教会日記2023.8.29(カトリック成城・聖タデオ教会「洗礼者聖ヨハネの殉教の記念日(年間第21火曜日)のミサ」火曜日) [教会日記]

今朝は、出勤する前に小田急線成城学園前駅で途中下車し、カトリック成城・聖タデオ教会での7時からの「洗礼者聖ヨハネの殉教の記念日」のミサに与りました。連日の猛暑は相変わらずですね〜( ̄◇ ̄;) 汗で体内の水分をたくさん排出しています。一日ですごい量になると思いますが、その分はきちんと水分補給しないといけないですね。新陳代謝が良過ぎます!(⌒-⌒; )

ミサでは、「洗礼者聖ヨハネの殉教」の記念日をお祝いしてお祈りしました。
また、今日は信徒の方のお母さんが手術をされるということで、無事に成功裡に手術が終わることができますようにとお祈りしました。
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン」
と、まず主を讃えて祈り、
次に、
「今日も清々しい一日を迎えさせていただき、
主の慈しみとご聖体を拝領させていただいたことに感謝申し上げます。」
と、主に感謝しました。

そして、
「天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。
アーメン」
と、主により頼む祈りを捧げ、

そして、
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」
と、主に私が福音宣教に派遣されることを祈りました。

終わりに、
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
と、『大天使聖ミカエルへの祈り』を祈りました。
今日も清々しい日を迎えています!
nice!(0)  コメント(0) 

「洗礼者聖ヨハネの殉教」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

今日8月29日は、洗礼者聖ヨハネの殉教の記念日です。
洗礼者聖ヨハネ(紀元前6年から前2年頃~36年頃)は、新約聖書に登場する古代ユダヤの預言者で、民衆に悔い改め(回心)を呼びかけ、ヨルダン川で罪の赦しとなる洗礼を授けていました。イエス様に洗礼を授けられたのもこのヨハネです。新約聖書の「ルカによる福音書」によれば、父は祭司ザカリア、母はエリサベトです。
◯新約聖書:マルコによる福音書・第1章・第2~第9節
「預言者イザヤの書に、「見よ、わたしはあなたの先にわたしの使い遣わし、あなたの道を整えさせよう。荒れ野で叫ぶ者の声がする。『主の道を整え、その歩む道をまっすぐにせよ。』」と書き記されているように、洗礼者ヨハネが荒れ野に現れ、罪の赦しへと導く悔い改めの洗礼を宣べ伝えていた。ユダヤの全地方、またエルサレムに住むすべての人がヨハネのもとに来て、罪を告白し、ヨルダン川で洗礼を受けていた。ヨハネはらくだの毛の衣を着て、腰に革の帯をしめ、蝗(いなご)と野蜜を食物としていた。ヨハネは宣べ伝えて言った、「わたしよりも力のある方が、後からおいでになる。わたしは身をかかめて、その方の履き物の紐(ひも)を解く値うちさえない。わたしは水であなたたちに洗礼を授けたが、その方は聖霊によって洗礼をお授けになる。」そのころ、イエスはガリラヤのナザレから来て、ヨルダン川でヨハネから洗礼をお受けになった。」
『原文校訂による口語訳フランシスコ会聖書研究所訳注聖書』から

◯題名は「キリストの洗礼」です。ヴェロッキオ作ですが、後にレオナルド・ダ・ヴィンチが完成させています。この場面を画いた絵は多くありますが、構図的に主題が分かりやすく画かれている絵ですね。イエス様は中央、右側が洗礼者聖ヨハネ、左側はイエス様にお仕えしている天使です。
キリストの洗礼.jpg
当時、ローマ皇帝の許しを得てヘロデ・アンティパス王がこの地方を治めていましたが、彼は弟の妻ヘロディアを自分の妻とするなど、非難されるべき生活をしていたため、ヨハネから戒められました。怒ったヘロデはヨハネを捉えて牢にいれていました。ある時、ヘロデの誕生日の宴席で、踊りを披露したヘロディアの娘サロメに、ヘロデは褒美として望むものは何でも与えることを約束しました。そこで、ヨハネを憎んでいたヘロディアは、娘にヨハネの首を望ませました。ヘロデは、人びとが信頼しているヨハネを殺すことに心を痛めましたが、公の場で誓った約束であったため、ヨハネの首を斬らせ殉教したのです。
◯新約聖書:マルコによる福音書・第6章・第17~第28節
「実は、このヘロデは、自分の兄弟フィリポの妻ヘロディアを娶り、彼女のことでヨハネを捕らえさせ、牢につないでいた。ヨハネがヘロデに向かって、「兄弟の妻を自分の妻とするのは許されないことだ」と言ったためである。ヘロディアはヨハネを恨み、彼を殺そうと望んでいたが、できなかった。それは、ヘロデがヨハネを正しい聖なる人であると知って、ヨハネを恐れ、保護し、またその教えを聞いて非常に当惑しながらも、なお喜んでその言葉に耳を傾けていたからである。ところが、ヘロディアにとって良い機会が訪れた。ヘロデが自分の誕生日にあたり、文官や武官、またガリラヤのおもだった人々を招いて、宴会を開いた。そこに、ヘロディアの娘が入って来て、踊りを踊り、ヘロデをはじめ列席の人々を喜ばせた。そこで王はこの少女に、「欲しい物は何でもあげるから言いなさい」と言い、さらに、「お前が願うものなら、国の半分でもあげる」と固く誓った。そこで少女が出ていき、「何を願いましょうか」と母に尋ねると、母は「洗礼者ヨハネの首を」と答えた。少女はすぐ、王の所に急いで戻ってきて、「今すぐに洗礼者ヨハネの首を盆に載せて、いただきとうございます」と願った。王は大いに心を痛めたが、列席の人々の前で立てた誓いの手前、少女の願いを拒否したくなかった。そこで、すぐに衛兵を遣わし、ヨハネの首を持って来るように命じた。衛兵は出ていき、牢の中でヨハネの首を刎ね、その首を盆に載せて持って来て、少女に渡した。少女はそれを母に与えた。」
『原文校訂による口語訳フランシスコ会聖書研究所訳注聖書』から

◯グイド・レーニ(1575年~1642年)は、17世紀前半、バロック期に活動したイタリアの画家です。アンニーバレ・カラッチらによって創始されたボローニャ派に属する画家で、ラファエロ風の古典主義的な画風を特色としています。自信に満ちた様子でヨハネの首(頭)の髪を掴むヘロディアです。怖いですね~恐ろしいですね~悪女ぶりがにじみ出ていますね~(; ̄O ̄)
サロメ.jpg
nice!(0)  コメント(0)