教会日記2024.3.14(カトリック成城・聖タデオ教会「四旬節第四木曜日のミサ」木曜日) [教会日記]

今朝は、出勤する前に小田急線成城学園前駅で途中下車し、カトリック成城・聖タデオ教会で7時からの「四旬節第四木曜日のミサ」に与りました。
カウントダウン:定年退職(3月31日)まで、あと16日です!
朝はまだ寒いですが、昼は暖かくなりましたね。その分、花粉の飛散が酷くなってきました。もうピークを迎えていますね。花粉症の方は対策を念入りに!
今夜は、数年前に定年退職した先輩との呑み会です。定年退職後の生活の仕方についてアドバイスしてもらいます(*^▽^*) 楽しみです!

ミサでは、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン
と、まず主を讃えて祈り、
次に、
「今日も清々しい一日を迎えさせていただき、
主の慈しみとご聖体を拝領させていただいたことに感謝申し上げます。」
と、主に感謝しました。

そして、
「天におられる私たちの父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私たちの主イエス・キリストによって。
アーメン」
と、主により頼む祈りを捧げ、

そして、
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」
と、主に私が福音宣教に派遣されることを祈りました。

終わりに、
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
と、『大天使聖ミカエルへの祈り』を祈りました。
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「INRI」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

このブログに過去に掲載した記事を再掲載いたします。
◯写真は、自宅の自室にある祭壇上の十字架で、イタリアのレーピ社から日本の貿易会社を経て取り寄せました。高さは50㎝ほどあります。ちなみに、イエス様の体は木彫りです。なお、キリスト教カトリック教会の聖堂にある十字架は、イエス・キリストの身体がついていますが、キリスト教プロテスタント教会の聖堂にある十字架は、十字架そのままで、イエス・キリストの身体はついていません。
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写真のように、イエス・キリストの身体がついた十字架の上部には、必ず「INRI」と書いた板があります。「INRI」とは、ラテン語の「IESUS NAZARENUS REX IUDAEORUM」の頭文字で、日本語訳すると「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」となります。これは、イエス・キリストの十字架の磔刑(たっけい:十字架に磔(はりつけ)にする刑罰)において、十字架の上に掲げられた「罪状書き(イエスが自らを神の子でありユダヤ人の王であると称し、神を冒涜したとの罪状)」です。
このため、磔刑を描いた絵画や、十字架の上のイエス・キリストを彫った磔刑像では、イエス・キリストの頭上に「INRI」という頭文字が記された(略した)札・銘板が、必ず描かれています。古代の磔刑は、処刑場に引かれてゆく罪人の首に罪状を書いた銘板がぶら下げられ、その銘板は磔刑時に十字架上にかけられていたそうです。ヨーロッパにおけるルネサンス美術では、このうちラテン語の罪状書きのみが描かれるようになり、単に「INRI」と略して描かれるようになったそうです。

◯次の絵は、ルーベンスの作品『キリストの昇架』です。ピーテル・パウル・ルーベンス(オランダ:1577年~1640年)は、バロック期のフランドルの画家で外交官です。見えにくいですが、この絵にはきちんと罪状がヘブライ語、ラテン語、ギリシア語で書かれており、「IESUS NAZARENUS REX IUDAEORUM」も描かれています。
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◯次の絵もルーベンスの作品で『キリストの磔刑』です。この絵もきちんと罪状書きが描かれていますね。右下の黒いマントを着た悲しみのあまり今にも崩れ落ちそうな女性は、聖母マリアさまです。その身体を支えている赤いマントを着た男性は使徒のヨハネです。
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「IESVS NAZARENVS REX IVDAEORVM(ユダヤ人の王、ナザレのイエス)」という言葉は、新約聖書の「ヨハネによる福音書」第19章・第19節に登場します。他の3つの福音書は表現が少し異なり、マタイによる福音書の第27章・第37節では「これはユダヤ人の王イエスである」、マルコによる福音書の第15章・第26節では「ユダヤ人の王」、ルカによる福音書の第23章・第38節では「これはユダヤ人の王」となっています。ヨハネによる福音書は、掲げられた状況を説明しています。
◯新約聖書:ヨハネによる福音書・第19章・第19節~第20節
「ピラトは罪状書きを書いて、十字架の上につけさせた。それには、「ナザレのイエス、ユダヤ人の王」と書いてあった。イエスが十字架につけられた場所は町に近かったので、ユダヤ人の多くがこの罪状札を読んだ。それは、ヘブライ語、ラテン語、ギリシア語で書かれていた。」
『原文校訂による口語訳フランシスコ会聖書研究所訳注聖書』から
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