教会日記2019.9.3(カトリック成城教会「平日のミサ」火曜日) [教会日記]

今日は、出勤前に小田急線成城学園前駅で途中下車し、カトリック成城教会の7時からの平日のミサに与りました。もう9月になりましたね。しかし、まだ暑いですね~ (⌒-⌒; ) 今日も清々しい朝を迎えています!

6時50分から「お告げの祈り」をお祈りし、7時からのミサでは、「聖グレゴリオⅠ世教皇教会博士」の記念日をお祝いしてお祈りし、ご聖体を拝領させていただいたことを主(神様)に感謝申し上げ、
「栄光の全能永遠の神よ、
御名(みな)讃えられますように、
崇められますように、
アーメン
天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。アーメン」
と気持ちを込めてお祈りしてきました。
また、同僚の病が癒されますように、同僚のお嬢さんの病が完治しますようにと、心を込めてお祈りしました。
さぁ、これから仕事です!
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「聖グレゴリウスI世教皇教会博士」のお話し [聖人・福者・尊者]

今日は、聖グレゴリウスⅠ世教皇教会博士の記念日です。このブログの2018年9月3日に掲載した記事を一分加筆して掲載いたします。
聖グレゴリウスⅠ世(540年頃~604年)は、キリスト教カトリックのローマ教皇(在位:590年~604年)で、“問答者グレゴリウス”、“大聖グレゴリウス”とも呼ばれていますね。教会の典礼の整備、教会改革で知られ、中世初期を代表する教皇です。四大ラテン教父(聖ヒエロニムス、聖アンブロシウス、聖アウグスティヌス、聖グレゴリウスⅠ世)の一人で、キリスト教カトリックでは聖人・教父・教会博士に列せられています。キリスト教正教会でも聖人です。
ローマ貴族の出身で、政治家として活動していましたが、キリスト教の信仰に篤く誓願して修道院に入り、590年に教皇に選ばれて教会改革に精力を注ぎました。グレゴリウスは西方だけでなく東方においても著名な存在であり、ローマ司教の域を出なかった教皇職の権威を高めることに貢献しました。聖ベネディクトの伝記を含む多くの著作を残したことで知られており、教皇として書いた多くの書簡が残されています。また、「グレゴリオ聖歌」の名称としても残っており、伝承では彼自身多くの聖歌を作曲したとされています。しかし、現在は下記の説明のとおりとなっています。

「聖グレゴリウス」1626-1627年頃・セビーリャ美術館蔵
フランシスコ・デ・スルバラン(1598年〜1664年)作の「聖グレゴリウス」です。ルスバランは、バロック期のスペインの画家です。この絵は、スルバランが初期セビーリャ時代に手がけた代表的な聖人像作品で、ドミニコ会修道院サン・パブロ・エル・レアール聖堂のために制作された17点の聖人肖像のうちの一つです。ラテン教会四大教父の一人で第64代教皇としても知られる聖グレゴリウスの単身を描いたものです。
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ところで、「グレゴリオ聖歌(グレゴリアン・チャント)」は、西方教会の単旋律聖歌の基軸をなす聖歌で、キリスト教カトリック教会で用いられている単旋律、無伴奏の宗教音楽です。グレゴリオ聖歌は、主に9世紀から10世紀にかけて、西欧から中欧のフランク人の居住地域で発展し、後に改変を受けながら伝承しました。教皇グレゴリウスⅠ世が編纂したと広く信じられてきましたが、現在ではカロリング朝にローマとガリアの聖歌を統合したものと考えられています。写真は、私が持っているグレゴリオ聖歌のCDです。とにかく心静かにして聴くことです。“癒やし”の音楽になること間違いないですね!ウェイト・トレーニング中のBGMとしても聴いています!( ̄◇ ̄;)
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ここでは難しい話しはしませんが、グレゴリオ聖歌の発展とともに教会旋法が成立し、グレゴリオ聖歌は8つの旋法で体系づけられることになりました。グレゴリオ聖歌の旋律は、「ネウマ譜」を用いて記譜され、このネウマ譜が、16世紀に現代用いられている「五線譜」となりました。歴史的には、教会では男性および少年合唱によって、また修道会では、修道士や修道女によって歌継がれてきました。何年か前にグレゴリオ聖歌が“癒やしの音楽”として流行ったことがありましたね。
自室に飾ってあるグレゴリオ聖歌の「ネウマ譜」の本物!です。「ネウマ譜」とは、楽曲の楽譜を「ネウマ」と呼ばれる記号を用いて書き表す記譜法のことです。元々はネウマ(希: νευμα)とはギリシャ語で「合図、身振り」という意味であり、合唱を指揮する際の手の合図のことです。
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