教会日記2019.12.6(カトリック麹町・聖イグナチオ教会「平日のミサ」金曜日) [教会日記]

今日は、午後過ぎに仕事を早退させていただき、紹介された都心の病院に行って痛めている膝の診療をしてもらいました。う〜ん、あまり………というか、なんというか(⌒-⌒; ) 終わってから、時間が間に合ったものですから、四ツ谷にあるカトリック麹町・聖イグナチオ教会の18時からの平日のミサに与りました。

待降節に入り、イエス・キリストの十字架の下の方にモミの木が置かれています。
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18時にアンジェラスの鐘が響き渡るなか、「お告げの祈り」をお祈りし、ミサでは、ご聖体を拝領させていただいたことを主(神様)に感謝申し上げ、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン
天におられる私達の父よ、ふ
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。アーメン」
と気持ちを込めてお祈りしてきました。
また、行方不明となっている小学一年生の小倉美咲ちゃんが、元気な姿で両親の元に帰れるようにお祈りし、同僚の病が癒されますように、同僚のお嬢さんのケガが完治しますようにと心を込めてお祈りしました。
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「聖ニコラオス」のお話し [聖人・福者・尊者]

このブログの2018年12月6日に掲載した記事を再掲載いたします。すでに何度かご紹介しましたので、皆さんはご存知のことと思いますが、この時期の主役?であるサンタクロースの元祖ですので再掲載させていただきました。
今日(12月6日)は、カトリック教会においては「聖ニコラオ司教(又は「ニコラオ」)」の任意の記念日です。待降節(アドベント)に入り、いよいよクリスマス・シーズンになってきましたが、今日は、元祖サンタクロースのお話しです。
聖ニコラオス(270年頃~345年)は、キリスト教カトリックの教父(きょうふ)・大主教(司教)・神学者で、「サンタクロース」の起源になった方です。カトリック、正教会、聖公会、プロテスタントのルーテル教会で聖人に列せられ崇敬されています。小アジアのローマ帝国リュキア属州のパタラの町に生まれ、リュキアのミラで大主教を務めた関係で、「ミラのニコラオス」と呼ばれています。

絵は、聖ニコラオスのイコンです。シナイ山の聖カタリナ修道院収蔵です。
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ニコラオスが司祭であった時、元々裕福だった商人が財産を失って貧しくなったため、娘達3人姉妹を売春させることになりました。これを聞いたニコラオスはその商人の家に行き、夜中に窓から2度にわたって多額のお金を投げ入れました。父親は大喜びしたのですが、「誰がお金を投げ入れたのだろうか?」と毎夜見張っていたら、3度目のお金を投げ入れたニコラオスを見つけ、父親は足下にひれ伏して涙を流して感謝しました。後に娘達3姉妹は、きちんと結婚することができ幸せになったそうです。この話しが「サンタクロース」を生む起源となりました。

ニコラオスは、聖人に列せられましたので「セント(聖)・ニコラオス」と言いますが、これをオランダでは「シンタクラース」と言い、アメリカに移民したオランダ人が「サンタクロース」と呼ぶようになってアメリカ中に広がり、やがて世界中に広がったとのことです。この時に、「暖炉に靴下を飾って、そこにプレゼントを入れてもらう」という風習も、ニコラオスが煙突から金貨を投げ入れた際に、この姉妹が暖炉に干していた靴下に偶然入ったことから由来したという言い伝え(伝説)もあるそうです。真偽のほどは不明ですが、唯一の言い伝え(伝説)になっています。

また、ニコラオスが大主教になってミラを不在にしていた時、悪者に組した市長によって3人の善良な市民が処刑されそうになりました。助けて欲しいという急報がニコラオスに届き、急いでミラに帰って、まさに処刑が行われる間際に処刑人から剣を奪い、冤罪の市民の縄を解いて助けました。彼等はニコラオスにひれ伏して泣いて喜んだそうです。これにより、カトリック教会では、「無実の罪に苦しむ人の守護聖人」とされています。
他にも聖ニコラオスは数々の奇蹟を行っており、子供を誘拐して商品(ミートボール)にする肉屋に行って、7年間塩漬けにされた7人(3人の説も)の子供達を助けて復活させたという伝承から、「子供の守護聖人」にもなっていますし、船に乗っている時に嵐に遭遇し、荒れ狂う海を鎮めて無事に航海させたことから「海運の守護聖人」にもなっています。

【教父】
教父とはキリスト教用語で、古代から中世初期、2世紀から8世紀ごろまでのキリスト教著述家のうち、特に正統信仰の著述を行い、自らも聖なる生涯を送ったと歴史の中で認められてきた人のことです。
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