教会日記2019.8.29(カトリック相模原教会「平日のミサ」木曜日) [教会日記]

今日は、交替勤務期間の出勤担当日ではありませんが、午後から出張のがあるため、午前中は神奈川県相模原市にあるカトリック相模原教会の午前9時からの平日でもミサに与りました。今日はよく晴れて、久しぶりに35度近くまで気温が上昇しそうですね。今日も清々しい朝を迎えています!

ミサでは、「洗礼者聖ヨハネの殉教」の記念日をお祝いしてお祈りし、ご聖体を拝領させていただいたことを主(神様)に感謝申し上げ、
「栄光の全能永遠の神よ、
御名(みな)讃えられますように、
崇められますように、
アーメン
天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。アーメン」
と気持ちを込めてお祈りしてきました。
また、妻の母親の病が癒やされますように、同僚の病が癒されますように、お二人の心に平安が訪れますように、また、同僚のお嬢さんの病が完治しますようにと、心を込めてお祈りしました。
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「洗礼者聖ヨハネの殉教」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

今日は、「洗礼者聖ヨハネの殉教」の記念日です。このブログに2018年8月29日に掲載した記事を今年もそのまま掲載いたします。
洗礼者聖ヨハネ(紀元前6年から前2年頃~36年頃)は、新約聖書に登場する古代ユダヤの預言者で、民衆に悔い改め(回心)を呼びかけ、ヨルダン川で罪の赦しとなる洗礼を授けていました。イエス様に洗礼を授けられたのもこのヨハネです。新約聖書の「ルカによる福音書」によれば、父は祭司ザカリア、母はエリサベトです。
◯新約聖書:マルコによる福音書・第1章・第2~第9節
「預言者イザヤの書に、「見よ、わたしはあなたの先にわたしの使い遣わし、あなたの道を整えさせよう。荒れ野で叫ぶ者の声がする。『主の道を整え、その歩む道をまっすぐにせよ。』」と書き記されているように、洗礼者ヨハネが荒れ野に現れ、罪の赦しへと導く悔い改めの洗礼を宣べ伝えていた。ユダヤの全地方、またエルサレムに住むすべての人がヨハネのもとに来て、罪を告白し、ヨルダン川で洗礼を受けていた。ヨハネはらくだの毛の衣を着て、腰に革の帯を締め、蝗(いなご)と野蜜を食物としていた。ヨハネは、述べ伝えて言った「わたしよりも力のある方が、後からおいでになる。わたしは身をかかめて、その方の履き物の紐(ひも)を解く値打さえない。わたしは水であなたたちに洗礼を授けたが、その方は聖霊によって洗礼をお授けになる。」そのころ、イエスはガリラヤのナザレから来て、ヨルダン川でヨハネから洗礼をお受けになった。」

題名は「キリストの洗礼」です。ヴェロッキオ作ですが、後にレオナルド・ダ・ヴィンチが完成させています。この場面を画いた絵は多くありますが、構図的に主題が分かりやすく画かれている絵ですね。イエス様は中央、右側が洗礼者聖ヨハネ、左側はイエス様にお仕えしている天使です。
キリストの洗礼.jpg
当時、ローマ皇帝の許しを得てヘロデ・アンティパス王がこの地方を治めていましたが、彼は弟の妻ヘロディアを自分の妻とするなど、非難されるべき生活をしていたため、ヨハネから戒められました。怒ったヘロデはヨハネを捉えて牢にいれていました。ある時、ヘロデの誕生日の宴席で、踊りを披露したヘロディアの娘サロメに、ヘロデは褒美として望むものは何でも与えることを約束しました。そこで、ヨハネを憎んでいたヘロディアは、娘にヨハネの首を望ませました。ヘロデは、人びとが信頼しているヨハネを殺すことに心を痛めましたが、公の場で誓った約束であったため、ヨハネの首を斬らせ殉教したのです。
◯新約聖書:マルコによる福音書・第6章・第17~第28節
「実は、ヘロデは、自分の兄弟フィリポの妻ヘロディアと結婚しており、そのことで人をやってヨハネを捕らえさせ、牢につないでいた。ヨハネが、「自分の兄弟の妻と結婚することは、律法で許されていない」とヘロデに言ったからである。そこで、ヘロディアはヨハネを恨み、彼を殺そうと思っていたが、できないでいた。なぜなら、ヘロデが、ヨハネは正しい聖なる人であることを知って、彼を恐れ、保護し、また、その教えを聞いて非常に当惑しながらも、なお喜んで耳を傾けていたからである。ところが、良い機会が訪れた。ヘロデが、自分の誕生日の祝いに高官や将校、ガリラヤの有力者などを招いて宴会を催すと、ヘロディアの娘が入って来て踊りをおどり、ヘロデとその客を喜ばせた。そこで、王は少女に、「欲しいものがあれば何でも言いなさい。お前にやろう」と言い、更に、「お前が願うなら、この国の半分でもやろう」と固く誓ったのである。少女が座を外して、母親に、「何を願いましょうか」と言うと、母親は、「洗礼者ヨハネの首を」と言った。早速、少女は大急ぎで王のところに行き、「今すぐに洗礼者ヨハネの首を盆に載せて、いただきとうございます」と願った。王は非常に心を痛めたが、誓ったことではあるし、また客の手前、少女の願いを退けたくなかった。そこで、王は衛兵を遣わし、ヨハネの首を持って来るようにと命じた。衛兵は出て行き、牢の中でヨハネの首をはね、盆に載せて持って来て少女に渡し、少女はそれを母親に渡した。」

グイド・レーニ(1575年~1642年)は、17世紀前半、バロック期に活動したイタリアの画家です。アンニーバレ・カラッチらによって創始されたボローニャ派に属する画家で、ラファエロ風の古典主義的な画風を特色としています。自信に満ちた様子でヨハネの髪を掴むヘロディアです。悪女ぶりがにじみ出ていますね
(; ̄O ̄)。
サロメ.jpg
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