カトリック成城・聖タデオ教会・聖タデオ聖歌隊を隊退! [聖歌日記]

本日3月30日付けで、聖タデオ聖歌隊を隊退いたしました。
理由は、主日のミサにおける祭壇奉仕(侍者)や朗読奉仕など、ミサ中における司式に係る奉仕活動に専念するためです。元々聖歌を歌うことは大好きで、そのために聖歌隊に入隊したわけですから聖歌奉仕が嫌になったとかではなく、「よりミサに与る本質に迫りたい。」からです。ミサの本質に迫るには、集中してミサ中の司式に係る奉仕活動を務めるのが最適だと思うのです。

そういう意味では、聖歌奉仕も同じことが言えると思うのですが、ただ、聖歌奉仕を務めることは、どうしても歌うことに集中するため、ミサ全体の司式にしたがって行われる祈り、応唱や各々の所作を集中して行うことができないからです。いわゆる「ミサに与る」という意味、聖堂全体の中で行われるミサに自らが参画する、参与するなどの本質に迫ることができないからです。

司祭(神父)や助祭ではないわけですから、信徒の立場でできることには限界があるわけですが、それでもできる限り継続した奉仕を務め、「よりミサに与る本質に迫りたい。」という思いを実現させていきたいと思います。新約聖書のマタイによる福音書・第18章・第20節に「二人また、三人がわたしの名によって集まっているところには、わたしもその中にいる。」との聖句があります。ミサに、主イエス・キリストが臨在していると実感することのできる信徒になりたいものですね。
※聖句の引用は『原文校訂による口語訳フランシスコ会聖書研究所訳注聖書』から
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教会日記2023.3.30(カトリック成城・聖タデオ教会「聖土曜日・復活の主日・聖なる復活の徹夜祭のミサ」土曜日) [教会日記]

今夜は、カトリック成城・聖タデオ教会で、18時からの「主の過越しの聖なる3日間」の第3目「復活の主日・聖なる復活の徹夜祭のミサ」に与りました。大聖堂と信徒館を合わせて約400?人くらいは集まっていたと思います。
今夜からイエス・キリストがお墓に葬られた後の大安息日で、イエス・キリストの受難と死をしのんで復活の準備をする日です。復活徹夜祭の典礼は、会衆(信徒)全員がローソクを持って行われる第一部「光の祭儀」、そして第二部「ことばの典礼」、第三部「洗礼と堅信」、第四部「感謝の典礼」の4つで構成されました。特徴としては、典礼の中で「洗礼の儀(洗礼式)」が行われ、これは約2,000年前のキリスト教初代教会時代からの伝統になっています。「復活の主日・聖なる復活の徹夜祭のミサ」の詳しいことは、このブログの今朝の記事に書きましたのでお読みください。

「復活の聖なる徹夜祭」は、
第一部「光の祭儀」で火の祝福と任意ですがローソクの祝福が行われます。典礼聖歌341番「キリストの光」を歌いながら司祭を先頭にして会衆が行列して入堂しました………と書きたいところですが、何年かぶりにローソクは復活しましたが、ただ、ローソクを全会衆席に置いて、全員その席のままでローソクに点灯できるようになっていました。ですからローソク行列入堂はありませんでした。
第二部は「ことばの典礼」で、毎年、旧約聖書から第一朗読として「創世記」を朗読、第三朗読で「出エジプト記」を朗読、第七朗読で「エゼキエルの予言」を朗読し、続いて新約聖書から「使徒パウロのローマの教会への手紙」が朗読されました。福音朗読は、今年はB年ですから「マルコによる福音書」の朗読でした。

◯新約聖書:マルコによる福音書・第16章・第1~第7節
「さて、安息日が終わると、マグダラのマリア、ヤコブの母マリア、そしてサロメは香料を買った。それは、イエスに油を塗りに行くためであった。そして週の第一日の朝早く、陽が昇るとすぐ、墓に行った。彼女たちは、「墓の入り口からあの石を転がしてくれる人が、誰かいるでしょうか」と話し合っていた。ところが、目を上げて見ると、石はすでに脇へ転がしてあった。それは非常に大きな石であった。墓の中に入った彼女らは、右手のほうに真っ白な長い衣をまとった若者が座っているのを見て、非常に驚いた。すると若者は言った、「驚くことはありません。あなた方は十字架につけられたイエスを捜しているのでしょうが、ここにはおられません。復活されたのです。御覧なさい、ここがお納めした場所です。さあ行って、弟子たちに、特にペトロに言いなさい。「あの方は、あなた方より先にガリラヤに行かれます。かねて言っておられたとおり、そこで、あなた方はあの方に会えるでしょう」。」
『原文校訂による口語訳フランシスコ会聖書研究所訳注聖書』から

第三部「洗礼式の儀」では、洗礼志願者3人が受洗しました。連願(諸聖人の取り次ぎを願う歌)が歌われ、洗礼志願者に①水の祝福、②③悪霊の拒否、④信仰宣言(続いて洗礼が行われます)、⑤聖香油の塗油、⑥白衣の授与、⑦ろうそくの授与、⑧洗礼名の授与となります。続いて「堅信の儀」となり、①按手、②塗油となります。そして会衆(信徒)全員に対して「洗礼の約束の更新」が行われ、①信仰宣言、②聖水の撒布がありました。また、洗礼式の前にプロテスタント教会からカトリック教会に転会した方に、入会の式が行われました。

