2020年4月の訪問教会・支援活動記録 [訪問教会・支援活動記録]

今月は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため復活祭のミサが中止となり、「緊急事態宣言」が出されて先月に引き続きミサは中止となりました。いつも仕事帰りに寄ってロザリオの祈りをしていたカトリック成城教会の聖堂も閉鎖となり、月の途中から聖堂を開放しているカトリック松原教会でのロザリオのお祈りとなりました。復活祭のミサがなくなるとは思いもしませんでしたね。非常に残念なことです。
4月は30日間ある中の13日間(43.3%)を、2つの教会・修道院に14回訪問し、ロザリオの祈りを一環お祈りしました。もちろんミサに与るのもご聖体を拝領するのも0回です。ホームレス支援活動も体調を考え大事をとって0回となりました。

1日(水)成城教会:ロザリオの祈り(一環)・18時5分から
2日(木)成城教会②:ロザリオの祈り(一環)・18時40分から
3日(金)成城教会③:ロザリオの祈り(一環)・19時10分から
4日(土)………
5日(日)………
6日(月)成城教会④:ロザリオの祈り(一環)・18時45分から
7日(火)………
8日(水)成城教会⑤:お祈り・17時50分から
9日(木)聖木曜日:東京大司教区HP・YouTubeミサ
10日(金)聖金曜日:東京大司教区HP・YouTubeミサ
11日(土)聖なる復活の徹夜祭:東京大司教区HP・YouTubeミサ
12日(日)復活の主日:東京大司教HP・区YouTubeミサ
13日(月)………
14日(火)松原教会:ロザリオの祈り(一環)・18時5分から
15日(水)………
16日(木)松原教会②:ロザリオの祈り(一環)・17時40分から
17日(金)松原教会③:ロザリオの祈り(一環)・18時30分から
18日(土)………
19日(日)………
20日(月)松原教会④:ロザリオの祈り(一環)・19時5分から
21日(火)松原教会⑤:ロザリオの祈り(一環)・18時10分から
22日(水)………
23日(木)松原教会⑥:ロザリオの祈り(一環)・17時55分から
24日(金)松原教会⑦:ロザリオの祈り(一環)・17時50分から
25日(土)………
26日(日)松原教会⑧:ロザリオの祈り(一環)・16時35分から
27日(月)………
28日(火)………
29日(水)………
30日(木)………
以上です。
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「ロザリオの祈り」のお話し [祈り]

明日から5月となりますが、キリスト教カトリック教会では「聖母月」となります。先日、フランシスコ教皇から「信徒への書簡」が出され、その中でロザリオの祈りを推奨されています。ロザリオの祈りについては、このブログでたびたび掲載していますが、2018年9月9日に「ロザリオの祈り(修正版)」を掲載し、ロザリオに祈り方について詳しく書きました。再掲載いたしますが、とても長いですから興味のある方というか、「ロザリオの祈り」でお祈りしてみたいと思う方は是非読んでください。興味のない方にはつまらないかも?しれませんから1番だけでもお読みくださいね。

私が毎日使っている「ロザリオ」です。
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1 「ロザリオの祈り」とは
ロザリオとは“バラの冠(かんむり)”という意味です。そこで、ロザリオの祈りとは、「アヴェ・マリアの祈り」を一輪のバラとみなし、信仰の神秘、イエス・キリストの生涯を黙想しながら”霊的花束”を聖母マリア様に捧げ、聖母マリア様の取り次ぎを願う祈りのことです。
祈りには4つの「神秘(「奥義(おうぎ)」とも言います。):喜び、苦しみ、栄え、光」があります。それぞれの神秘には、5つの「黙想(「玄義(げんぎ)」とも言います。)」があります。この1つの黙想を「1連(いちれん)」といいます。5つの黙想で「5連(ごれん)」となります。この5連を「1環(いっかん:1つ輪)」と言います。
そして、次のとおり日曜日から土曜日まで、お祈りする日が7日間ありますから、これを毎日繰り返してお祈りすることになります。では、毎日お祈りする「ロザリオの祈り」の7日間の概要をみてみましょうね。(記載されている各神秘と各黙想を徐々に覚えましょう。)

日曜日は「栄えの神秘」です。
第1の黙想「主イエス、復活する」
第2の黙想「主イエス、天にあげられる」
第3の黙想「「聖霊、使徒達に降る」
第4の黙想「聖母マリア、天の栄光にあげられる」
第5の黙想「聖母マリア、すべての人の母となる」

月曜日は「喜びの神秘」です。
第1の黙想「聖母マリア、神のお告げを受ける」
第2の黙想「聖母マリア、エリザベトを訪問する」
第3の黙想「聖母マリア、主イエスを産む」
第4の黙想「聖母マリア、主イエスを捧げる」
第5の黙想「聖母マリア、主イエスを見いだす」

