教会日記2019.12.26(カトリック麹町・聖イグナチオ教会「平日のミサ」木曜日) [教会日記]

今日は、四ツ谷にあるキリスト教・カトリック教会専門書籍や聖品などを販売している「サンパウロ」と「ドン・ボスコ」に、蜜蝋100%のローソクを買いにきたこともあり、カトリック麹町・聖イグナチオ教会の12時からの平日のミサに与りました。
聖イグナチオ教会のプレゼピオは大きいのです!
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12時のアンジェラスの鐘が響き渡るなか「お告げの祈り」をお祈りし、ミサでは「聖ステファノ殉教者」の祝日をお祈りしました。そして、ご聖体を拝領させていただいたことを主(神様)に感謝申し上げ、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン
天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。アーメン」
と気持ちを込めてお祈りしてきました。
また、行方不明となっている小学一年生の小倉美咲ちゃんが、元気な姿で両親の元に帰れるようにお祈りし、同僚の病が癒されますように、同僚のお嬢さんのケガが完治しますようにと心を込めてお祈りしました。

【聖ステファノ殉教者】
聖ステファノは、カトリック教会最初の殉教者であり、その証しは教会の模範として、常に大切にされてきました。聖ステファノは、使徒たちを補佐するために選ばれた7人のうちの一人で、やがて福音宣教にも携わりました。主イエス・キリストの受難に倣い、自分を迫害する人々に、最後まで愛を示して殉教しました。
◯新約聖書:使徒言行録・第6章・第8節〜第7章・第60節
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渡辺和子シスターのことば(第1日目) [キリスト者(クリスチャン)]

「どんなところに置かれても、花を咲かせる心を持ち続けよう。」

渡辺和子シスターの言葉は、このブログに何度も掲載してきましたが、今日からは、昨年8月に連載した「渡辺和子のことば」を再掲載いたします。
渡辺和子(わたなべ かずこ:1927年~2016年、平成28年12月31日に岡山市の修道院で逝去・享年89歳)氏は、キリスト教カトリックのクリスチャン(シスター)で、学校法人ノートルダム清心学園の理事長でした。北海道旭川市で生まれ、父親は当時、日本帝国陸軍中将で旭川第7師団長だった渡辺錠太郎です。成蹊小学校3年生で9歳の時に二・二六事件に遭遇し、父の居間で1mのところに居て、当時教育総監だった父親が青年将校に襲撃され、43発の銃弾で命を落としたのを目のあたりにされたそうです。

18歳でキリスト教の洗礼を受け、聖心女子大学から上智大学大学院修了、29歳でナミュール・ノートルダム修道女会に入会。アメリカへ留学し、ボストンカレッジ大学院で博士号を取得したのち、36歳という異例の若さで岡山県のノートルダム清心女子大学の学長に就任。長年にわたり教壇に立ち、学生の心を支え指導しました。1984年にマザー・テレサが来日した際には通訳を務めるなど多方面で活躍し、著書も多数あります。

1990年にはノートルダム清心女子大学の名誉学長及びノートルダム清心学園の理事長に就任。1992年には日本カトリック学校連合会理事長に就任されました。2016年に旭日中綬章を受賞されました。旭日中綬章は、社会の様々な分野における功績の内容に着目し、顕著な功績を挙げた方に贈られる勲章です。生前、毎週1回「人格論」の講義をお持ちでしたが、「教壇で倒れて生を全うできたら本望です。」とお話しされていたそうです。

私のブログでは、クリスチャン作家の三浦綾子さんの言葉に次いで多いのが、大好きな渡辺和子さんの言葉です。この言葉は、「人間は、境遇を選ぶことはできないが、生き方を選ぶことはできる。“現在”というかけがえのない時間を精一杯生きよう。」ということです。確かに、現在自分が置かれた場所は、理不尽なところだったり、辛い立場に立たされたところだったりするわけです。境遇は選べないから仕方がないのですが、だったら、その境遇から逃げ出すのではなく、現在自分の置かれた境遇、即ち与えられた場所をありがたく受け留め、花を咲かせるような生き方をしょうと一生懸命に生きることを説いている言葉ですね。私には希望が湧く言葉です!
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