八木重吉のことば(詩)(第3日目) [キリスト者(クリスチャン)]

「病気して
いろいろ自分の体が不安でたまらなくなると
どうしても恐ろしくて寝つかれない
しかししまいに
キリストが枕元にたって
じっと私をみていて下さるとおもうたので
やっと落ち付いて眠りについた」

八木重吉のことは、「八木重吉のことば(詩)(第1日目)2024.4.13」をご覧ください。
クリスチャンであった八木の作詩全体から見れば、キリスト教の信仰に関する詩はそれほど多くないと思っていたのですが、詩集を読んでいて、思っていたよりあるのには驚きました。結核で29才の生涯を終えた八木ですが、その短い生涯は、常に病床に伏しがちな生活を送っていました。
この詩は、病床での偽らざる心境を語っており、八木の信仰告白でもあると思います。いつも不安を抱えて死と対峙しているような生活の中にあって、キリスト教の信仰というよりも、イエス様に想いを馳せていますね。本当に八木は敬虔なクリスチャンでした。
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