今日の日記2019.9.9(重陽の節句) [日記]

今日は9月9日、「重陽(ちょうよう)の節句」です。このブログの2016年9月9日に掲載した記事を大幅に加筆・修正して掲載しました。重陽の節句は、五節句の一つで、9月9日のことですね。旧暦では菊が咲く季節であることから、平安時代の昔から「菊の節句」とも呼ばれ、菊の花に長寿をお祈りする日となりました。起源は中国でお祝いされていたものですが、重陽が正式な節句として認められたのは、「漢(前漢は紀元前206年~8年、後漢は(紀元後)25年~220年)」の時代です。後に日本に伝承され、重陽の節句としてお祝いされるようになりました。
今宵は、盃に菊の花びらを浮かべて呑みますか〜!(⌒▽⌒) ………菊の花を買ってこないと!
重陽の節句.jpg
陰陽思想では奇数は陽の数であり、陽数の極である9が重なる日であることから「重陽」と呼ばれています。奇数の重なる月日は陽の気が強すぎるため不吉とされ、それを払う行事として節句が行なわれていましたが、9は一桁の数のうち最大の「陽」であり、特に負担の大きい節句と考えられていました。後に、陽の重なりを吉祥とする考えに変わり、お祝い事となったものです。ちなみに、1月7日は「七草の節句」、3月3日は「桃の節句」、5月5日は「端午の節句」、7月7日は「七夕の節句」です。風流な日本の伝統文化ですね。

◯拾遺和歌集(185)★知ってる人は教養のある人!
「長月の九日ごとに摘む菊の花もかひなく老いにけるかな」
(なかつきの ここぬかことに つむきくの はなもかひなく おいにけるかな)

◯9月9日の記念日です。せっかく高尚な歌で締め括るところだったのに………。
「救急の日」★知ってる人は知識豊富な人!
9月9日でキューキューの語呂合わせから、救急医療の大切さを理解してもらおうと設けられた日です。1982年(昭和57年)に当時の厚生省が制定したもので、救急処置の講習会などが開かれます。
「きゅうりのキューちゃんの日」★知ってる人は笑いのある人!
愛知県豊橋市に本社を置く日本を代表する漬物メーカーの東海漬物株式会社が制定しました。1962年(昭和37年)の発売以来、ロングセラーを続ける同社の人気商品「きゅうりのキューちゃん」をPRするのが目的です。「きゅうりのキューちゃん」は良質な素材を、風味豊かな専用の醤油で味付け、パリポリっとした食感の美味しい漬物ですね。日付は「きゅうり」の9と、「キューちゃん」の9の語呂合わせからです。
9月9日の記念日は、他にもたくさんありますが止めときますね!(⌒-⌒; )
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「聖母マリアの誕生」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

昨日9月8日は、聖母マリア様ご生誕の祝日でした。掲載するのを忘れていました( ̄◇ ̄;) このブログの一年前の2018年9月8日に掲載した記事をそのまま掲載いたします。
聖母マリア様のことを書いてあるのは『ヤコブ原福音書』です。もちろん主人公は聖母マリア様です。『ヤコブ原福音書』は、外典福音書(正典である4福音書以外のもの)の一つで、原文はギリシア語であり、「マリアの誕生・ヤコブの啓示」、「ヤコブの物語・神の母聖マリアの誕生」、「われらの主と聖母マリアの誕生」などとも呼ばれています。この中に書かれているヨアキムとアンナは、聖母マリアの両親と伝えられ、ヨアキムはナザレで生まれてアンナと結婚しましたが、長い間子どもに恵まれず、子どもが授かるように神に祈りをささげていたところ、アンナは40歳のころにマリア様を産み、マリア様を女性として申し分なく教育したそうです。ヨアキムとアンナはイエス・キリストが誕生したときまで生きていたといわれます。
ドメニコ・ギルランダイオ作の「聖マリアの誕生」です。フレスコ画で、イタリア・フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会にあります。
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