火曜日は「苦しみの神秘」です。
第1の黙想「主イエス、苦しみもだえる」
第2の黙想「主イエス、むち打たれる」
第3の黙想「主イエス、いばらの冠をかぶせられる」
第4の黙想「主イエス、十字架を担う」
第5の黙想「主イエス、息をひきとる」

水曜日は「栄えの神秘」です。
第一の黙想「主イエス、復活する」
第二の黙想「主イエス、天にあげられる」
第三の黙想「「聖霊、使徒達に降る」
第四の黙想「聖母マリア、天の栄光にあげられる」
第五の黙想「聖母マリア、すべての人の母となる」

木曜日は「光の神秘」です。
第1の黙想「主イエス、ヨルダン川で洗礼を受ける」
第2の黙想「主イエス、カナの婚礼で最初のしるしを行う」
第3の黙想「主イエス、神の国の到来を告げ、人々を回心に招く」
第4の黙想「主イエス、タルボ山で栄光の姿を現す」
第5の黙想「主イエス、最後の晩餐で聖体の秘蹟を制定する」

金曜日は「苦しみの神秘」です。
第1の黙想「主イエス、苦しみもだえる」
第2の黙想「主イエス、むち打たれる」
第3の黙想「主イエス、いばらの冠をかぶせられる」
第4の黙想「主イエス、十字架を担う」
第5の黙想「主イエス、息をひきとる」

土曜日は「喜びの神秘」です。
第1の黙想「聖母マリア、神のお告げを受ける」
第2の黙想「聖母マリア、エリザベトを訪問する」
第3の黙想「聖母マリア、主イエスを産む」
第4の黙想「聖母マリア、主イエスを捧げる」
第5の黙想「聖母マリア、主イエスを見いだす」

これを見ますと、日曜日と水曜日は「栄えの神秘」で同じです。月曜日と土曜日は「喜びの神秘」で同じですね。火曜日と金曜日も「苦しみの神秘」で同じです。木曜日だけ「光の神秘」となります。では、次にお祈り時に黙想する具体的な言葉(内容)を見てみましょう。

日曜日と水曜日は「栄の神秘」でしたね。
第一の黙想「イエス、復活する」
イエスは死に打ち勝って復活し、新しいいのちをお与えになります。この一連をささげて、わたしたちが主とともに死んで、その復活にもあずかることができるよう聖母の取り次ぎによって願いましょう。

第二の黙想「イエス、天にあげられる」
復活された主イエスは、弟子たちの前で天に上げられ、御父の右の座にお着きになります。この一連をささげて、わたしたちが主の復活の証人として生きることができるよう聖母の取り次ぎによって願いましょう。

第三の黙想「聖霊、使徒たちにくだる」
主の約束のとおり、マリアとともに祈っていた使徒たちのうえに聖霊がくだります。この一連をささげて、わたしたちが聖霊に満たされ、いつも勇気をもって救いの福音をのべ伝える者となるよう聖母の取り次ぎによって願いましょう。

第四の黙想「マリア、天の栄光に上げられる」
神は御子の母マリアをからだも魂も天の栄光に上げられました。この一連をささげて、わたしたちも天の国を求め、永遠の喜びに入ることができるよう聖母の取り次ぎによって願いましょう。

第五の黙想「マリア、すべての人の母となる」
天の栄光に上げられたマリアは、キリストの救いにあずかるすべての人の母となりました。この一連をささげて、救いを求めるすべての人が御子イエスのもとに導かれるよう聖母の取り次ぎによって願いましょう。

月曜日と土曜日は「喜びの神秘」です。
第一の黙想「マリア、神のお告げを受ける」
マリアは、救い主の母になるとの神のお告げを受けて、「私は主のはしためです。おことばどおり、なりますように」とこたえます。この一連をささげて、神の呼びかけに信仰をもってこたえることができるよう聖母の取り次ぎによって願いましょう。

第二の黙想「マリア、エリザベトを訪問する」
マリアはエリザベトを訪問し、二人は聖霊に満たされて神の不思議なわざを讃美します。この一連をささげて、救いの訪れをたたえ、喜び合う心を聖母の取り次ぎによって願いましょう。

第三の黙想「マリア、イエスを産む」
マリアは、旅先のベツレヘムでイエスを産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせます。この一連をささげて、神の御子を迎え、礼拝する心を聖母の取り次ぎによって願いましょう。

第四の黙想「マリア、イエスをささげる」
マリアとヨセフは神殿に行き、幼子イエスを御父にささげます。この一連をささげて、毎日の生活を神に奉献することができるよう聖母の取り次ぎによって願いましょう。

第五の黙想「マリア、イエスを見いだす」
マリアとヨセフは、見失ったイエスを三日目に神殿で見出します。この一連をささげて、日々の生活の中で主イエスを探し求める心を聖母の取り次ぎによって願いましょう。

