支援活動日記2020.10.15(山谷夜回りの会活動) [支援活動日記]

今夜は、仕事が終わってからホームレス支援活動グループ「山谷夜回りの会」の活動に参加しました。
昨日から小雨が降ったり止んだりの日となっていますが、秋本番の爽やかな気温になってきました。寒さを感じる季節になってきましたので、これからは新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザにも注意だ必要になってきました。「山谷夜回りの会」は、東京の寄せ場地域(日雇い労働者の町)である山谷地区で暮らす野宿者(ホームレス)の皆さんに、おにぎりやパンの食べ物、生活に必要な物資を夜回りしてお届けしている団体です。第一・第三木曜日の19時30分にJR南千住駅改札前に集合し、パンや日用品などをホームレスの皆さんに届けます。「山谷夜回りの会」の詳細は、ホームページをご覧ください。
https://yomawari.yomibitoshirazu.com/

今夜も東京スカイツリーが夜空にキレイでしたー!
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このブログに毎回書いていることですが、私は一人の人間として、また、キリスト者(クリスチャン)としても、このような支援活動を行うことが本望です。働けなくて経済的に困窮し、路上生活を余儀なくされている人、家族に見放され精神時に不調をきたし、路上生活を余儀なくされている人、ホームレスになった人にはいろいろな理由があるのです。行政には限界があり、国や地方自治体ができないところを私たちが支援しなければなりません。イエス・キリストは、「自分を愛するように隣人を愛すること。」と説いています。隣人への愛ですね。

今夜も台東区端の泪橋交差点から少し歩いた所にある、《いろは商店街(以前は200mほどのアーケード商店街でした)》に、ビニールシートで寝ている方を含めて55人ほどのホームレスの皆さんが私達を待っていました。集まった13人でホームレスの皆さんに、パン、マスク、タオル、軍手、石鹸、歯ブラシ、髭剃り、靴下、上下の下着類、ズボンなどをお配りしました。集まった皆さんは、私のような仕事帰りの社会人、若い20歳代~30歳代の社会人や大学生など、若い人たちが中心となって使命感を持って支援活動に取り組んでいます。

朝夕は寒さを感じる季節となってきましたから、これからは風邪をひかないように気を付けてもらいたいものです。ホームレスの皆さんは路上で寝る方も多く、衛生的に極めて悪い環境にありますから、体調には十分に気を付けていただきたいですね。活動が終了して反省会を行って21時5分に解散し、今は既に帰りの電車の中です 。
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教会日記2020.10.15(カトリック成城教会「平日のミサ」木曜日) [教会日記]

今日も出勤する前に小田急線成城学園前駅で途中下車し、カトリック成城教会で7時からの平日のミサに与りました。今朝は少し寒くなりました~。これから雨が降るようですね。今日も清々しい朝を迎えています。

ミサでは、この10月が「ロザリオの月」ということもあり、共同祈願で「アヴェ・マリアの祈り」をお祈りしました。そして、ご聖体を拝領させていただいたことを主(神様)に感謝申し上げ、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように
崇められますように、
アーメン
天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。アーメン」
と気持ちを込めてお祈りしてきました。
また、行方不明となっている小学2年生の小倉美咲ちゃんが、元気な姿で両親の元に帰れるようにお祈りし、同僚の病が癒されますように、同僚のお嬢さんの身体の具合がよくなるようにと心を込めてお祈りしました。
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「イエスの聖テレジアおとめ教会博士」のお話し [聖人・福者・尊者]

今日10月15日は、イエスの聖テレジアおとめ教会博士(又は「アビラの聖テレサ」)の記念日です。同じ聖テレジアでも<アビラの聖テレジア>ですので、このブログの10月1日に掲載した<リジュの聖テレジア>ではありません。
聖テレジア(1515年~1582年)は、スペインのカスティリア州のアビラに生まれました。19歳のとき、カルメル会修道院に入りましたが、当時の修道生活は、規律・修道精神が緩慢となっていたそうです。それに失望したテレジアは、幻滅、悲哀、霊的乾燥、信仰に対する疑問などで苦しみましたが、その苦しみをとおして、「魂の奥底で、神とともに生きる」祈りと瞑想の深い神秘の体験をしました。

この肖像画は、フランスの新古典派の画家、フランソワ・ジェラールが、1819年から1820年にかけて描いた「聖テレサ(聖テレジア)」です。
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1562年に「女子跣足カルメル会」をアビラに創立し、10数人の修道女たちとともに厳しい生活を始めました。彼女の改革に反対する人びとも多かったようですが、十字架の聖ヨハネ(このブログの2018年12月14日の記事https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2018-12-14-1をご覧ください。)などの援助によって、17もの女子修道院を建てるなど当時の社会に大きな影響を及ぼし、16世紀におけるカトリック教会改革の原動力となりました。聖テレジアは、多くの本を書き、中でも自分の神秘生活を著わした『完徳の道』、『霊魂の城』は、今もなお多くの人びとに読まれています。シエナのカタリナ、幼きイエスの聖テレジア(このブログの2020年10月1日の記事https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2020-10-01)と共に、女性としてはただ3人の教会博士の中に数えられています。「イエズスのテレジア」、「大聖テレジア」又は「アヴィラの聖テレジア」とも呼ばれています。

【教会博士】
キリスト教カトリック教会において、聖人の中でも特に学識にすぐれ、信仰理解において偉大な業績を残した人に送られる称号のことです。
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カラヴァッジョの「ロザリオの聖母」 [キリスト教と美術]

この『ロザリオの聖母』は、私が大好きな画家であるカラヴァッジョ(イタリア・ミラノ:1571年~1610年)の作品です。本名は、ミケランジェロ・メリージです。ミラノの小さな村カラヴァッジョの生まれのため、カルヴァッジョの通称で呼ばれています。この作品は、カラヴァッジョがナポリにおいて製作したもので、現在はウィーン美術史美術館に所蔵されています。
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<解説>
中央上部に聖母子(聖母マリア様に抱かれた幼いイエス・キリスト)、左側下に両手にロザリオを持った聖ドミニコ司祭、その足元に民衆がおり、右側のこちらを向いて聖母子を指さしているのがイエス・キリストの12使徒(弟子)の頭である聖ペトロだそうです。
聖母マリア様は、聖ドミニコ司祭に目配せしてロザリオを指差し、民衆に配るように指示しています。民衆は熱狂的に聖ドミニコ司祭にすがるように懇願し、神の恵みとともにこのロザリオを欲しているようです。それは信仰することを求めるということですね。民衆には幼いイエス・キリストと聖母マリア様は見えませんが、聖ドミニコ司祭には見えるのです。また、上から垂れている赤い生地は栄誉を表しているとのことです。
一番左側の聖ドミニコ司祭の足元に、頭の禿げた男性がこちらを向いていますが、これは寄進者だそうです。彼は聖ドミニコのマントの端を掴んでおり、このマントは庇護マントであり、こちらに向かって聖ドミニコの庇護マントに身を寄せることをこの絵を見る人々に勧めているようです。
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