今日のニュース2016.3.27 [日記(今日のニュース)]

3月16日(水)のニュースになりますが、ローマ(バチカン)にある教皇庁は、故マザー・テレザをカトリック教会で最高位の崇敬対象となる「聖人」に認定すると正式に表明しました。1979年にノーベル平和賞を受賞、1997年に87歳で亡くなりました。2003年には、「聖人」の前段階である「福者」に認定されていましたが、カトリック教会で殉教者でない人が「聖人」に認定されるには、死後に2度の「奇跡」を起こしたと認定される必要がありました。列聖式は9月4日に決まっていますが、まだ場所は公表されておりません。

「バチカンニュース」からです。
“マザー・テレザ聖人に: 教皇フランシスコがマザー-テレサ列聖に必要な奇跡を承認”
「12月17日、教皇フランシスコはマザー・テレザ列聖承認文書に署名した。この日の午後教皇は教皇庁列聖列福省長官、アンジェロ・アマート枢機卿への会見で福者マザー・テレサの取次ぎによる奇跡を承認した。福者を列聖するためは奇跡が必要。今回の奇跡は2008年ブラジルで実現したもので、非常に重い脳の病気にかかっていた男性が瞬時に完全に回復したことにある。

1948年9月10日、ロレートの聖マリア会の一人の修道女、シスター・マリア・テレサはインドのカルカッタからヒマラヤ山脈に程近い町ダーリジンへ列車で旅をしていた。この小さな38歳の修道女こそ、後に愛の宣教者として世界中に知られることとなるマザー・テレサその者であった。マザー・テレサ自身がその日の出来事を物語っている。

「1948年9月10日の晩 、苦しみについてわたしの目は開かれました。そしてその時、わたしは何をすべきなのか、わたしの召命は何なのかを完全に理解したのです。わたしは心の中で安楽な平穏な生活を捨てて最も貧しい人々への奉仕のために外に出て行くようにと招く主の声をはっきりと聞いたのです」。彼女はさらに付け加えています「それは単なる勧めではなく、招きであり提案であり、わたしとっては主の命令でした」。

その日からまさしく60年後の2008年9月10日、重い脳の病気に犯されたブラジル人技師の男性が絶望的な手術を受けるために手術室に運ばれていった.その時、彼の妻は一人の司祭と何人かの家族たちと共に聖堂で待機していた。 彼女は前晩からマザー・テレサに夫の病気を治してくれるよう熱心に祈っていた。全ては一瞬にして起こった。

担当外科医は手術を少し延期するために手術室を30分ほど後にした。そしてしばらくして手術室に戻った外科医は、そこにベットの上にきちんと腰掛けている病人の姿を発見した。つい数分前まで意識もなく生死の境をさまよっていた瀕死の患者が完全に意識を取り戻し,医師に何のために自分はここにいるのかと尋ねるのだった。

脳細胞に見られた欠陥が瞬時にして完全に消え去っていたのである。その後、この奇跡的治癒は専門家たちにより,医学的には説明不可能な完全な治癒として確認された。病魔によって破壊臓器が完全な状態に戻されるというこのような奇跡は「第一級の奇跡」として承認されるのです。

この奇跡によって、貧しい人々,疎外された人々の友,天使であったマザー・テレサの列聖への扉は大きく開かれたのである。なおマザ・テレサの列聖式の日取りは未定。いずれ列聖列福省により決定される。」以上ですが、マザー・テレサは、生きているうちから”聖人”のような働きをしていましたね。
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