火曜日と金曜日は「苦しみの神秘」です。
第一の黙想「イエス、苦しみもだえる」
ゲッセマネの園でイエスは、苦しみもだえながらも、最後まで御父のみ旨に従うことを決意されます。この一連をささげて、誘惑に陥らないように目覚めて祈る恵みを聖母の取り次ぎによって願いましょう。

第二の黙想「イエス、むち打たれる」
不正な裁判を受けたイエスはむち打たれ、ペトロにも裏切られます。この一連をささげて、イエスがペトロにあわれみの目を向けられたことを思い、罪から立ち上がる恵みを聖母の取り次ぎによって願いましょう。

第三の黙想「イエス、いばらの冠をかぶせられる」
イエスは死刑の宣告を受け、兵士たちのなぶり者になり、いばらの冠をかぶせられます。この一連をささげて、誤解や侮辱をおそれずに信仰に生きることができるよう聖母の取り次ぎによって願いましょう。

第四の黙想「イエス、十字架を担う」
主イエスは、十字架を担い、群衆のあざけりの中をゴルゴダの丘に向かってお進みになります。この一連をささげて、わたしたちも日々、自分の十字架を担って主に従っていくことができるよう聖母の取り次ぎによって願いましょう。

第五の黙想「イエス、息をひきとる
十字架につけられた主イエスは、御父のみ旨を果たして、息をひきとられます。この一連をささげて、救いの恵みがすべての人に与えられるよう聖母の取り次ぎによって願いましょう。

木曜日は「光の神秘」です。
第一の黙想「イエス、ヨルダン川で洗礼を受ける」
イエスがヨルダン川で洗礼を受けられると、聖霊がくだり、「あなたはわたしの愛する子」という御父の声が聞こえました。 この一連をささげて、洗礼の恵みを神に感謝し、聖霊に導かれて、神の子として生きることができるよう聖母の取り次ぎによって願いましょう。

第二の黙想「イエス、カナの婚礼で最初のしるしを行なう」
イエスは、母マリアのとりなしに応え、カナの婚礼で水をぶどう酒に変えて、弟子たちの信じる心を開いてくださいました。 この一連をささげて、イエスの信仰を深めることができるよう聖母の取り次ぎによって願いましょう。

第三の黙想「イエス、神の国の到来を告げ、人々を回心に招く」
イエスは、神の国の到来を告げ、人々を回心に招き、神のいつくしみを現してくださいました。この一連をささげて、イエスの招きに応え、心から悔い改めて、福音を信じることができるよう聖母の取り次ぎによって願いましょう。

第四の黙想「イエス、タボル山で栄光の姿を現す」
イエスは、タボル山で三人の弟子たちに栄光の姿を現し、困難を乗り越える希望の光を示してくださいました。この一連をささげて、主の変容を心に刻み、イエスに聞き従うことができるよう聖母の取り次ぎによって願いましょう。

第五の黙想「イエス、最後の晩餐で聖体の秘跡を制定する」
イエスは、最後の晩餐で、救いのいけにえ、永遠のいのちの糧として、パンとぶどう酒を用いて聖体の秘跡を定め、人類に対する愛の記念を残してくださいました。この一連をささげて、すべてを与え尽くされたイエスの愛に日々ならうことができるよう聖母の取り次ぎによって願いましょう。

2 「ロザリオの祈り」の祈り方
それでは、ロザリオの祈りの方(方法)をご説明します。祈りを唱える順序があります。まず、①次の「十字架のしるし」を1回します。(「十字を切る」とも言います。)十字架のしるしは、口頭で「父と子と聖霊の御名(みな)によって アーメン」又は心の中で唱えながらします。
十字を切る(画く)仕方は、右手の指を軽く揃えて、その指先で額を軽く触れて「父と」 → 胸(みぞおち)を軽く触れて「子と」 → 左肩の前側を軽く触れて「聖霊の」 → 右肩の前側を軽く触れて「み名によって」 → 最後に両手をふっくらと合わせて「アーメン」と唱えます。

次に②「使徒信条(しとしんじょう)」を1回唱えます。
ロザリオに付いている十字架を右手に持って唱えます。
「天地の創造主、全能(ぜんのう)の父である神を信じます
父のひとり子、わたしたちの主イエス・キリストを信じます
主は聖霊(せいれい)によってやどり、おとめマリアから生まれ
ポンティオ・ピラトのもとで苦しみを受け
十字架につけられて死に、葬られ
陰府(よみ)に下り、三日目に死者のうちから復活し
天に昇って全能の父である神の右の座に着き
生者と死者を裁くために来られます
聖霊を信じ 聖なる普遍の教会 聖徒(せいと)の交わり
罪のゆるし からだの復活、永遠の命を信じます
アーメン」

