たされたことを喜ぶさまは『告白』に感動的に描かれています。是非ともご一読を!
モニカは、異教徒の夫をもったキリスト教徒女性の模範にして守護聖人として尊ばれており、さらに夫を亡くした婦人や既婚女性全般、ドメスティックバイオレンス被害者の守護聖人でもあります。また『告白』によれば幼年期に酒をたしなむ癖があったのを下女にとがめられて止めたことから、アルコール使用障害患者の守護聖人ともされています。アメリカ合衆国・カリフォルニア州・ロサンゼルス郡の西部に位置するサンタモニカ市(Santa Monica=聖モニカ)は彼女に由来しています。
聖モニカ(北アフリカ・ダガステ:331年~387年)は、北アフリカ・ヒッポの司教アウグスティヌスの母親で、キリスト教の聖人です。カトリック教会・聖公会・ルーテル教会・正教会で崇敬されています。息子の聖アウグスティヌスの記念日、8月28日の前日にあたります。息子アウグスティヌスの洗礼後、ほどなくイタリアのオスティアで没しました。亡くなる前、息子に「私が生きたかったのは、死ぬ前にカトリック信徒としてのあなたを見たかったからです。神はこの恵みをくださいました。この世でこれ以上することがあるでしょうか。」と話したそうです。
◯アリ・シェフェール作の「聖アウグスティヌスと聖モニカ」です。アリ・シェフェール(1795年~1858年)は、オランダドルトレヒト出身のフランスで活躍した画家です。
聖モニカの生涯は、息子のアウグスティヌスの著作『告白』に記載されており、北アフリカのタガステ(現在のアルジェリア)でキリスト教徒の家庭に生まれ育ったそうです。パトリクスという異教徒の男性と結婚し、アウグスティヌスらを産みましたが、夫の暴力や浮気性に悩まされ、さらに息子のアウグスティヌスが成長して放蕩生活を始めたことにも悩み、夫と息子の回心のために祈る日々が続きました。特にアウグスティヌスは身分の低い女性と同棲し、子どもまでもうけていたため、二人を別れさせて身分の高い女性と正式な結婚をさせたいと考えていました。
この祈りのお陰で、夫は死の前年に回心してキリスト教徒となりました。夫の死後、息子を追ってイタリアに渡っていたモニカは、親子共々ミラノの司教であったアンブロジウスの教えを受けて大きな影響を受けました。アウグスティヌスは、386年に回心してアンブロジウスから洗礼を受けました。モニカには息子のアウグスティヌスがキリスト教に改宗し、放蕩な生活を悔い改めたことが嬉しかったようです。アウグスティヌスの回心のためにモニカが悩み、その回心が果たされたことを喜ぶさまは『告白』に感動的に描かれています。是非ともご一読を!
モニカは、異教徒の夫をもったキリスト教徒女性の模範にして守護聖人として尊ばれており、さらに夫を亡くした婦人や既婚女性全般、ドメスティックバイオレンス被害者の守護聖人でもあります。また『告白』によれば幼年期に酒をたしなむ癖があったのを下女にとがめられて止めたことから、アルコール使用障害患者の守護聖人ともされています。アメリカ合衆国・カリフォルニア州・ロサンゼルス郡の西部に位置するサンタモニカ市(Santa Monica=聖モニカ)は彼女に由来しています。