教会日記2023.3.20(カトリック成城・聖タデオ教会「聖ヨセフの祭日のミサ・四旬節第四月曜日のミサ」月曜日) [教会日記]

今朝は、出勤する前に小田急線成城学園前駅で途中下車し、カトリック成城・聖タデオ教会での早朝7時からの「聖ヨセフの祭日のミサ・四旬節第四月曜日のミサ」に与りました。早朝は少し寒く感じます。今聖堂はまだ暖房が必要ですね。引き続き体調管理に注意です。今日も清々しい朝を迎えています。

ミサでは、聖ヨセフの祭日で、第一・第二朗読の朗読奉仕を担当しました。
聖ヨセフの祭日を祝いお祈りを献げました。
そして、まず主を讃える祈りです。
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン」
と祈り、
そして、主に感謝です。
「今日も清々しい朝を迎えさせていただき、
主の慈しみとご聖体を拝領させていただいたことに感謝申し上げます。」

次に、主により頼む祈りです。
「天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。
アーメン」
と祈り、

そして、主に派遣の祈りです。
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」
と祈り、

終わりに、『大天使聖ミカエルへの祈り』です。
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
と祈りました。
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「聖ヨセフ」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

今日3月20日は、「聖ヨセフ」の祭日です。
この日が日曜日や、聖週間にあたる場合は、移動されます。聖ヨセフの祭日が教会暦で祝われるようになったのは、10世紀の西方教会においてのようです。聖母マリア様の夫で、イエス・キリストの養父であるヨセフは、ユダヤの王ダビデの子孫でした。聖ヨセフは、新約聖書に記されているように「正しい人」であり、結婚する前にマリアが身ごもっていることを知ると、それを表ざたにすることなく、縁を切ろうとしました。しかし、夢に現われた天使が、マリアを妻として迎え入れ、マリアの産む子をイエスと名付けるようにとヨセフに告げたので、イエス・キリストの養父としての使命を担いました。
◯新約聖書:マタイによる福音書・第1章・第18~第25節
〈イエス・キリストの誕生〉
「イエス・キリストの誕生の次第はこうであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが分かった。夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表沙汰にするのを望まず、ひそかに離縁しょうと決心した。このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れずマリアを妻に迎えなさい。マリアに宿った子は聖霊の働きによるのである。マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」このすべてのことが起こったのは、主が預言者を通して言われたことが実現するためであった。
「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。
その名はインマヌエルと呼ばれる。」
これは、「神が私たちと共におられる」という意味である。ヨセフは目覚めて起きると、主の天使が命じたとおり、マリアを妻に迎えた。しかし、男の子が産まれるまで彼女を知ることはなかった。そして、その子をイエスと名付けた。」
『聖書協会共同訳聖書』から

また、ヘロデ王が幼な子イエスを殺そうとしている計画を夢で知らされると、マリアとイエスを連れてエジプトに避難しました。
◯新約聖書:マタイによる福音書・第2章・第13~第15節
〈エジプトに避難する〉
「博士たちが帰っていくと、主の天使が夢でヨセフに現れて言った。「起きて、幼子とその母を連れて、エジプトに逃げ、私が告げるまで、そこにいなさい。ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。」ヨセフは起きて、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトへ退き、ヘロデが死ぬまでそこにいた。それは、「私は、エジプトから私の子を呼び出した」と、主が預言者を通して言われたことが実現するためであった。」
『聖書協会共同訳聖書』から

また、イエスを神殿に奉献するためにエルサレムに行き(ルカ2.22~38)、イエスが12歳の時に、エルサレムからの帰路でイエスを見失ったときは、マリアとともに心配しました。彼はガリラヤのナザレで、大工生活を営みながらイエスに労働の大切さを教えました。聖ヨセフは、イエスが30歳になる前に亡くなったといわれている。養父としてのヨセフは、中世の教会に大きな影響を与え、多くの聖人たちの生き方に示唆を与えました。彼は、キリストとマリアを守ったことからも、教会の特別な保護者とされています。
◯新約聖書:ルカによる福音書・第2章・第22~第38節
〈神殿で献げられる〉
「さて、モーセの律法に定められた清めの期間が満ちると、両親はその子を主に献げるため、エルサレムへ連れて行った。それは主の律法に、「母の胎を開く初子の男子は皆、主のために聖別される」と書いてあるからである。また、主の律法に言われているとおりに、山鳩一つがいか若い家鳩二羽を、いけにえとして献げるためであった。
その時、エルサレムにシメオンと言う人がいた。この人は正しい人で信仰があつく、イスラエルの慰められるのを待ち望み、聖霊が彼にとどまっていた。また、主が使わすメシアを見るまでは死ねことはない、とのお告げを聖霊から受けていた。この人が霊に導かれて神殿の境内に入った。そして、両親が幼子イエスを連れて来て、その子のために律法の定めに従っていけにえを献げようとしたとき、シメオンは幼子を腕に抱き、神をほめたたえて言った。
「主よ、今こそあなたはお言葉どおり
この僕を安らかに去らせてくださいます。
私はこの目であなたの救いを見たからです。
これは万民の前に備えられた救いで
異邦人を照らす啓示の光
あなたの民イスラエルの栄光です。」
父と母は、幼子についてこのように言われたことに驚いた。シメオンは彼らを祝福し、母マリアに言った。「ご覧なさい。この子は、イスラエルの多くの人を倒したり立ち上がらせたりするためにと定められ、また、反対を受けるしるしとして定められています。剣があなたの魂さえも刺し貫くでしょう。多くの人の心が現れるためです。」
また、アシュル族のファヌエルの娘で、アンナという女預言者がいた。非常に年を取っていて、おとめの時に嫁いでから七年間、夫と共に暮らしたが、その後やもめになり、八十四歳になっていた。そして神殿を離れず、夜も昼も断食と祈りをもって神に仕えていた。ちょうどその時、彼女も近づいて来て神に感謝を献げ、エルサレムの贖いを待ち望んでいる人々皆に幼子のことをかたった。」
『聖書協会共同訳聖書』から

◯新約聖書:ルカによる福音書・第2章・第41〜第52節
〈神殿での少年イエス〉
「さて、両親は毎年、過越祭にはエルサレムへ旅をした。イエスが十二歳になった時も、両親は祭りの慣習に従って都に上った。祭りの期間が終わって帰路に着いたとき、少年イエスはエルサレムに残っておられたが、両親はそれに気付かなかった。道連れの中にいるものと思い込んで、一日分の道のりを行ってしまい、それから、親類な知人の中を捜し回ったが、見つからなかったので、捜しながらエルサレムへ引き返した。三日後にようやく、イエスが神殿の境内で教師たちの真ん中に座って、話を聞いたり質問したりしておられるのを見つけた。聞いている人は皆、イエスの賢さとその受け答えに驚愕していた。両親はイエスを見て驚き、母が言った。「なぜ、こんなことをしてくれたのです。御覧なさい。お父さんも私も心配して捜していたのです。」すると、イエスは言われた。「どうして私を捜したのですか。私が自分の父の家にいるはずだということを、知らなかったのですか。」しかし、両親には、イエスの言葉の意味が分からなかった。それから、一緒に下って行き、ナザレに帰り、両親にお仕えになった。母はこれらのことをみな心に留めていた。イエスは神と人から恵みを受けて、知恵が増し、背丈も伸びていった。」
『聖書協会共同訳聖書』から
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