次に③「主の祈り」を1回唱えます。
ロザリオに付いている十字架の次にある玉に触って1回唱えます。
「天におられるわたしたちの父よ
み名が聖とされますように
み国が来ますように
みこころが天に行われるとおり地にも行われますように
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください
わたしたちの罪をおゆるしください
わたしたちも人をゆるします
わたしたちを誘惑におちいらせず
悪からお救いください
アーメン」

次に④「アヴェ・マリアの祈り」を 3回唱えます。
先ほどの「主の祈り」の玉の次に3つ連なった玉があります。その玉を1つずつ手繰り(たぐり)ながら3回(玉1つに1回)唱えます。
「アヴェ・マリア、恵みに満ちた方
主はあなたとともにおられます
あなたは女のうちで祝福され
ご胎内の御子イエスも祝福されています
神の母聖マリア
わたしたち罪びとのために
今も、死を迎えるときも、お祈りください
アーメン」

次に⑤「栄唱」を1回唱えます。
先ほどの「アヴェ・マリアの祈り」を唱えた後に1回唱えます。
「栄光は、父と子と聖霊に
初めのように
今もいつも
世々に
アーメン」

次に⑥「ファティマの祈り」を1回唱えます。
先ほどの「栄唱」を唱えた後に1回唱えます。
「主イエス・キリスト
わたしたちの罪をおゆるしください。
わたしたちを滅びから救い、すべての人々、
ことに御憐れみ(おんあわれみ)をもっとも必要としている人々を
天国に導いてください。
アーメン」

これでロザリオの祈りの”導入部分”が終わります。ここからは、黙想する言葉(内容)が違うだけで、唱えるお祈りとその順序は、まったく同じなのです。その曜日の神秘の5つの黙想をしながらお祈りします。

⑦「主の祈り」を1回唱えます。
先ほどの3つ連なった玉の次のある玉をもって③にある「主の祈り」を1回唱えます。
「天におられるわたしたちの父よ
み名が聖とされますように
み国が来ますように
みこころが天に行われるとおり地にも行われますように
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください
わたしたちの罪をおゆるしください
わたしたちも人をゆるします
わたしたちを誘惑におちいらせず
悪からお救いください
アーメン」

⑧「アヴェ・マリアの祈り」を10回唱えます。
先ほどの玉の次に10個連なった玉がありますから、1個づつ手繰り(たぐり)ながら1個につき1回唱えます。
「アヴェ・マリア、恵みに満ちた方
主はあなたとともにおられます
あなたは女のうちで祝福され
ご胎内の御子イエスも祝福されています
神の母聖マリア
わたしたち罪びとのために
今も、死を迎えるときも、お祈りください
アーメン」

⑨「栄唱」を1回、「ファティマの祈り」を1回唱えます。
栄唱
「栄光は、父と子と聖霊に
初めのように
今もいつも
世々に
アーメン」

「ファティマの祈り」
主イエス・キリスト
わたしたちの罪をおゆるしください。
わたしたちを滅びから救い、すべての人々、
ことに御憐れみ(おんあわれみ)をもっとも必要としている人々を
天国に導いてください。
アーメン」

これで「1連」が終わります。次からまったく同じで、上記の定められた黙想をしながら「主の祈り」を1回、「アヴェ・マリアの祈り」を10回、「栄唱」を1回、「ファティマの祈り」を1回唱えることを後4回繰り返します(合計5回)。これで5連(1環)が終わります。最後に「十字のしるし」を行いロザリオの祈りは終了します。

3 毎日お祈りすることが秘訣
初めての方には、ものすごく複雑で大変なお祈りと思われるかもしれませんね。(すでに思っていますよね?)20分~25分くらいのお祈りです。でも、お祈りの祈祷文とお祈りの順序を書いた紙を見ながら、毎日少しずつゆっくりと覚えていけばまったく大丈夫です。私も初めは、「なんと長い大変なお祈りなんだろう!」とため息をついていました。しかし、毎日唱えていると慣れてくるというか、身体が覚えるというか、秘訣は、毎日お祈りする(唱える)ということですね。まずは、「主の祈り」、「使徒信条」、「アヴェ・マリアの祈り」、「栄唱」、そして「ファティマの祈り」の5つを祈りながら覚える(暗記する)ことですね。なぜ祈祷文を覚えるかというと、お祈りの祈祷文が書いてある紙を見ながらお祈りすると、黙想しながらのお祈りがなかなかできないのです。大切なことは、お祈りのことばを覚えても、心を入れてお祈りしないと意味をなさないということです。
祈る人には、聖母マリア様の御心(みこころ)にかなうことであれば、主イエス・キリストに取り次いでくれます。そして、聖母マリア様の慈しみと憐れみが必ずあります。

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「シエナの聖カタリナおとめ教会博士」のお話し [聖人・福者・尊者]

