「聖母マリアのしもべ会・七聖人(創立者)」のお話し [聖人・福者・尊者]

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今日は「聖母マリアのしもべ会・七聖人(創立者)」の任意の記念日でした。
七聖人は、いずれも北イタリアなるフロレンス市の元豪商で、①ボンフィリオ・デ・モナルデ、②ヨハネ・デ・ボナジュンタ、③ベネディクト・デル・アンテラ、④バルトロメオ・デリ・アミディ、⑤リコヴェロ・デ・ウグチォネ、⑥ゲラルヂノ・デ・ソステニヨ、⑦アレキシオ・ファルコニエリという名前の13世紀半ばの人達でした。
当時のイタリアは、ドイツ皇帝フェデリコ2世の軍勢に侵入され、国民はグエルフ人とギベリン人の二派に分裂し、町と町とが互いに争って不安定な殺伐とした世情でした。そこで、7人は人生の儚さやこの世の無情を感じてこの世を憂い、安寧を願わんがために主(神様)に仕えようと望むようになったのでした。

そのようなところに、1233年8月15日の「聖母マリアの被昇天の祝日」に、聖母マリア様が彼ら個々にご出現になり、修道修行を勧められたので、彼らは決心して“アッシジの聖フランシスコ”のように自分達の財産をことごとく貧しい人々にに施し、司教の許可を得て、9月8日の「聖母マリアのご誕生」の記念日をもって、郊外のカマルチアというところにある小屋で憧れの修道生活を始めたのでした。
ある日、7人が粗末な服を身にまとい町中を歩いていると、小さな子供等がぞろぞろついて来ながら、とっても面白そうに「マリア様のしもべ!マリア様のしもべ!」とはやし立てたのでした。後に彼らの修道会が司教よって「マリアのしもべ会」と命名されたのは、この子ども達の言葉が元となったのでした。しかも、その時その子ども達の中に、幼いフィリッポ・ベニチオという子どももいましたが、この子どもが、後に「マリアのしもべ会」に入り、総長の重任をおびて同会の発展に力を尽くし、死後に聖人に列せられたのでした。

7人の質素で敬虔な生活ぶりは間もなく町中の評判になり、大勢の人々が教えを乞うべく押し掛けて来るようになり、司教の許可を得て、更にそこから36㎞ほど離れたモンテ・セナリオという静寂な場所で祈りと苦行に勤しみました。ある聖金曜日の事でした。彼らがイエス・キリストのご苦難を黙想していると、聖母マリア様が再びご出現になり、「アウグスチノ会の戒律」を用い、黒の会服を着し、また聖子の十字架の下にたたずむ聖母の苦痛を尊敬すべきことをお示しになりました。7人が早速そのみ言葉に従ったことは言うまでもありません。
そして必要にかられて、フロレンス市中にアノンチアート修道院という修道院を設けました。巡回説教をするようになると、司祭でなくては都合の悪いこともあり、彼らの6人は司教の承諾を得て“叙階の秘跡(司祭の任命)”を受けましが、ただ残る一人、アレキシオだけは謙遜の心からどうしても司祭の権力を受けようとはせず。あくまで平修道者として乞食の生活を続け、恵む者の為に主(神様)の祝福を祈って一生を送りました。

7人の中で、最初にこの世を去ったのはヨハネ・ボナジュンタでした。彼は1251年8月13日、ミサを献げた後、自分の死すべき事を兄弟達に告げ、司祭服を着たまま聖書の主イエズス・キリストの御受難の顛末を読んでもらい「父よ我が魂を御手にまかせ奉る!」という所に至って腕を広げ、その言葉の通り自分の霊魂を天主の御手に返したのでした。最も長寿を保ったのはアレキシオで、彼は1310年2月17日、百十歳の高齢でフロレンス市に永眠しました。後に、教皇レオ13世から列聖されています。その創立した修道会は今や全世界に広まり、修道院はおよそ70、修道者は約800人に及んでいます。
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豚カツ大好き日記2020.2.17 [豚カツ大好き日記]

今日のお昼ご飯は、お弁当チェーンの「Hotto Motto(ホットモット)」の「ロースとんかつ弁当」です!税込み520円です。味はまぁまぁでんな(⌒-⌒; ) しかし、学生食堂の「豚カツ弁当」の方が数段も美味い!
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聖マザー・テレサのことば(第10日目) [聖人・福者・尊者]

「ここ数年来、わたしは、いっそう確信を深めました。
それは、ひとりの人間が体験しうる最大の苦悩は、
見捨てられていると感じることにあるという確信です。」

聖マザー・テレサの詳細は、「聖マザー・テレサのことば 2020.1.27」をご覧ください。「見捨てる」ということほど酷いことはありませんね。又は「無視する」ということも同類になると思います。「大嫌いだから、生理的に合わないから、顔もみたくないから」などよく耳にしますが、そのような相手でも人間として見捨てたり、無視したりすることは許されないことなのです。
人と人の繋がりは「絆」です。決して一人ではない自分というものが、全ての人達にあるのです。聖テレサは、この世で相手にされない人達、見捨てられた人達を救うために尊い活動を続けられました。
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