教会日記2023.1.21(カトリック成城・聖タデオ教会「神のことばの主日のミサ」土曜日) [教会日記]
今日は、仕事はお休みをいただき、カトリック成城・聖タデオ教会での「神のことばの主日のミサ」に与りました。「神のことばの主日」の詳しいことについては、このブログに明日掲載いたします。今日からしばらく極寒の日が続きます!( ̄◇ ̄;) 最高気温は一桁台、最低気温はマイナスです!夜は早めに帰った方がいいですね。皆さん!お風邪を召しませんように!
ミサでは、まず、主を讃えるお祈りです。
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン」
と祈りました。
そして、主に感謝です。
「今日も清々しい朝を迎えさせていただき、ご聖体を拝領させていただいたことを感謝申し上げます。」
次に、主により頼むお祈りです。
「天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。
アーメン」
と祈りました。
次に、派遣のお祈りです。
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」
と祈りました。
終わりに、『大天使聖ミカエルへの祈り』です。
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
と祈りました。
ミサでは、まず、主を讃えるお祈りです。
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン」
と祈りました。
そして、主に感謝です。
「今日も清々しい朝を迎えさせていただき、ご聖体を拝領させていただいたことを感謝申し上げます。」
次に、主により頼むお祈りです。
「天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。
アーメン」
と祈りました。
次に、派遣のお祈りです。
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」
と祈りました。
終わりに、『大天使聖ミカエルへの祈り』です。
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
と祈りました。
2023年「聖母マリア様の祭日・祝日・記念日」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]
カトリック教会が定めている2023年の「聖母マリアの祭日・祝日・記念日」は次のとおりです。その他、「神のお告げ(祭日:3月25日)」と「聖マリアの御名(みな)(記念日:9月12日)」が間接的に聖母マリア様に関係する任意の祭日・記念日として祝われ、また5月の一月間を「聖母の月」として祝われ、10月の一月間は「ロザリオの月」となります。
1.「神の母聖マリア」
大祭日は、1月1日(日)です。
2.「ルルドの聖母」
記念日は、2月11日(土)です。
3.「日本の信徒発見の聖母」
祝日は、3月17日(金)です。
4.「神のお告げ」
任意の祭日は、3月25日(土)です。
5.「聖母の月(5月)」
5月の一ヶ月間は、「聖母の月」となります。
6.「ファティマの聖母」
記念日は、5月13日(土)です。
7.「聖母の訪問」
祝日は、5月31日(水)です。
8.「聖母の御心(みこころ)」
記念日は、「イエスの御心(みこころ)」の翌日の土曜日、今年は6月17日(土)です。
9.「教会の母 聖マリア」
記念日は、「聖霊降臨の主日」の翌日の月曜日、今年は6月29日(月)です。
10.「聖母の被昇天」
大祭日は、8月15日(火)です。
11.「天の元后聖マリア」
記念日は、8月22日(火)です。
12.「聖マリアの誕生」
祝日は、9月8日(金)です。
13.「聖マリアの御名(みな)」
任意の記念日は、9月12日(火)です。
14.「悲しみの聖母」
記念日は、9月15日(金)です。
15.「ロザリオの月(10月)」
10月の一ヶ月間は、「ロザリオの月」となります。
16.「ロザリオの聖母」
記念日は、10月7日(土)です。
17.「聖マリアの奉献」
記念日は、11月21日(火)です。
18.「無原罪の聖マリア」
大祭日は、12月8日(金)です。
聖母マリア様の祭日・祝日・記念日を相応しく祝うために、第二バチカン公会議文書の『典礼憲章(第5章・典礼暦年・第103「聖母の崇敬」)』では、次のとおり述べられています。
「キリストの諸秘儀を、一年の周期をもって祝う際、聖なる教会は、神の母・聖母マリアを、特別の愛をもって敬う。聖母は、切り離すことができない絆によって子の救いのわざに結ばれている。教会は聖母のうちに、あがないの最も優れた実りを感嘆し、ほめたたえ、あたかも最も純粋な姿のうちにおけるものとして、聖母のうちに、自分が完全にそうありたいと欲し、希望しているものを、喜びをもって見つめるのである」
この文章は、次の3つの点から聖母の祝日を祝う態度を教えています。