今日は、シエナの聖カタリナ(又はシエナのカテリーナ:イタリア語: Santa Caterina da Siena, 1347年~1380年)の記念日です。昨年掲載した記事をそのまま掲載いたします。

彼女はドミニコ会第三会員の在俗修道女(尼僧)です。本名はカテリーナ・ベニンカーサといい、裕福な家庭の出身でした。14世紀は、教会内の分裂、ペストの流行、教皇のローマからアヴィニョンへの退去などで混乱していましたが、彼女はペスト患者や貧しい人々、刑務所にいる人々のために献身的に働き、また、手紙や著書をもって教会と国家のあいだの困難な問題、特に教皇のローマ帰還、ドミニコ会の改革のために貢献しました。
カトリック教会、福音主義ルーテル教会、聖公会で聖人。記念日は4月29日です。シエナの聖カタリナの象徴として、ユリの花、本、十字架像、心臓、茨の冠、聖痕、指輪、バラの花、骸骨、教会の小模型、教皇庁の紋章を掲げた船の小模型が用いられます。身体に現れる有形の病、火事に対する守護聖人。イタリアでは、流産、看護師、病人の守護聖人となっています。

イエス・キリストから宝石の冠と茨の冠とを差し出され、その場でひざまずいて、茨の冠の方を選んだのでした。幼い頃からイエス・キリストの花嫁になることを決め、親が薦める結婚には見向きもしませんでした。彼女の禁欲の行は有名です。隠遁生活をやめた後は病人や貧しい人達のために働きました。また彼女は囚人たちのために信仰の教えを説き多くの死刑囚が回心しました。彼女は地獄、煉獄、天国などの多くの幻視も受けた聖女です。
「私は十字架に磔にされたキリストによってどんな事でも行えます。なぜなら、キリストはご自分の被造物に対し、彼らが耐えられない重荷は置かれないと知っているからです。」
シエナのカタリナ.jpg
◯カタリナの祈り
「永遠の神よ、あなたの光のうちに私たちは光を見ます。
主よ、お願いですから
この光をすべての人々の上に注いでください。
見えない人たちに、
あなたを愛し、あなたを望み、あなたを知るように、
彼らに目を与えてください。
あなたに感謝します。
私に多くの人々を愛するように
広い心を与えてくださったことを心から感謝いたします。
彼らをあなたの光で照らしてください。
主よ、私をあわれんでください。
そしてあなたの味わい深い祝福を注いでください。
アーメン。」
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スピノザのことば(第4日目) [非キリスト者(ノンクリスチャン)]

「やれないと思うのは、したくないからだ。そんなことを考えれば、出来るわけがない。」

バールーフ・デ・スピノザのことは、「スピノのことば(第1日目)2020.4.24」をご覧ください。
物事を成功させるには、失敗を恐れないことです。最初から“やれない”では、何も成就しませんね。スピノザは、「したくないからだ!」とやる意思のないことが問題だとしています。
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スピノザのことば(第3日目) [非キリスト者(ノンクリスチャン)]

「平和とは戦争がない状態をいうのではない。平和な状態とは徳のあることであり、心の安定であり、親切な行為であり、信頼と正義があることである。」

バールーフ・デ・スピノザのことは、「スピノザのことば(第1日目)2020.4.24」をご覧ください。
この言葉は名言ですね。まぁ、戦争のない状態も平和であることに間違いはないのですが、スピノザは、世間に“徳”が行われている状態、人々が“思い遣る(親切な行為)心”をもっている状態、人間関係を保たれて(信頼があり)、正義(平等・公正)が行われている状態のことを平和と述べています。
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バチカン・ニュース(フランシスコ教皇から信徒への書簡) [日記(今日のニュース)]

「教皇「聖母月に、家でロザリオの祈りを」信者に宛てた書簡で」
バチカン・ニュースから
https://www.vaticannews.va/ja/pope/news/2020-04/lettera-del-papa-per-il-mese-di-maggio-2020.html
引用:バチカン・ニュースから(ブログ掲載文章引用文献表示)

教皇フランシスコは、五月の「聖母月」を前に、すべての信者に宛て、ロザリオの祈りを奨励する書簡をおくられた。カトリック教会は、伝統的に五月を聖母マリアに捧げる月とする。
教皇フランシスコは、間もなく訪れる五月の「聖母月」に、家でロザリオの祈りの素晴らしさを再発見するよう、すべての信者に向けて書簡をおくられた。
また、教皇は、信者たちの祈りを助けるために、二つの祈りをこれに添えられた。
教皇の書簡、および教皇による二つの祈りは以下のとおり。

