教会日記2019.7.11(カトリック礼拝会修道院「平日のミサ」木曜日) [教会日記]

今日も出勤前に小田急線喜多見駅で途中下車し、カトリック礼拝会修道院(女子修道会)のお御堂(おみどう:聖堂のこと)で、7時からの平日のミサに与りました。成城教会の朝ミサ(平日のミサ)はお休みですので、代わりに女子修道会の礼拝会修道院で朝ミサに与ります。今日も曇り空で、蒸し暑くなく過ごしやすいですね。今朝も清々しい朝を迎えています!

7時からのミサでは、「聖ベネディクト修道院長」の記念日をお祝いしてお祈りしました。そして、ご聖体を拝領させていただいたことを主(神様)に感謝申し上げ、
「栄光の全能永遠の神よ、
御名(みな)讃えられますように、
崇められますように、
アーメン
天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。アーメン」
と気持ちを込めてお祈りしてきました。
また、妻の母親の病が癒やされますように、同僚の病が癒されますように、お二人の心に平安が訪れますように、そして同僚のお嬢さんの病が癒されますようにと、心を込めてお祈りしてきました。
さぁ、これから仕事です!

【聖ベネディクト(480年ごろ〜547年)】
聖ベネディクトは、イタリアのヌルシアに生まれ、ローマで勉学をしたが、20歳のころ、スビアコに身を退けた。そこで隠修士ロマヌスに出会い、修道士となって、洞くつで厳しい禁欲生活を送った。ベネディクトの名声は高まり、彼に倣おうと多くの青年が集まったので、近くに12の修道院を建てた。529年、彼は数名の修道士を伴い、モンテ・カッシーノに修道院を建てた。それは教会で最も有名な修道院となった。また彼は、修道士のために修道生活の規則「ベネディクト会則」を書いた。祈り、生き方などについて分かりやすく述べられており、しかも人の心に響くものであった。ベネディクト会則は、修道生活の制度の基礎を築き、西方修道院制の歴史で重要な役割を果たすものとなった。
(ブログ掲載文献表示:「女子パウロ会ホームページ」から引用)
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口語訳聖書と文語訳聖書における聖句の比較(その1) [聖書]

私の大好きな旧約聖書の「イザヤ書」第6章・第8節の聖句を2つの口語訳聖書と2つの文語訳聖書で比較をします。この聖句は、預言者としてイザヤが召命を受ける場面ですが、カトリック教会では、司祭(神父)が司祭の叙階を受ける時に応える言葉としてよく使われますね。ちなみに、私はこの聖句を私的な名刺に入れています。この聖句の説明は、このブログの「今日の日記2019.5.4(新しい名刺!)」をご覧下さい。
◯現在、一般的に広く多くの人が使用しているカトリック教会とプロテスタント教会が共同訳した口語訳の『新共同訳新約聖書』は次のとおりとなっています。
「わたしがここにおります。わたしを遣わしてください。」

◯カトリック修道会のフランシスコ会聖書研究所が訳した『原文校訂による口語訳 フランシスコ会聖書研究所訳注 聖書』は次のとおりとなっています。
「ここにわたしがおります。このわたしを遣わしてください。」

◯プロテスタント教会の信徒が使用した『文語訳 舊新約聖書』は、次のとおりとなっています。
「われ此にあり我われをつかはしたまへ。」

◯カトリック教会の信徒が使用した『光明社版 ウルガータ全訳 舊約聖書(4分冊)』は次のとおりとなっています。
「ここに我あり、我を遣わし給え。」

以上の4つを比較すると、口語訳では、新共同訳聖書よりもフランシスコ会訳聖書の方が、文頭に「ここにわたし」、「このわたし」がきており、説得力のある訳だと思います。また、文語訳はほぼ同じ訳ですが、表記はウルガータ全訳舊約聖書の方が分かりやすいですね。口語訳と文語訳では、文語訳の方が説得力があり力強い感じがします。

【叙階(じょかい)】
キリスト教カトリック教会の秘跡の1つで、司教、司祭、助祭の聖職者を任命(召し出す)することです。カトリック教会では、次の7つの秘跡があります。①洗礼の秘跡、②堅信の秘跡、③聖体の秘跡、④ゆるし(赦し)の秘跡、⑤病者の塗油の秘跡、⑥叙階の秘跡、⑦結婚の秘跡の以上7つの秘跡です。
【秘跡(ひせき)】
カトリック教会は、秘跡は(種類によって異なるものがあるが)聖職者(司教・司祭)によって執り行われ、目にみえる儀式に目に見えない恵みを伴うものと考えられています。秘跡では、聖別された水、油、ぶどう酒などによって神からの見えない恵みが人間に与えられるとされます。秘跡という言葉はラテン語のサクラメントゥム(Sacramentum:一般的には「サクラメント」)に由来しています。サクラメントゥムというのは「聖別されたもの・行い」あるいは「聖なるもの」、「聖別すること」といった意味です。
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