バチカン・ニュース(フランシスコ教皇から信徒への書簡) [日記(今日のニュース)]

「教皇「聖母月に、家でロザリオの祈りを」信者に宛てた書簡で」
バチカン・ニュースから
https://www.vaticannews.va/ja/pope/news/2020-04/lettera-del-papa-per-il-mese-di-maggio-2020.html
引用:バチカン・ニュースから(ブログ掲載文章引用文献表示)

教皇フランシスコは、五月の「聖母月」を前に、すべての信者に宛て、ロザリオの祈りを奨励する書簡をおくられた。カトリック教会は、伝統的に五月を聖母マリアに捧げる月とする。
教皇フランシスコは、間もなく訪れる五月の「聖母月」に、家でロザリオの祈りの素晴らしさを再発見するよう、すべての信者に向けて書簡をおくられた。
また、教皇は、信者たちの祈りを助けるために、二つの祈りをこれに添えられた。
教皇の書簡、および教皇による二つの祈りは以下のとおり。

親愛なる兄弟姉妹の皆さん
五月はもうすぐそこです。五月には、神の民は特別な熱心さをもって、おとめマリアへの愛と崇敬を表します。家において、家族で唱えるロザリオの祈りは、この月の伝統となっています。パンデミックによる強いられた状況により、はからずも見出されたこの家庭の価値は、霊的な観点からも認められるものです。
こうしたことから、わたしはすべての皆さんに、この五月、ロザリオの祈りの素晴らしさを家で再発見するよう、おすすめしたいと思いました。ロザリオを一緒に唱えても、あるいは一人で唱えてもいいでしょう。どちらの可能性も大切にしながら、その時々の状況に応じて選んでください。いずれにしても、ロザリオの祈りをするには秘訣があります。それは、単純さです。もう一つは、祈りを行うための良いパターンを見つけることです。それはインターネットでも見つけられるでしょう。
さらに、わたしは皆さんに聖母に対する二つの祈りを用意しました。これらをロザリオの終わりに唱えることができるでしょう。わたし自身も、皆さんと霊的に一致して、五月にこれを唱えたいと思います。皆が唱えられるよう、この二つの祈りをこの書簡に添えたいと思います。
親愛なる兄弟姉妹の皆さん、キリストの御顔を、マリアの心をもって共に観想しましょう。わたしたちの母であるマリアは、わたしたちを霊的家族としてより一致させ、わたしたちがこの試練を乗り越えられるように助けてくださるでしょう。わたしは、最も苦しむ人をはじめ、皆さんのためにお祈りしたいと思います。皆さんもどうかわたしのためにお祈りください。心からの感謝と共に、皆さんに祝福をおくります。
ローマ、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ、2020年4月25日
聖マルコ福音記者の祝日に

『聖母への祈り1』
マリアよ、
あなたは救いと希望のしるしとして
わたしたちの歩みを照らしてくださいます。
あなたに病者たちの健康を託します。
あなたはイエスと苦しみを共にされ
揺るがぬ信仰をもって
十字架の下に留まられました。
ローマ人の救いである、マリアよ、
あなたはわたしたちの必要を知り
それに配慮してくださることを
わたしたちは確信しています。
ガリラヤのカナでの出来事のように
この試練の時を経て
喜びと祝祭が戻りますように。
神の愛の御母よ、助けてください。
わたしたちが御父の御旨にかなう者となり
イエスがお命じになることを行えますように。
イエスはわたしたちの苦しみを引き受け
わたしたちの苦悩を自らに背負われました。
十字架をとおして
わたしたちを復活の喜びに導くために。
アーメン。
聖なる神の御母よ、
あなたの御保護に寄りすがり、御助けを求めます。
試練の中にあるわたしたちの祈りをさげすまないでください。
栄光ある、祝福されたおとめよ、
わたしたちをあらゆる危険から守ってください。」