親愛なる兄弟姉妹の皆さん
五月はもうすぐそこです。五月には、神の民は特別な熱心さをもって、おとめマリアへの愛と崇敬を表します。家において、家族で唱えるロザリオの祈りは、この月の伝統となっています。パンデミックによる強いられた状況により、はからずも見出されたこの家庭の価値は、霊的な観点からも認められるものです。
こうしたことから、わたしはすべての皆さんに、この五月、ロザリオの祈りの素晴らしさを家で再発見するよう、おすすめしたいと思いました。ロザリオを一緒に唱えても、あるいは一人で唱えてもいいでしょう。どちらの可能性も大切にしながら、その時々の状況に応じて選んでください。いずれにしても、ロザリオの祈りをするには秘訣があります。それは、単純さです。もう一つは、祈りを行うための良いパターンを見つけることです。それはインターネットでも見つけられるでしょう。
さらに、わたしは皆さんに聖母に対する二つの祈りを用意しました。これらをロザリオの終わりに唱えることができるでしょう。わたし自身も、皆さんと霊的に一致して、五月にこれを唱えたいと思います。皆が唱えられるよう、この二つの祈りをこの書簡に添えたいと思います。
親愛なる兄弟姉妹の皆さん、キリストの御顔を、マリアの心をもって共に観想しましょう。わたしたちの母であるマリアは、わたしたちを霊的家族としてより一致させ、わたしたちがこの試練を乗り越えられるように助けてくださるでしょう。わたしは、最も苦しむ人をはじめ、皆さんのためにお祈りしたいと思います。皆さんもどうかわたしのためにお祈りください。心からの感謝と共に、皆さんに祝福をおくります。
ローマ、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ、2020年4月25日
聖マルコ福音記者の祝日に

『聖母への祈り1』
マリアよ、
あなたは救いと希望のしるしとして
わたしたちの歩みを照らしてくださいます。
あなたに病者たちの健康を託します。
あなたはイエスと苦しみを共にされ
揺るがぬ信仰をもって
十字架の下に留まられました。
ローマ人の救いである、マリアよ、
あなたはわたしたちの必要を知り
それに配慮してくださることを
わたしたちは確信しています。
ガリラヤのカナでの出来事のように
この試練の時を経て
喜びと祝祭が戻りますように。
神の愛の御母よ、助けてください。
わたしたちが御父の御旨にかなう者となり
イエスがお命じになることを行えますように。
イエスはわたしたちの苦しみを引き受け
わたしたちの苦悩を自らに背負われました。
十字架をとおして
わたしたちを復活の喜びに導くために。
アーメン。
聖なる神の御母よ、
あなたの御保護に寄りすがり、御助けを求めます。
試練の中にあるわたしたちの祈りをさげすまないでください。
栄光ある、祝福されたおとめよ、
わたしたちをあらゆる危険から守ってください。」

『聖母への祈り2』
「聖なる神の御母よ、御保護に寄りすがり、御助けを求めます。」
全世界を揺さぶる、この苦しみと不安に満ちた劇的状況の中で、神の御母、わたしたちの母よ、あなたの御保護に寄りすがり、御助けを求めます。
おとめマリアよ、このコロナウイルスの拡大の中で、わたしたちにいつくしみ深い御まなざしを注いでください。愛する者を亡くし、ぼう然とし、悲しむ人々を慰めてください。これらの亡くなった方々は、時には痛ましい方法で埋葬されました。
感染防止のために病者のそばにいられず、苦悩する人々を支えてください。不確かな未来と、経済と仕事への影響のために、不安の中にいる人に信頼を与えてください。
神の御母、わたしたちの母よ、わたしたちのために、いつくしみ深い御父にお祈りください。このつらい試練が終わり、希望と平和を再び未来に見出せますように。カナであなたがそうなさったように、神なる御子にお願いしてください。患者や犠牲者の家族を励まし、彼らの心を信頼へと開いてくださるようにと。
医師や、看護師、医療関係者、ボランティアたちをお守りください。彼らはこの危機の中第一線に立ち、他の人々のいのちを救うため、自分のいのちを犠牲にしています。彼らの英雄的な努力を支え、彼らに力と愛と健康をお与えください。
朝晩、患者を見守る人たちや、司祭たちに寄り添ってください。彼らは、司牧的配慮と福音的努力のために、皆を助け、支えようとしています。
聖なるおとめよ、科学者たちの精神を照らし、このウイルスに勝つための正しい方法を見出させてください。
国々の責任者たちを支えてください。彼らが賢明と配慮と寛大さをもって、生活の必要に事欠く人々を助け、先見の明と連帯精神のもとに、社会・経済的解決策を計画できますように。
至聖なるマリアよ、軍備拡張と増強のための莫大な費用が、未来の同様の災害を防止するための正しい研究促進に向けられるよう、彼らの良心に触れてください。
愛する御母よ、すべての人を結ぶきずなの自覚のうちに、わたしたちがただ一つの大きな家族に属しているという意識を、世界に育ててください。わたしたちが兄弟愛と連帯の精神をもって、多くの貧困と悲惨な状況を助けることができますように。信仰に固くとどまり、忍耐強く奉仕し、絶えず祈ることができますように。
苦しむ人の慰め手なるマリアよ、試練にあるあなたのすべての子らを抱擁し、神がその全能なる御手をもってわたしたちをこの恐ろしい感染症から解放してくださり、そして、わたしたちが安心のうちにいつもの生活を取り戻せるよう、どうか神にお祈りください。
わたしたちは、あなたにより頼みます。あなたはわたしたちの歩みを救いと希望のしるしとして照らしてくださいます。いつくしみ深き、慈悲あふれる、優しきおとめマリアよ。
アーメン。」
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教会日記2020.4.26(カトリック松原教会「ロザリオの祈り」日曜日) [教会日記]

