今日のニュース2016.2.20 [日記(今日のニュース)]

【AFPニュース】昨日(2月19日)のニュースになりました!

”ローマ教皇 トランプ氏の発言を批判する”
「ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は、18日、米大統領選で共和党候補としての指名獲得を目指すドナルド・トランプ(Donald Trump)氏について、移民の流入を阻止するために国境に壁を築くと宣言するならキリスト教徒とは言えないという見方を示した。
訪問していたメキシコからの帰途、同行の記者からトランプ氏の移民問題に関する姿勢について意見を求められた教皇は、「誰であれ、橋ではなく壁を作りたいと考える者は、キリスト教徒ではない」と述べた。「投票するかしないか、干渉するつもりはない。ただこれだけは言える、もしそういう発言をするなら、その人はキリスト教徒ではない」
トランプ氏は、メキシコが米国に犯罪者を送り込んでいると訴えて支持率が上昇。公約として、米国南部の国境に壁を設置して移民の不法入国を防ぐと宣言し、論争を巻き起こしていた。先週には、教皇がメキシコ政府に言われるがままに米・メキシコ国境を訪れたとして、教皇を批判している。
教皇の発言に対し、トランプ氏は直ちに反発。サウスカロライナ(South Carolina)州の選挙集会で発表した声明で、「宗教指導者が個人の信仰心を疑うのは、侮辱的な行為だ」と非難した上で、「私はキリスト教徒であることに誇りを持っている。私が大統領になったら、キリスト教が常に攻撃を受け弱体化を招くようなことはさせない」と述べた。
さらに、「もしバチカンがISIS(イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の別称)の攻撃を受けたとしたら、周知の通りそれはISISにとって究極の戦利品となるが、教皇はドナルド・トランプが大統領だったらこんなことは起こらなかったのに、とただ願い、祈ることになるだろうと断言できる」とも述べた。」

ニュースの解説をします!
解説というか、感想というべきか、政治と宗教を同時(一緒に)に述べることができるということに、率直に自由さを感じます。さすが欧米は違いますね~。日本ではこうはいかないですね。特に宗教は、日本では個人的なことなので”微妙な感じ”がします。これを政治と絡めて議論するとなると相当な批判?を受けることになりますね。

移民の受け入れに積極的でない日本人の言うことではないかも知れませんが、トランプ氏の“国境に壁を作る”という発言(本気?公約?)は、明らかにイエス・キリストの教えに反していますね。彼がクリスチャンであり、大統領候補であるなら、“貧困している弱者を救う”という発言をしてもらいたいものです。アメリカのことではありますが。

確かに、メキシコで栽培・製造された麻薬が大量にアメリカに流入し、それと同時に犯罪者も国境を越えてアメリカに逃れて来ると聴いています。アメリカ人であれば、壁でも作ってでもなんとかしたいと考えるのは、ある意味わかるような気もしますが、イエス・キリストの教えに反することは確かです。イエス・キリストは、“隣人を自分のように愛しなさい(新約聖書:マタイによる福音書第19章・第19節)”と説いておられます。

フランシスコ教皇は、このことをトランプ氏に伝えたいのだと思います。もちろんメキシコからの移民がすべて犯罪者ではありません。その中には多くの貧困している弱者が存在しているわけです。メキシコの問題であると言えばそのとおりですが、理屈では克服できない問題もあります。ここで議論するつもりはありませんが、貧困が犯罪者を作ることは容易にわかることです。

移民の流入問題は、アメリカにとって大きな問題であると思いますが、根本的に“貧困している弱者を救う”という問題を克服しない限り、問題解決の糸口は掴めないのではないかと思います。後は“人間の教養”ですね。つまり教育の問題です。“善い行いは良い教育から生まれる”。これは私の持論です。国民の教養を高めることが、その国の平和と繁栄につながるのです。
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