『聖母への祈り2』
「聖なる神の御母よ、御保護に寄りすがり、御助けを求めます。」
全世界を揺さぶる、この苦しみと不安に満ちた劇的状況の中で、神の御母、わたしたちの母よ、あなたの御保護に寄りすがり、御助けを求めます。
おとめマリアよ、このコロナウイルスの拡大の中で、わたしたちにいつくしみ深い御まなざしを注いでください。愛する者を亡くし、ぼう然とし、悲しむ人々を慰めてください。これらの亡くなった方々は、時には痛ましい方法で埋葬されました。
感染防止のために病者のそばにいられず、苦悩する人々を支えてください。不確かな未来と、経済と仕事への影響のために、不安の中にいる人に信頼を与えてください。
神の御母、わたしたちの母よ、わたしたちのために、いつくしみ深い御父にお祈りください。このつらい試練が終わり、希望と平和を再び未来に見出せますように。カナであなたがそうなさったように、神なる御子にお願いしてください。患者や犠牲者の家族を励まし、彼らの心を信頼へと開いてくださるようにと。
医師や、看護師、医療関係者、ボランティアたちをお守りください。彼らはこの危機の中第一線に立ち、他の人々のいのちを救うため、自分のいのちを犠牲にしています。彼らの英雄的な努力を支え、彼らに力と愛と健康をお与えください。
朝晩、患者を見守る人たちや、司祭たちに寄り添ってください。彼らは、司牧的配慮と福音的努力のために、皆を助け、支えようとしています。
聖なるおとめよ、科学者たちの精神を照らし、このウイルスに勝つための正しい方法を見出させてください。
国々の責任者たちを支えてください。彼らが賢明と配慮と寛大さをもって、生活の必要に事欠く人々を助け、先見の明と連帯精神のもとに、社会・経済的解決策を計画できますように。
至聖なるマリアよ、軍備拡張と増強のための莫大な費用が、未来の同様の災害を防止するための正しい研究促進に向けられるよう、彼らの良心に触れてください。
愛する御母よ、すべての人を結ぶきずなの自覚のうちに、わたしたちがただ一つの大きな家族に属しているという意識を、世界に育ててください。わたしたちが兄弟愛と連帯の精神をもって、多くの貧困と悲惨な状況を助けることができますように。信仰に固くとどまり、忍耐強く奉仕し、絶えず祈ることができますように。
苦しむ人の慰め手なるマリアよ、試練にあるあなたのすべての子らを抱擁し、神がその全能なる御手をもってわたしたちをこの恐ろしい感染症から解放してくださり、そして、わたしたちが安心のうちにいつもの生活を取り戻せるよう、どうか神にお祈りください。
わたしたちは、あなたにより頼みます。あなたはわたしたちの歩みを救いと希望のしるしとして照らしてくださいます。いつくしみ深き、慈悲あふれる、優しきおとめマリアよ。
アーメン。」
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教会日記2020.4.26(カトリック松原教会「ロザリオの祈り」日曜日) [教会日記]

今日は日曜日でしたが、業務上どうしてもやらねばならない仕事があり出勤しました。その代わり人の多い平日を休みにするため、多くの人との接触を避けることができます。ちなみに、帰りの急行電車は1輌貸し切り状態でした(⌒-⌒; ) これなら感染の心配はありません!
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仕事が終わってから帰り道を変更し、京王線明大前駅で途中下車してカトリック松原教会でお祈りを捧げてきました。緊急事態宣言のため、多くの教会のお御堂が閉鎖となりましたが、毎日21時までお御堂が解放されている松原教会でお祈りすることにしました。通勤経路からは少し外れはしますが、京王線明大前駅から徒歩3分~4分と近いのがありがたいですね。
今夜も静寂に包まれたお御堂で、心静かにお祈りすることができました。「新型コロナウィルスの感染が拡大しませんように、感染者の皆さんが早く治りますように、不安定となっている人々の心に平安が戻りますように」とお祈りしました。

松原教会の花壇は、一年を通して季節のお花が美しくて有名です!
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『健康を求める祈り』をお祈りしました。
『すべてを造り、新たにする方、
わたしのいのちの源、神の聖なる霊、
聖マリアとともに、あなたを礼拝し、感謝し、愛します。
あなたは、全宇宙にいのちを与え、活気づける方です。
わたしたちに健康を保たせ、
いのちをおびやかし危険にさらす病気から
解放してください。
あなたの恵みに助けられ、
神の栄光と、わたしの魂の善と、
兄弟姉妹への奉仕のために、
わたしのすべての力を常に用いることを約束します。
医師と、看護にあたるすべての人に、
あなたの知識と聡明の賜物を与え、照らしてください。
いのちをおびやかし危険にさらす病気の原因を知り、
予防と回復のため、
より効果ある治療がなされますように。
聖なるおとめ、いのちの母、病人のいやしである御母、
わたしのこの貧しい祈りをあなたにゆだねます。
あなたは神の母、わたしたちの母、
あなたの執り成しをもって、
この祈りに力を添えてください。
アーメン」

続いて、日本カトリック司教協議会が発表(認可)した『新型コロナウイルス感染症に苦しむ世界のための祈り』をお祈りしました。
「いつくしみ深い神よ、
新型コロナウイルスの感染拡大によって、
今、大きな困難の中にある世界を顧みてください。
病に苦しむ人に必要な医療が施され、
感染の終息に向けて取り組むすべての人、
医療従事者、病者に寄り添う人の健康が守られますように。
亡くなった人が永遠のみ国に迎え入れられ、
尽きることのない安らぎに満たされますように。
不安と混乱に直面しているすべての人に、
支援の手が差し伸べられますように。
希望の源である神よ、
わたしたちが感染拡大を防ぐための犠牲を惜しまず、
世界のすべての人と助け合って、
この危機を乗り越えることができるようお導きください。
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
希望と慰めのよりどころである聖マリア、
苦難のうちにあるわたしたちのためにお祈りください。」
新型コロナウイルス肺炎が早く終息するよう、一人でも多くの皆さんと一緒にお祈りしましょう!
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スピノザのことば(第2日目) [非キリスト者(ノンクリスチャン)]

「自卑は、人間が自己を他の人々よりも劣ると信じる謬見(びゅうけん:間違った意見・誤った考え)から生ずる悲しみである。」

バールーフ・デ・スピノザのことは、「スピノザのことば(第1日目)2020.4.24」をご覧ください。
第1日目の言葉と反対ですね。他人よりも劣っているという思い違いでもありますね。万が一、劣っていたとしても、他人と比較する必要性は何もないですし、コンプレックスなどという余計なものは考えることもあありません。スピノザは、思い違いをすることによって起こる“劣等感”というものを、その人が悲しみ感じるものだと言っています。これは思い込みの一種ですね。
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