「聖家族像」のご紹介 [聖品紹介]

Yahooオークションで、350円で落札した「聖家族像」です。中央にイエス・キリスト、向かって左側に聖母マリア様、右側に聖ヨセフ様です。オークション出品者のお話しでは、柘植(つげ)の木でできているそうです。とってもキレイです。これで350円での落札は普通はあり得ません。落札の競争相手がいなかったからですが、安過ぎます。明日のミサの後で神父様に祝福していただきます(^∇^)

開いたところです。
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左側は閉じたところです。右側は少し開いて上から撮りました。
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教会日記2020.7.25(カトリック成城教会「主日のミサ」土曜日) [教会日記]

今日は、カトリック成城教会での18時からの主日のミサに与りました。これで、6月20日(土)にミサが再開されてから、36日間連続してミサに与ってご聖体を拝領したことになります。今日は朝から全国的に厳しい雨となりました。ミサは、いつものように3蜜を避けるため、ソーシャルディスタンスで入堂制限がありますから40人くらいしか入れません。ですから、聖堂に入れない人のために、信徒館でスクリーンで映してミサに与る対策もしています。また、マスクの着用はもちろんのこと、聖堂(信徒館)入口の受付でカードに氏名と電話番号の記入と手の消毒があります。そして、ミサの時間を通常よりも短縮するためと信徒の声の発生を少なくするために、約30分のミサとなっています。聖歌は歌いません( ̄◇ ̄;) 毎回残念なことですね(T_T)

ミサでは、ご聖体を拝領させていただいたことを主(神様)に感謝申し上げ、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン
天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。アーメン」
と気持ちを込めてお祈りしてきました。
また、行方不明となっている小学2年生の小倉美咲ちゃんが、元気な姿で両親の元に帰れるようにお祈りし、同僚の病が癒されますように、同僚のお嬢さんの病気が完治しますようにと心を込めてお祈りしました。
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「使徒聖大ヤコブ」のお話し [聖人・福者・尊者]

今日25日は、イエス様の12使徒(弟子)の一人の聖ヤコブの祝日です。このブログの2019年7月25日に掲載した記事を一部修正して再度掲載いたします。
漁師のゼベダイの子であるヤコブは、同じ使徒である弟ヨハネと兄弟で、もう一人の同じ使徒であるアルファイの子であるヤコブ(こちらは「小ヤコブ」)と区別するため、通称「大ヤコブ」と称されています。聖人の概念を持つカトリック教会をはじめ、キリスト教の各教派で聖人として崇敬されています。

ピーテル・パウル・ルーベンス作の「使徒聖ヤコブ」です。1612〜13年、油彩・画布、108X84cm、スペイン:マドリードにある「プラド美術館」蔵です。
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新約聖書:マルコによる福音書・第1章・第19〜20節に、ヤコブは父ゼベダイ、兄弟ヨハネと共にガリラヤ湖畔の漁船の中で網の手入れをしていたところをイエス様に呼ばれ、そのまま父と雇い人を残して弟ヨハネと共に弟子になったと記載されています。2人は、気性の激しさから「ボアネルゲス(雷の子ら)」と呼ばれていたようです。大ヤコブはエルサレム教会において、一貫として中心的な立場を占めていましたが、新約聖書:使徒言行録・第12章・第20節の記載によると、ユダヤ人の歓心を買おうとしたヘロデ・アグリッパ1世によって捕らえられて斬首され殉教しました。紀元44年のころと推定されています。
◯新約聖書:マルコによる福音書・第1章・第19〜20節
「また、少し進んで、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、舟の中で網の手入れをしているのを御覧になると、すぐに彼らをお呼びになった。この二人も父ゼベダイを雇い人たちと一緒に舟に残して、イエスの後について行った。」
◯新約聖書:マルコによる福音書・第3章・第16〜第17節
「こうして十二人を任命された。シモンにはペトロという名を付けられた。ゼベダイの子ヤコブとヤコブの兄弟ヨハネ、この二人にはボアゲルネス、すなわち、「雷の子ら」という名を付けられた。」
ちなみに、5月末まで私が所属していたカトリック町田教会の教会堂名は、聖ヤコブ(大ヤコブ)です。ですから教会の機関紙(広報紙)は「雷の子(いかずちのこ)」という名前になっています。
◯新約聖書:使徒言行録・第12章・第1〜第2節
「そのころ、ヘロデ王は教会のある人々に迫害の手を伸ばし、ヨハネの兄弟ヤコブを剣で殺した。」

さて、時代は下って9世紀になり、ヤコブの遺体とされるものが、遥か遠くスペインの現在のサンティアゴ・デ・コンポステーラの地で”奇跡的に発見された”とされています。その頃のスペインは、イベリア半島において、レコンキスタの最中であり、イスラム勢力と闘っていたキリスト教勢力を守護する又はキリスト教徒勢力が、イベリア半島を制圧する行動のシンボルとして熱狂的に崇められました。このため、スペインの守護聖人(聖ヤコブは、スペイン語で「サンティアゴ(Santiago)」)とされています。サンティアゴ・デ・コンポステーラには教会聖堂が建てられ、現在はキリスト教カトリックの3大聖地の一つとなっています。

ところで、ホタテ貝(写真)はヤコブのシンボルとなっています。なぜか?その理由は、そもそも、エルサレムでヘロデ・アグリッパ1世に捕らえ斬首された後、その遺体は船で地中海を渡ってスペインに運ばれたそうです。その船に貝がたくさん付着していおり、そこからホタテ貝がシンボルとなったそうです(なぜホタテ貝?)。ですから、聖ヤコブを画く場合、必ずと言っていいほど巡礼者の格好をして、杖を持ってホタテ貝を首に吊るしているところを画いています。
また、フランス語ではホタテ貝を「聖ヤコブの貝」(coquille Saint-Jacques、コキーユ・サンジャック)と呼びます。英語圏で多いジャック(Jack)の名は、彼の名(ジェイコブ)か、あるいは旧約聖書に登場するユダヤ人の祖ヤコブに因むJames又はJacobの愛称です。カトリック教会における記念日は7月25日となっています。
写真は、スペインの“サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼”から帰ってこられた方のお土産としていただいたロザリオです。玉の部分が“ホタテ貝”の形になっており、十字架は“ヤコブの十字架”の形になっています。
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【レコンキスタ】
レコンキスタとは、718年から1492年までに行われた、キリスト教国によるイベリア半島(スペイン全土とポルトガル全土のあるヨーロッパ大陸の南西に突き出た大きな半島)の再征服活動の総称のことです。ウマイヤ朝による西ゴート王国の征服とそれに続くアストゥリアス王国の建国から始まり、1492年のグラナダ陥落によるナスル朝滅亡で終わる再征服活動です。つまり、簡単に説明しますと、元々キリスト教圏であったイベリア半島は、イスラーム勢力(国)に征服されていました。それをキリスト教の国々が再征服したということです。それを「レコンキスタ」というのですね。
【キリスト教カトリック3大聖地(3大巡礼地)】
まず、①イエス・キリストが生まれて亡くなられたイスラエルのエルサレム付近(ベツレヘムも含む)、②イタリアのローマにあるカトリックの総本山のバチカン。ここにイエス様の使徒の筆頭の聖ペテロのお墓があります。そして③スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラです。これにフランスのルルドを加えて4大聖地(4大巡礼地)する場合もあります。3大聖地は、定年退職後に妻と二人で巡礼に行くことにしています!今からとっても楽しみです!
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