第1に、聖母マリア様の祝日は、イエス様の過越の秘儀の中で統合されるものであるということです。これは教会暦の祝祭が、①イエス様と直接関係があるもの、②聖母マリア様と関係しているもの、③聖ヨセフを含む諸聖人と関係しているものに分けられていますが、実際これらすべては、イエス様の過越の神秘を、それぞれ異なった側面から照らしているのです。つまり、公会議が述べているように、「聖母は切り離すことができない絆によって、神の救いのわざに結ばれている」方であり、それぞれの聖母マリア様の祝日は、イエス様によってもたらされた救いのみわざのある部分を表しています。
第2に、教会の中で聖母マリア様が崇敬される理由は、聖母マリア様が「あがないの最も優れた実り」だからです。聖母マリア様は、自分の固有の信仰の歩みにおいて、神のあがないの実りとなりました。聖母マリア様は「神がわたしに偉大なわざを行われた」(新約聖書:ルカによる福音書・第1章・第49節)ことを信じ、その信仰を最後まで生き抜いたのです。それゆえにすべての信仰は、聖母マリア様を「感嘆し、ほめたたえる」とともに、聖母マリア様の信仰に倣うことを願うものです。
第3に、教会は「彼女の希望に託し、喜びのうちに観想する」ということがあげられます。教会は、目に見える現実を超えて働きかけられる神のみ摂理に自らを委ねた聖母マリア様の希望に学ぶ共同体です。教会は、自分のすべてを神の恵みに委ねた聖母マリア様のように、神への信頼のうちに真の喜びを味わうということです。
聖母マリア様の取次ぎを願ってお祈りしましょう。
1.「神の母聖マリア」
大祭日は、1月1日(日)です。
2.「ルルドの聖母」
記念日は、2月11日(土)です。
3.「日本の信徒発見の聖母」
祝日は、3月17日(金)です。
4.「神のお告げ」
任意の祭日は、3月25日(土)です。
5.「聖母の月(5月)」
5月の一ヶ月間は、「聖母の月」となります。
6.「ファティマの聖母」
記念日は、5月13日(土)です。
7.「聖母の訪問」
祝日は、5月31日(水)です。
8.「聖母の御心(みこころ)」
記念日は、「イエスの御心(みこころ)」の翌日の土曜日、今年は6月17日(土)です。
9.「教会の母 聖マリア」
記念日は、「聖霊降臨の主日」の翌日の月曜日、今年は6月29日(月)です。
10.「聖母の被昇天」
大祭日は、8月15日(火)です。
11.「天の元后聖マリア」
記念日は、8月22日(火)です。
12.「聖マリアの誕生」
祝日は、9月8日(金)です。
13.「聖マリアの御名(みな)」
任意の記念日は、9月12日(火)です。
14.「悲しみの聖母」
記念日は、9月15日(金)です。
15.「ロザリオの月(10月)」
10月の一ヶ月間は、「ロザリオの月」となります。
16.「ロザリオの聖母」
記念日は、10月7日(土)です。
17.「聖マリアの奉献」
記念日は、11月21日(火)です。
18.「無原罪の聖マリア」
大祭日は、12月8日(金)です。
聖母マリア様の祭日・祝日・記念日を相応しく祝うために、第二バチカン公会議文書の『典礼憲章(第5章・典礼暦年・第103「聖母の崇敬」)』では、次のとおり述べられています。
「キリストの諸秘儀を、一年の周期をもって祝う際、聖なる教会は、神の母・聖母マリアを、特別の愛をもって敬う。聖母は、切り離すことができない絆によって子の救いのわざに結ばれている。教会は聖母のうちに、あがないの最も優れた実りを感嘆し、ほめたたえ、あたかも最も純粋な姿のうちにおけるものとして、聖母のうちに、自分が完全にそうありたいと欲し、希望しているものを、喜びをもって見つめるのである」
この文章は、次の3つの点から聖母の祝日を祝う態度を教えています。
第1に、聖母マリア様の祝日は、イエス様の過越の秘儀の中で統合されるものであるということです。これは教会暦の祝祭が、①イエス様と直接関係があるもの、②聖母マリア様と関係しているもの、③聖ヨセフを含む諸聖人と関係しているものに分けられていますが、実際これらすべては、イエス様の過越の神秘を、それぞれ異なった側面から照らしているのです。つまり、公会議が述べているように、「聖母は切り離すことができない絆によって、神の救いのわざに結ばれている」方であり、それぞれの聖母マリア様の祝日は、イエス様によってもたらされた救いのみわざのある部分を表しています。
第2に、教会の中で聖母マリア様が崇敬される理由は、聖母マリア様が「あがないの最も優れた実り」だからです。聖母マリア様は、自分の固有の信仰の歩みにおいて、神のあがないの実りとなりました。聖母マリア様は「神がわたしに偉大なわざを行われた」(新約聖書:ルカによる福音書・第1章・第49節)ことを信じ、その信仰を最後まで生き抜いたのです。それゆえにすべての信仰は、聖母マリア様を「感嘆し、ほめたたえる」とともに、聖母マリア様の信仰に倣うことを願うものです。
第3に、教会は「彼女の希望に託し、喜びのうちに観想する」ということがあげられます。教会は、目に見える現実を超えて働きかけられる神のみ摂理に自らを委ねた聖母マリア様の希望に学ぶ共同体です。教会は、自分のすべてを神の恵みに委ねた聖母マリア様のように、神への信頼のうちに真の喜びを味わうということです。