今日は日曜日でしたが、業務上どうしてもやらねばならない仕事があり出勤しました。その代わり人の多い平日を休みにするため、多くの人との接触を避けることができます。ちなみに、帰りの急行電車は1輌貸し切り状態でした(⌒-⌒; ) これなら感染の心配はありません!
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仕事が終わってから帰り道を変更し、京王線明大前駅で途中下車してカトリック松原教会でお祈りを捧げてきました。緊急事態宣言のため、多くの教会のお御堂が閉鎖となりましたが、毎日21時までお御堂が解放されている松原教会でお祈りすることにしました。通勤経路からは少し外れはしますが、京王線明大前駅から徒歩3分~4分と近いのがありがたいですね。
今夜も静寂に包まれたお御堂で、心静かにお祈りすることができました。「新型コロナウィルスの感染が拡大しませんように、感染者の皆さんが早く治りますように、不安定となっている人々の心に平安が戻りますように」とお祈りしました。

松原教会の花壇は、一年を通して季節のお花が美しくて有名です!
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『健康を求める祈り』をお祈りしました。
『すべてを造り、新たにする方、
わたしのいのちの源、神の聖なる霊、
聖マリアとともに、あなたを礼拝し、感謝し、愛します。
あなたは、全宇宙にいのちを与え、活気づける方です。
わたしたちに健康を保たせ、
いのちをおびやかし危険にさらす病気から
解放してください。
あなたの恵みに助けられ、
神の栄光と、わたしの魂の善と、
兄弟姉妹への奉仕のために、
わたしのすべての力を常に用いることを約束します。
医師と、看護にあたるすべての人に、
あなたの知識と聡明の賜物を与え、照らしてください。
いのちをおびやかし危険にさらす病気の原因を知り、
予防と回復のため、
より効果ある治療がなされますように。
聖なるおとめ、いのちの母、病人のいやしである御母、
わたしのこの貧しい祈りをあなたにゆだねます。
あなたは神の母、わたしたちの母、
あなたの執り成しをもって、
この祈りに力を添えてください。
アーメン」

続いて、日本カトリック司教協議会が発表(認可)した『新型コロナウイルス感染症に苦しむ世界のための祈り』をお祈りしました。
「いつくしみ深い神よ、
新型コロナウイルスの感染拡大によって、
今、大きな困難の中にある世界を顧みてください。
病に苦しむ人に必要な医療が施され、
感染の終息に向けて取り組むすべての人、
医療従事者、病者に寄り添う人の健康が守られますように。
亡くなった人が永遠のみ国に迎え入れられ、
尽きることのない安らぎに満たされますように。
不安と混乱に直面しているすべての人に、
支援の手が差し伸べられますように。
希望の源である神よ、
わたしたちが感染拡大を防ぐための犠牲を惜しまず、
世界のすべての人と助け合って、
この危機を乗り越えることができるようお導きください。
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
希望と慰めのよりどころである聖マリア、
苦難のうちにあるわたしたちのためにお祈りください。」
新型コロナウイルス肺炎が早く終息するよう、一人でも多くの皆さんと一緒にお祈りしましょう!
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スピノザのことば(第2日目) [非キリスト者(ノンクリスチャン)]

「自卑は、人間が自己を他の人々よりも劣ると信じる謬見(びゅうけん:間違った意見・誤った考え)から生ずる悲しみである。」

バールーフ・デ・スピノザのことは、「スピノザのことば(第1日目)2020.4.24」をご覧ください。
第1日目の言葉と反対ですね。他人よりも劣っているという思い違いでもありますね。万が一、劣っていたとしても、他人と比較する必要性は何もないですし、コンプレックスなどという余計なものは考えることもあありません。スピノザは、思い違いをすることによって起こる“劣等感”というものを、その人が悲しみ感じるものだと言っています。これは思い込みの一種ですね。
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今日の日記2020.4.25(加齢による憤怒!) [日記]

