教会日記2020.5.26(カトリック成城教会「ロザリオの祈り」火曜日) [教会日記]

今日は、仕事が終わってから帰り道を小田急線成城学園前駅で途中下車し、カトリック成城教会でお祈りを捧げてきました。成城教会は4月8日(水)以来、約1ヶ月半ぶりとなりました。昨日、緊急事態宣言が解除されたことで、聖堂の閉鎖も解除となり、お御堂でのお祈りができるようになりました。やはり、通勤経路上にある教会のお御堂でのお祈りできるのはとても助かります。
5月の「聖母月」も終わりに近づきましたが、今日も静寂に包まれたお御堂でロザリオの祈り(一環)を心静かにお祈りすることができました。「新型コロナウィルスの感染が拡大しませんように、感染者の皆さんが早く治りますように、不安定となっている人々の心に平安が戻りますように」とお祈りしました。

御心(みこころ)の聖母マリア様です。お優しいお顔ですね。
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『健康を求める祈り』をお祈りしました。
『すべてを造り、新たにする方、
わたしのいのちの源、神の聖なる霊、
聖マリアとともに、あなたを礼拝し、感謝し、愛します。
あなたは、全宇宙にいのちを与え、活気づける方です。
わたしたちに健康を保たせ、
いのちをおびやかし危険にさらす病気から
解放してください。
あなたの恵みに助けられ、
神の栄光と、わたしの魂の善と、
兄弟姉妹への奉仕のために、
わたしのすべての力を常に用いることを約束します。
医師と、看護にあたるすべての人に、
あなたの知識と聡明の賜物を与え、照らしてください。
いのちをおびやかし危険にさらす病気の原因を知り、
予防と回復のため、
より効果ある治療がなされますように。
聖なるおとめ、いのちの母、病人のいやしである御母、
わたしのこの貧しい祈りをあなたにゆだねます。
あなたは神の母、わたしたちの母、
あなたの執り成しをもって、
この祈りに力を添えてください。
アーメン」

続いて、『新型コロナウイルス感染症に苦しむ世界のための祈り』をお祈りしました。
「いつくしみ深い神よ、
新型コロナウイルスの感染拡大によって、
今、大きな困難の中にある世界を顧みてください。
病に苦しむ人に必要な医療が施され、
感染の終息に向けて取り組むすべての人、
医療従事者、病者に寄り添う人の健康が守られますように。
亡くなった人が永遠のみ国に迎え入れられ、
尽きることのない安らぎに満たされますように。
不安と混乱に直面しているすべての人に、
支援の手が差し伸べられますように。
希望の源である神よ、
わたしたちが感染拡大を防ぐための犠牲を惜しまず、
世界のすべての人と助け合って、
この危機を乗り越えることができるようお導きください。
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
希望と慰めのよりどころである聖マリア、
苦難のうちにあるわたしたちのためにお祈りください。」
新型コロナウイルス肺炎が早く終息するよう、一人でも多くの皆さんと一緒にお祈りしましょう!
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聖母マリア様の祝日・祭日・記念日のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

キリスト教カトリック教会が定めている「聖母マリアの祭日・祝日・記念日」は、次のとおりです。その他、「神のお告げ(祭日:3月25日)」と「聖マリアの御名(みな)(記念日:9月12日)」が間接的に聖母マリア様に関係する任意の祭日・記念日として祝われ、また5月は一月間を「聖母の月」として祝われます。

1.「神の母聖マリア」
祭日は、1月1日です。

2.「ルルドの聖母」
記念日は、2月11日です。

3.「日本の信徒発見の聖母」
祝日は、3月17日です。

4.「神のお告げ」
任意の祭日は、3月25日です。

5.「聖母の月(5月)」
5月の一ヶ月間は、「聖母の月」となります。

6.「ファティマの聖母」
記念日は、5月13日です。

7.「聖母の訪問」
祝日は、5月31日です。

8.「教会の母 聖マリア」
記念日は、「聖霊降臨」の主日後の月曜日、今年は5月24日です。

9.「聖母の御心(みこころ)」
記念日は、「イエスの御心(みこころ)」の祭日の翌日の土曜日、今年は6月12日です。

10.「聖母の被昇天」
祭日は、8月15日です。

11.「天の元后聖マリア」
記念日は、8月22日です。

12.「聖マリアの誕生」
祝日は、9月8日です。

13.「聖マリアの御名(みな)」
任意の記念日は、9月12日です。

14.「悲しみの聖母」
記念日は、9月15日です。

15.「ロザリオの月(10月)」
10月の一ヶ月間は、「ロザリオの月」となります。

16.「ロザリオの聖母」
記念日は、10月7日です。

17.「聖マリアの奉献」
記念日は、11月21日です。

18.「無原罪の聖マリア」
祭日は、12月8日です。

聖母マリア様の祭日・祝日・記念日を相応しく祝うために、第二バチカン公会議文書の『典礼憲章(第5章・典礼暦年・第103「聖母の崇敬」)』では、次のとおり述べられています。
「キリストの諸秘儀を、一年の周期をもって祝う際、聖なる教会は、神の母・聖母マリアを、特別の愛をもって敬う。聖母は、切り離すことができない絆によって子の救いのわざに結ばれている。教会は聖母のうちに、あがないの最も優れた実りを感嘆し、ほめたたえ、あたかも最も純粋な姿のうちにおけるものとして、聖母のうちに、自分が完全にそうありたいと欲し、希望しているものを、喜びをもって見つめるのである」

この文章は、次の3つの点から聖母の祝日を祝う態度を教えています。
第1に、聖母マリア様の祝日は、イエス様の過越の秘儀の中で統合されるものであるということです。これは教会暦の祝祭が、①イエス様と直接関係があるもの、②聖母マリア様と関係しているもの、③聖ヨセフを含む諸聖人と関係しているものに分けられていますが、実際これらすべては、イエス様の過越の神秘を、それぞれ異なった側面から照らしているのです。つまり、公会議が述べているように、「聖母は切り離すことができない絆によって、神の救いのわざに結ばれている」方であり、それぞれの聖母マリア様の祝日は、イエス様によってもたらされた救いのみわざのある部分を表しています。
第2に、教会の中で聖母マリア様が崇敬される理由は、聖母マリア様が「あがないの最も優れた実り」だからです。聖母マリア様は、自分の固有の信仰の歩みにおいて、神のあがないの実りとなりました。聖母マリア様は「神がわたしに偉大なわざを行われた」(新約聖書:ルカによる福音書・第1章・第49節)ことを信じ、その信仰を最後まで生き抜いたのです。それゆえにすべての信仰は、聖母マリア様を「感嘆し、ほめたたえる」とともに、聖母マリア様の信仰に倣うことを願うものです。
第3に、教会は「彼女の希望に託し、喜びのうちに観想する」ということがあげられます。教会は、目に見える現実を超えて働きかけられる神のみ摂理に自らを委ねた聖母マリア様の希望に学ぶ共同体です。教会は、自分のすべてを神の恵みに委ねた聖母マリア様のように、神への信頼のうちに真の喜びを味わうということです。
聖母マリア様の取次ぎを願ってお祈りしましょう。
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