今日の日記2020.1.19(シロコロ!) [日記]

昨夜のお話しになりますが、昨夜はカトリック厚木教会での主日のミサが終わった後、小田急線本厚木駅近くにある「肉の佐藤」で、〈厚木シロコロ・ホルモン〉を堪能しました!とっても美味しかったですね〜!
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「「厚木シロコロ・ホルモン〉とは、神奈川県厚木市を中心としたホルモン焼き料理のことです。過去にB級グルメの大会(第3回「B-1グランプリ」2008年)で優勝したこともあり、全国的に一躍有名になりました。2005年(平成17年)1月に、神奈川県、厚木市商店会連合会・街づくり推進プロジェクト・チーム(後の「厚木シロコロ・ホルモン探検隊」)が、厚木市の町興し企画として提唱し始めたことがネーミングのきっかけになったそうです。戦後まもなくから厚木市では伝統的なホルモン焼きの食べ方でした。
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新約聖書:ルカによる福音書・第5章・第12〜第16節 [聖書]

「イエスがある町におられたとき、そこに、全身重い皮膚病にかかった人がいた。この人はイエスを見てひれ伏し、「主よ、御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」と願った。イエスが手を差し伸べてその人に触れ、「よろしい。清くなれ」と言われると、たちまち重い皮膚病は去った。イエスは厳しくお命じになった。「だれにも話してはいけない。ただ、行って祭司に体を見せ、モーセが定めたとおりに清めの献げ物をし、人々に証明しなさい。」しかし、イエスのうわさはますます広まったので、大勢の群衆が、教えを聞いたり病気をいやしていただいたりするために、集まって来た。だが、イエスは人里離れた所に退いて祈っておられた。」
(『新共同訳聖書』から)

この聖句にある「重い皮膚病」は、カトリックとプロテスタント諸教会の協力による『新共同訳聖書』が完成した最初のころに出版されたものには「ライ病」となっていましたが、その後、現在の「重い皮膚病」という言葉に改訳され出版されました。そして、昨年の12月に、世界最大の聖書翻訳ネットワークである聖書協会世界連盟による最新の研究成果と、国内の聖書学者、日本語の専門家ら延べ148人の委員により、8年という歳月をかけて翻訳作業が行われた新しい共同訳聖書『聖書協会共同訳』では、「重い皮膚病」は、「規定の病」という言葉に変わっています。私も購入して新約聖書の4つの福音書は読みましたが、まだ通読はしていません。

そこで、この新しい聖書をお読みになった皆さんは、「この<規定の病>?って何のこと?」と思いますよね。私も思いました!「ライ病」という病気は、現在では完治する病気なのですが、昔から最も差別をされた病気であることは皆さんよくご存知のことと思います。この病気に罹った人は、法律によって療養所に隔離されて生活しなければならなかったばかりか、病気に対する偏見のために、親兄弟や親戚から絶縁されて生きなければなりませんでした。「ライ病」という名前が、そのように患者さんに対して非常に辛く苦しい人生を強いた過去がありますので、「ライ病」という名称は使われなくなり、「ハンセン病」という名称となったしだいです。

しかし、そうであるならば、なぜ聖書に「ライ病」に換えて「ハンセン病」という呼称にしなかったのでしょうか?それは「ハンセン病」とは言えない他の病気が含まれていると思われるからです。それで現在の『新共同訳聖書』では「重い皮膚病」と訳されているのですね。しかし「重い皮膚病」という言い方は、現代ではほとんどの人が「アトピー性皮膚炎」のことを思い浮かべますよね。(私もアトピー性皮膚炎なのです!子どものころは、ひどい汗疹(あせも)でした)そうするとこれも聖書の意味するところとは違うことになってしまいます。ちなみに、「重い皮膚病」は、新約聖書の原文のギリシャ語では「レプラ」という言葉になっています。

この新約聖書の原文のギリシャ語「レプラ」は、イエス・キリストが使っていたヘブライ語では「ツァラアト」といいますが、この訳語をめぐって、訳語が「ライ病」から「重い皮膚病」へと改訳され、特定の病を指す差別的なニュアンスを避け、「律法で規定された病」との意味合いで「規定の病」と訳すことになったそうです。その根拠となったのは、旧約聖書の『レビ記』です。この『レビ記』に記載されている<宗教的に意味を持つ病の規定>がその根拠となっています。それで「規定の病」に変更されたそうです。長くなりますが、『レビ記』の<宗教的に意味を持つ病の規定>の箇所を新しい共同訳聖書の『聖書協会共同訳』から掲載いたします。

◯旧約聖書:レビ記・第13章〈規定の病〉第2~第46節
「皮膚に腫れか吹き出物、あるいは斑点があって、規定の病になるなら、その人は祭司アロンか、祭司であるその子らの一人のもとに連れて行かれる。祭司がその皮膚の患部を調べて、その患部の毛が白く変わり、症状の下まで及んでいるなら、それは規定の病である。祭司はそれを確認したら、その人を汚れていると言い渡す。皮膚に白い斑点があっても、皮膚の下までは及んでおらず、その毛も白く変わっていなけば、祭司は患者を七日間 隔離する。七日目に祭司が調べて、患部はそのままで皮膚に広がっていなければ、祭司はその人をさらに七日間隔離する。七日目に祭司が再び調べて、その患部に光沢がなく、皮膚に広がっていなければ、祭司はその人を清いと言い渡す。それは吹き出物にすぎないので、衣服を洗えば、その人は清い。しかし祭司に見せて清いと言い渡された後、吹き出物がひどくなったなら、再び祭司に見せなければならない。吹き出物が皮膚に広がっているのを祭司が確認するなら、祭司はその人を汚れていると言い渡す。それは規定の病である。
規定の病の患部が現れた者は祭司のもとへ連れて行かれる。皮膚に白いはれがあり、毛が白く変わり、腫れの中にただれが確認されると、それは皮膚にできる慢性の規定の病で、祭司はその人を汚れていると言い渡す………(中略:このような言葉が46節まで続きます)………重い皮膚病にかかっている患者は、衣服を裂き、髪をほどき、口ひげを覆い、「わたしは汚れた者です。汚れた者です」と呼ばわらねばならない。この症状があるかぎり、その人は汚れている。その人は独りで宿営の外に住まねばならない。」

【ハンセン病】
ハンセン病は、1873年にノルウェー人の医師ハンセンが、この病気の原因である「ライ菌」を発見し、その医師ハンセンの名前を病名にしたのですね。ライ菌は極めて感染力が弱く、体の弱った人や栄養状態が悪い人にしか発病しません。また、1943年(昭和18年)に特効薬のプロミンが発見された結果、ハンセン病は治る病気となりました。そして現在は、日本ではほとんど新しい患者は発生していないということです。
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