◯典礼では、聖歌奉仕で世界に誇る成城教会の聖タデオ聖歌隊から精鋭8人一組で担当しました!歌った聖歌は次のとおりです。ちなみに、聖歌隊の他の組も精鋭です!(*^▽^*)
1.入祭の歌<光の祭儀>
典礼聖歌集第341番「キリストの光」
典礼聖歌集第342番「復活賛歌」
2.いつくしみと栄光の賛歌
典礼聖歌集第46番「神のそそがれる目は」②④
典礼聖歌集第79番「神よあなたはわたしの力」①②③
典礼聖歌集第7番「あなたのいぶうきをうけて」①③
栄光の賛歌612番
3.アレルヤ唱
典礼聖歌集第12番「アレルヤ」①②③
4.洗礼式
典礼聖歌集第343番「諸聖人の連願(新口語版)」
.洗礼の約束の更新後
典礼聖歌集第96番「この水を受けた」
5.奉納の歌
典礼聖歌集第143番「たて琴をかなで」
6.感謝の賛歌613番
7.平和の賛歌614番
8.拝領の歌
典礼聖歌集第165番「喜びに心をはずませ」
9.拝領後の歌
典礼聖歌集第410番「よろびうたえアレルヤ」

私は、2012年4月7日(土)に行われた「復活の聖なる徹夜祭」で、カトリック町田教会の当時の主任司祭であった小池亮太神父様から洗礼を授けてもらい、すでに12年が経ちました。キリスト者(クリスチャン)となって12年が経ったということですね。これからも、主であるイエス・キリストの教えにしたがい、「隣人への愛と赦し」の教えを実践してまいります。主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが皆さんと共にありますように。アーメン
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「聖土曜日・復活の主日・聖なる復活の徹夜祭」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

今日3月30日(土)は、「主の過越しの聖なる3日間」の三日目「聖土曜日・復活の主日・聖なる復活の徹夜祭」です。日没後からイエス・キリストがお墓に葬られた後の大安息日で、イエス・キリストの受難と死をしのんで復活の準備をする日です。復活徹夜祭の典礼は、会衆(信徒)全員がローソクを持って行われる第一部「光の祭儀」、そして第二部「ことばの典礼」、第三部「洗礼と堅信」、第四部「感謝の典礼」の4つで構成されます。特徴としては、典礼の中で「洗礼の儀(洗礼式)」が行われることですが、これは約2,000年前のキリスト教初代教会時代からの伝統になっています。ちなみに、今夜は成城教会が誇る教会所属の聖タデオ聖歌隊で、最後の聖歌奉仕を務めます!(3月31日付けで聖歌隊を隊退します。)

◯次の絵《キリストの復活》は、イタリアの画家ピエロ・デラ・フランチェスカによって制作された作品です。制作年は1463年から1465年で、現在、イタリアのサンセポルクロ市立美術館に所蔵されています。
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「復活の聖なる徹夜祭」は、第一部「光の祭儀」で火の祝福と任意ですがローソクの祝福が行われます。典礼聖歌341番「キリストの光」を歌いながら行列して入堂します。ただ、この2年はコロナ渦にありましたから中止していました。最近はコロナ渦が収まってきてマスクが自由になりましたから、ローソクを持って行列での入堂を行う教会もあるのではないでしょうか。
第二部は「ことばの典礼」で、毎年、旧約聖書から第一朗読として「創世記」をが朗読、第三朗読で「出エジプト記」を朗読、第七朗読で「エゼキエルの予言」を朗読し、続いて新約聖書から「使徒パウロのローマの教会への手紙」が朗読されました。福音朗読は、今年はB年ですから「マルコによる福音書」の朗読です。

◯新約聖書:マルコによる福音書・第16章・第1~第7節
<復活の朝>
「さて安息日が終わり、週の第一日が明け初めるころ、マグダラのマリアと、もう一人のアリアが墓を見に来た。すると突然、大きな地震が起こった。それは、主の使いが天から降って石に近づき、石を脇へ転がして、その上に座ったからである。その姿は稲妻のように輝き、その衣は雪のように白かった。見張りの者たっちは、恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになった。み使いは婦人たちに言った。「恐れることはない。十字架につけられたイエスを捜してるのでろうが、その方は、ここにはおられない。かねて仰せになったとおり、復活された。さあ、入って納められていた場所を見るがよい。そして、急いて行って、弟子たちにこう伝えなさい。『イエスは死者の中から復活された。あなた方よりも先にガリラヤに行かれる。あなた方はそこでイエスにお会いできる。』これが、あなた方に伝えることです」。婦人たちは大喜びで、急いで墓を立ち去っると、弟子たちに知らせるために走っていった。すると、イエスが彼女らの行く手に立っておられ、「おはよう」と声をかけられた。彼女たちは近寄って、イエスの足を抱き、その前にひれ伏した。すると、イエスは仰せになった、「恐れることはない。行って、わたしの兄弟たちに、ガリラヤに行くよう告げ知らせなさい。そこでわたしに会える。」 
『原文校訂による口語訳フランシスコ会聖書研究所訳注聖書』から

「洗礼式の儀」は、教会によって式次順に多少の違いがありますが、一般的にはまず①洗礼志願者の紹介、②連願(諸聖人の取り次ぎを願う歌)、③水の祝福、④悪霊の拒否、⑤信仰宣言(続いて洗礼が行われます)、⑥聖香油の塗油、⑦白衣の授与、⑧ろうそくの授与、⑨洗礼名の授与となります。続いて「堅信の儀」となり、①按手、②塗油となります。そして会衆(信徒)全員に対して「洗礼の約束の更新」が行われ、①信仰宣言、②聖水の撒布があります。

私は、2012年4月7日(土)に行われた「復活の聖なる徹夜祭」で、カトリック町田教会の当時の主任司祭であった小池亮太神父さまから洗礼を授けてもらい、すでに12年が経ちました。キリスト者(クリスチャン)となって12年が経ったということですね。これからも、主であるイエス・キリストの教えにしたがい、「隣人への愛と赦し」の教えを実践してまいります。主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが皆さんと共にありますように。アーメン
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