教会日記2023.3.29(カトリック成城・聖タデオ教会「聖金曜日・主の受難の典礼」金曜日) [教会日記]

今日は、「主の過越しの聖なる3日間」の2日目「聖金曜日・主の受難の典礼」に与りました。なお、ミサではありません。「聖金曜日・主の過越しの晩餐(ばんさん)の夕べのミサ」の詳しいことは、このブログの今朝の記事に書きましたのでお読みください。https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-04-07

夕べに行われる典礼では、感謝の祭儀(ミサ)は行われず、代わりに「十字架の崇敬」で、復活への希望のうちに十字架の勝利を賛美します。また、この日の典礼の最大の特徴は、4月10日(日)の「枝の主日」と同様に、第一部として、司祭(神父様)と複数の朗読者、さらには会衆全員の参加による「イエスの受難の朗読」が行われることです。朗読は通常、『ヨハネによる福音書』からとられています。通常は、イエス・キリスト役は司祭(神父様)、ローマ帝国の総督ポンティオ・ピラト役は信徒から1人、群集役は信徒全員、語り手は信徒から1人です。悲しくも感激のある朗読となりました。その後に、「盛式共同祈願」があり、例年ですと10ある祈願文からいくつかを祈願しますが、今日は、能登半島地震被災者のため、ミャンマーやウクライナでの紛争・戦争が終わって平和が訪れますようになどの祈願がありました。
そして、第二部として「十字架の礼拝」が行われます。司祭(神父様)が「見よ!キリストの十字架 世の救い」と言って、信徒が応唱します。これを3回繰り返します。そして、一人ずつ「十字架の礼拝」を行い、全員が礼拝が終わるとご聖体の拝領があり、典礼は終わります。(多少、教会によって違いがあります)

<新約聖書の福音書の「磔刑(たっけい:十字架の刑)」の場面の記載>
次の4つの福音書の聖句は、『原文校訂による口語訳フランシスコ会聖書研究所訳注聖書』から引用しています。
◯新約聖書:マタイによる福音書・第27章・第35~第38節
「兵士たちはイエスを十字架につけると、くじを引いてその衣を分け、そこに座って見張りをしていた。また、彼らはイエスの頭の上に、「これはユダヤ人の王イエスである」と書かれた罪状書きを掲げた。その後、二人の強盗が、一人は右に、一人は左に、イエスとともに十字架につけられた。」

◯新約聖書:マルコによる福音書・第15章・第22~第27節
「こうして、彼らはイエスをゴルゴタ――その意味は「髑髏(されこうべ)の場所」――という所へ連れて行った。そして、兵士たちは没薬を混ぜたぶどう酒をイエスに飲ませようとした。イエスはお受けにならなかった。 それから、彼らはイエスを十字架につけた。そして、誰がどれを取るかをくじで決めて、その衣を分けた。さて、イエスを十字架につけたのは、午前九時であった。罪状書きには、「ユダヤ人の王」と書いてあった。また、兵士たちはイエスとともに二人の強盗を、一人は右に、一人は左に、十字架につけた。」

◯新約聖書:ルカによる福音書・第23章・第32~第33節
「ほかにも二人の犯罪者が、イエスとともに死刑に処されるために、引かれて行った。さて、「髑髏(されこうべ)」と呼ばれている所に着くと、兵士たちはイエスを十字架につけた。犯罪人も、一人はイエスの右に、一人は左に十字架につけた。」

◯新約聖書:ヨハネによる福音書・第19章・第17~第19節
「イエスは、自ら十字架を担い、「髑髏(されこうべ)の場所」――ヘブライ語で「ゴルゴタ」という所へ向かって出て行かれた。その場所で。人々はイエスを十字架につけた。また、ほかの二人をも、イエスを真ん中にして、その右と左に一緒に十字架につけた。ピラトは罪状書きを書いて、十字架の上につけさせた。それには、「ナザレのイエス、ユダヤ人の王」と書いてあった。」

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