聖母マリア様の取次ぎを願ってお祈りしましょう。
「聖アグネスおとめ殉教者」のお話し [聖人・福者・尊者]
今日1月21日は、聖アグネスおとめ殉教者(イタリア:291年~304年1月21日)の記念日です。
ローマの聖アグネスや聖イネス、聖女アグネス、聖女アニエスとも呼ばれ、13歳で殉教したと伝えられています。聖アグネスは、カトリックのミサで記念される女性の中で聖母マリア様を除いた7人の中の1人です。西方教会において、彼女は純潔・庭師・若い女性(少女)・夫婦・強姦被害者の守護聖人となっています。
ローマの上流階級の名門の家庭に生まれ、若く聡明な美少女であったアグネスには、多くの縁談がありましたが、すべて断ったのでした。そのため、彼女がキリスト信者であることが分かるとすぐ訴えられ、どんな拷問にあっても決して信仰を捨てない彼女は、ついに死刑を言い渡されました。彼女は「キリストはわたしの花婿です。最初に選んでくださったのはキリストですから、わたしはその方に従います」と言って、13歳になった304年1月21日にローマ帝国の皇帝ディオクレティアヌスの統治下で殉教しました。
後に彼女は有名になり、キリスト教を国教としたローマ皇帝コンスタンティヌスは、自分の娘に彼女の墓の前で洗礼を受けさせたといわれています。その後、墓の上には聖アグネス聖堂が建てられました。アグネスは、<羊を抱いて描かれる(羊がアトリビュート)>絵画が多いのですが、ラテン語で「子羊」を意味する「アグヌス」と似ているためだといわれています。
【アトリビュート】
西洋絵画、特に宗教画(キリスト教絵画)には、「アトリビュート(=持物:じぶつ)」というものがあります。これは、絵を描く時の“約束事”として、特定の人物(聖人など)に密接に結びつけられたもの、例えば花、動物、小物、道具や背景などが画かれるのです。
例えば、聖母マリア様ですと、必ず画かれているのが純潔の象徴である「百合の花」ですね。「受胎告知」の絵で、大天使ガブリエルが百合の花を持っています。そして、天の真実を意味する「青色(濃紺色)のマント」です。「祈りの聖母」と「悲しみの聖母」の絵もそうですね。他にも、「12の星の冠」や足の下に「三日月」と「蛇」が画かれています。聖母マリア様の絵を見るときはよく観察しましょうね。
他にも、聖母マリアの夫である聖ヨセフは、大工であったことから大工道具がアトリビュートになっていますし、聖アガタは、乳房を切り取られたことから、乳房がアトリビュートになっています。旧約聖書の「トビト記」に出てくるトビアスを描いた絵は、必ず魚が画かれています。(「トビト記」を読めばわかります。)マグダラのマリアの絵は、必ず香油の壺とドクロが画かれています。
ローマの聖アグネスや聖イネス、聖女アグネス、聖女アニエスとも呼ばれ、13歳で殉教したと伝えられています。聖アグネスは、カトリックのミサで記念される女性の中で聖母マリア様を除いた7人の中の1人です。西方教会において、彼女は純潔・庭師・若い女性(少女)・夫婦・強姦被害者の守護聖人となっています。
ローマの上流階級の名門の家庭に生まれ、若く聡明な美少女であったアグネスには、多くの縁談がありましたが、すべて断ったのでした。そのため、彼女がキリスト信者であることが分かるとすぐ訴えられ、どんな拷問にあっても決して信仰を捨てない彼女は、ついに死刑を言い渡されました。彼女は「キリストはわたしの花婿です。最初に選んでくださったのはキリストですから、わたしはその方に従います」と言って、13歳になった304年1月21日にローマ帝国の皇帝ディオクレティアヌスの統治下で殉教しました。
後に彼女は有名になり、キリスト教を国教としたローマ皇帝コンスタンティヌスは、自分の娘に彼女の墓の前で洗礼を受けさせたといわれています。その後、墓の上には聖アグネス聖堂が建てられました。アグネスは、<羊を抱いて描かれる(羊がアトリビュート)>絵画が多いのですが、ラテン語で「子羊」を意味する「アグヌス」と似ているためだといわれています。
【アトリビュート】
西洋絵画、特に宗教画(キリスト教絵画)には、「アトリビュート(=持物:じぶつ)」というものがあります。これは、絵を描く時の“約束事”として、特定の人物(聖人など)に密接に結びつけられたもの、例えば花、動物、小物、道具や背景などが画かれるのです。
例えば、聖母マリア様ですと、必ず画かれているのが純潔の象徴である「百合の花」ですね。「受胎告知」の絵で、大天使ガブリエルが百合の花を持っています。そして、天の真実を意味する「青色(濃紺色)のマント」です。「祈りの聖母」と「悲しみの聖母」の絵もそうですね。他にも、「12の星の冠」や足の下に「三日月」と「蛇」が画かれています。聖母マリア様の絵を見るときはよく観察しましょうね。
他にも、聖母マリアの夫である聖ヨセフは、大工であったことから大工道具がアトリビュートになっていますし、聖アガタは、乳房を切り取られたことから、乳房がアトリビュートになっています。旧約聖書の「トビト記」に出てくるトビアスを描いた絵は、必ず魚が画かれています。(「トビト記」を読めばわかります。)マグダラのマリアの絵は、必ず香油の壺とドクロが画かれています。