今年は数えで62歳となります。加齢による性格の変化や体力・気力の減退が気になる年齢となりました。
性格の変化ということについては、一般的に「歳をとると怒りっぽくなる。(頑固になる)」とか、反対に「歳をとると(性格が)丸くなる。」などと聞きますが、最近、駅やコンビニで怒りを爆発させている高齢者をよく見かけます。いわゆる「キレるおじさん」ですね。キリスト教では、「怒り(憤怒)」は「七つの大罪」の一つです。要するに怒り(憤怒)は罪なのですね。しかし、怒りっぽくなるのには、いろいろな理由があると思います。

私が思うに①加齢と共に経験や知識が豊かになり、自分独自の判断基準が出来上がっているため、他人(特に経験の浅い若年者)に対して厳しい目でみたりするため。②現役時代の地位や名誉を捨てられず、いつまで経っても上から目線で人を見るため。③聴覚や視覚の減退によってイライラが溜まり、それが何かのきっかけで爆発するため。④脳の前頭葉が萎縮するため。これが萎縮すると、(1)意欲の低下、(2)感情抑制の低下、(3)判断力の低下、(4)性格の先鋭化という4つの老化現象が表れ、なかでも「性格の先鋭化」は、頑固者はより意固地に、疑り深い人はより猜疑心の塊に、怒りっぽい人はよりキレやすくなるなど、生来の性格がキツくなるそうです。

まぁ、いずれにしてもキレる高齢者というのは、周りに迷惑をかける存在なだけです!ある意味<環境破壊>でもあります( ̄◇ ̄;) この世は自分一人では生きていくことはできません。生きていくには周りと協調、協働して生活しなければなりません。そこで、自分の感情をコントロールするには、どうすればよいのか?となります。今更、精神修養といっても遅すぎますね。そこで私が考えるのは、自分の中で簡単な行動規範を作り、それを自覚して実行することです。例えば怒りがこみ上げてきたら、①言葉を発する前に一呼吸おく。②心を落ち着かせて冷静になって話す。③優しい言葉にしてゆっくり話す。という行動規範です。これを実生活の中で厳守する訓練をすることです………あぁ~!これができないからキレるのでしたね~(⌒-⌒; ) だめか〜( ̄▽ ̄;)

そこで、若いころから「せっかち」な性格で短気で頑固だったと自認する私ですが(; ̄O ̄)、それが、年と共にまず短気がいつの間にか自制できるようになり、頑固は随分と緩和され、せっかちだけはまだ残っているという状態です………自己診断ですが(⌒-⌒; ) これは、25歳から約10年間続けた居合道(古流の田宮流居合剣術四段)の毎日の修練を通して、どんな時も心(気持ち)自制して平常心を保つことを心がけてきたことが、50歳を超えた辺りからジワジワと効いてきたことによります。そして、それにも増して大きな影響を受けたのは、54歳の時にキリスト教カトリック教会の洗礼を受け、イエス・キリストの教えを信じて信徒になったことですね。過去にこのブログに書きましたのでここでは割愛いたしますが、私は、キリスト教(カトリック教会)の信仰のおかげで、以前にも増して幸せ者になりました。

神様への崇拝と聖母マリア様への崇敬のおかげですね。それは、聖書(特に新約聖書)をお読みいただければわかりますが、イエス・キリストの一番重要な教えは「隣人への愛」と「人への赦し」です。この2つを実践することが心の平安と平和の実現につながるのです。つまり、憤怒(激怒)などとは無縁の世界なのです。このブログに何回も掲載していますから、ここでの詳しい説明は省きますね。聖書に(旧約聖書にも新約聖書にも)たくさんの怒り(憤怒)に対する戒めの聖句がありますが、今日は次の聖句をご紹介いたします。簡素に書かれていますが、この聖句にイエス・キリストの大切な教えが凝縮されています。
◯新約聖書:エフェソの信徒への手紙・第4章・第31〜第32節
「恨み、憤り、怒り、わめき、冒涜はすべて、一切の悪意と共に捨て去りなさい。互いに親切で憐れみ深い者となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい。」
『聖書協会共同訳聖書』から
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スピノザのことば(第1日目) [非キリスト者(ノンクリスチャン)]

「高慢は、人間が自己を他の人々より優れていると思う謬見(びゅうけん:間違った意見・誤った考え)から生ずる喜びである。」

バールーフ・デ・スピノザ(オランダ:632年~1677年)は、ユダヤ教徒(後に破門)で、哲学者、神学者です。ラテン語名のベネディクトゥス・デ・スピノザで知られています。合理主義哲学者として知られ、その哲学体系は代表的な汎神論と考えられてきました。また、ドイツ観念論やフランス現代思想へ強大な影響を与えたことで有名です。著書は、『知性改善論』、『神学・政治論』、『エチカ』(『倫理学』)などがあります。

他人よりも優れているという思い違いでもありますね。スピノザは、思い違いをすることによって起こる“高慢”というものを、その人が喜びと感じるものだと言っています。これは自己満足の一種ですね。
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