教会日記2021.3.9(カトリック成城・聖タデオ教会「平日のミサ」火曜日) [教会日記]

今日は、出勤する前に小田急線成城学園前駅で途中下車し、カトリック成城・聖タデオ教会の7時からの平日のミサに与りました。昨夜に雨があがり、今朝はどんよりした曇り空ですが、徐々に晴れそうですね。昨日に続いて寒さを感じる朝となっています。さて、今は「四旬節」中です。いつもに増して祈りに専心し、積極的に愛徳の業を行い、毎日の生活で節制するようにしなければなりません。4月4日の「復活祭」に向けて信仰生活を充実したものにしましょう!

ミサでは、ご聖体を拝領させていただいたことを主(神様)に感謝申し上げ、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン
天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。アーメン」
と気持ちを込めてお祈りしてきました。
また、行方不明となっている小学2年生の小倉美咲ちゃんが、元気な姿で両親の元に帰れるようにお祈りし、同僚の病と同じ病の私が親しくしているご婦人の二人が癒されるようお祈りしました。最後に「主よ、わたしがここにおります。このわたしを遣わしてください。アーメン」とお祈りしました。
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濱尾実のことば(第1日目) [キリスト者(クリスチャン)]

「『清貧』とは、お金や時間がない、物がない、人が足りないということではなく、十分にお金や物や人が使える立場にあっても、あえて使わない。その精神。」

濱尾 実(はまお みのる:1925年~2006年)は、カトリック教会のクリスチャンで元東宮侍従、元東宮傅育官、教育評論家、皇室解説者です。東京大学工学部応用化学科を卒業、カトリック世田谷教会で受洗され、敬虔な信徒だったそうです。洗礼名は「セバスチアノ」です。浜尾 実の名前で多くの著書があります。
1951年(昭和26年)に東宮傅育官として皇太子明仁親王(現在の上皇陛下)に仕えました。その後、東宮侍従となってからは、浩宮徳仁親王(現在の天皇陛下)と礼宮文仁親王(現在の秋篠宮文仁親王・皇嗣)兄弟の幼少時代の教育に当たりました。浩宮様・礼宮様からは「オーちゃん」の愛称で慕われていたそうですよ。

1971年(昭和46年)に退官し、退官後に聖心女子学院中等科・高等科にて教職を勤め、定年退職後は、教育評論家として執筆活動・講演活動を行っていました。2006年に81歳で死去、カトリック麹町・イグナチオ教会において葬儀が行われました。
ちなみに、実弟の濱尾文郎(はまお ふみお:1930年~2007)は、カトリック教会の司祭で、一橋大学社会学部と東京カトリック神学院を卒業。上智大学大学院神学研究科修士課程を経て、ローマの教皇庁立ウルバノ大学とグレゴリアン大学に留学、1957年にローマで司祭に叙階され、ヨハネ・パウロ二世教皇から枢機卿(日本で5人目)に任命されています。

『清貧』とは、国語辞典には「無理に富を求めようとはせず、行いが清らかで貧しい生活に安んじていること。」とあります。「お金がない、物がない = 清貧」ではないのですね。お金があっても、物があっても“無駄に使わない精神”が清貧なのですね。私の自戒とするところです。
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