教会日記2020.10.17(カトリック成城教会「主日のミサ」土曜日) [教会日記]

今日は、このコロナ渦で、いつものように仕事は勤務免除でお休みでしたが、カトリック成城教会での18時からの主日のミサに与りました。雨天で気温が下がり、天気予報では12月の気温だと言っていました( ̄◇ ̄;) 寒いわけですね(⌒-⌒; )

ミサは、いつものように3蜜を避けるため、ソーシャルディスタンスで入堂制限があります。普段は200人以上入れる聖堂ですが、今は47人しか入れません。ですから、聖堂に入れない人のために、信徒館でスクリーンで映してミサに与る(42人)対策もしています。また、マスクの着用はもちろんのこと、聖堂(信徒館)入口の受付でカードに氏名と電話番号の記入と手の消毒があります。そして、ミサの時間を通常よりも短縮するためと信徒の声の発生を少なくするために、約30分のミサとなっています。聖歌も歌えません( ̄◇ ̄;) 早くコロナに効くワクチンがほしいものです!

ミサでは、この10月が「ロザリオの月」ということもありますので、共同祈願で「アヴェ・マリアの祈り」をお祈りしました。そして、ご聖体を拝領させていただいたことを主(神様)に感謝申し上げ、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン
天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。アーメン」
と気持ちを込めてお祈りしてきました。
また、行方不明となっている小学2年生の小倉美咲ちゃんが、元気な姿で両親の元に帰れるようにお祈りし、同僚の病が癒されますように、同僚のお嬢さんの病気が完治しますようにと心を込めてお祈りしました。
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ロザリオのお話し(その35:自宅用ロザリオ) [ロザリオ日記]

自宅で「ロザリオの祈り」をお祈りするときに使っているロザリオです。ベッドの左側の壁にぶら下げています。右側からよく使う全体が大きいブラジル製のロザリオ、珍しい20連のイタリア製のロザリオ、黒いイタリア製のミニロザリオ(一連)、珠の大きい韓国製のミニロザリオ(一連)です。ミニロザリオは使わなくなりましたから壁にかけっぱなしになっています( ̄◇ ̄;) ベッドで横になってお祈りすると、そのまま寝てしまいますから、横になってのお祈りは厳禁です!(⌒-⌒; )
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「アンチオケの聖イグナチオ司祭殉教者」のお話し [聖人・福者・尊者]

今日10月17日は、アンチオケの聖イグナチオ司祭殉教者(紀元35~107年頃)の記念日です。このブログの2019年10月17日に掲載した記事を再掲載いたします。聖イグナチオが司教として活躍したアンチオケ(新共同訳聖書ではアンティオキア)は、キリスト教にとってとても重要な町で、新約聖書の使徒言行録によれば、多くの異邦人がキリスト教を受け入れた最初の町でした。このため、エルサレムの教会は、この町にバルナバを派遣し、バルナバはパウロを捜し出して共に連れて行き、熱心に信者たちを教え導きました。キリストを信じる人々が「キリスト者」と呼ばれるようになったのもこの町でした。後に、パウロとバルナバはここから宣教旅行に旅立っており、この町は異邦人への宣教の拠点でもありました。

ローマの競技場に引き出され、貴族や民衆が観ている面前でライオンに喰われて殉教しました。したがって、アンチオケの聖イグナチオの絵はライオンと一緒に画かれています。つまり、ライオンがアトリビュートになっているわけです。
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聖イグナチオは、イエスの弟子である使徒ペトロの二代後の司教としてアンチオケの教会を治めました。野獣(ライオン)の餌食となる刑を受けるためにローマに護送され、107年にローマ帝国トラヤヌス帝の治世のもとで殉教しました。ローマに向かうたびの途中で、各地の教会に7通の手紙を送り、キリスト、教会の構造、キリスト者の生活などについて優れた教えを説いた。アンチオケではすでに四世紀から、10月17日に彼の記念日として祝っていました。イエス様の弟子でアある12使徒を直接知っていた使徒教父の一人です。殉教するまで、シリアのアンティオケの3代目の司教をつとめ、(初代は使徒聖ペトロ)。キリスト教正教会、非カルケドン派(コプト教会、エチオピア教会、シリア教会など)、カトリック教会、聖公会、プロテスタントのルーテル教会などで聖人となっています。ちなみに、私がよくミサに与る四ッ谷にあるカトリック麹町・聖イグナチオ教会の<イグナチオ>の名称は、修道会のイエスズ会の創始者の一人であるイグナチオ・ロヨラからです。

【アトリビュート】
西洋絵画、特に宗教画(キリスト教絵画)には、「アトリビュート(=持物:じぶつ)」というものがあります。これは、絵を描く時の“約束事”として、特定の人物(聖人など)に密接に結びつけられたもの、例えば花、動物、小物、道具や背景などが画かれるのです。
例えば、聖母マリア様ですと、必ず画かれているのが純潔の象徴である「百合の花」ですね。「受胎告知」の絵で、大天使ガブリエルが百合の花を持っています。そして、天の真実を意味する「青色(濃紺色)のマント」です。「祈りの聖母」と「悲しみの聖母」の絵もそうですね。他にも、「12の星の冠」や足の下に「三日月」と「蛇」が画かれています。聖母マリア様の絵を見るときはよく観察しましょうね。
他にも、聖母マリアの夫である聖ヨセフは、大工であったことから大工道具がアトリビュートになっていますし、聖アガタは、乳房を切り取られたことから、乳房がアトリビュートになっています。旧約聖書の「トビト記」に出てくるトビアスを描いた絵は、必ず魚が画かれています。(「トビト記」を読めばわかります。)マグダラのマリアの絵は、必ず香油の壺とドクロが画かれています。
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