教会日記2020.9.29(カトリック成城教会「平日のミサ」火曜日) [教会日記]

今日も出勤する前に小田急線成城学園前駅で途中下車し、カトリック成城教会で7時からの平日のミサに与りました。今朝も涼しいですね~。やはり秋ですね。今日はウインドブレーカーを着てきました。暑くなく、寒さを感じず丁度よかったです。

ミサでは、大天使聖ミカエル・大天使聖ガブリエル・大天使聖ラファエルの祝日をお祝いしてお祈りしました。そして、共同祈願で「すべてのいのちを守るためのキリスト者の祈り」をお祈りし、ご聖体を拝領させていただいたことを主(神様)に感謝申し上げ、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように
崇められますように、
アーメン
天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。アーメン」
と気持ちを込めてお祈りしてきました。
また、行方不明となっている小学2年生の小倉美咲ちゃんが、元気な姿で両親の元に帰れるようにお祈りし、同僚の病が癒されますように、同僚のお嬢さんの病気が完治しますようにと心を込めてお祈りしました。
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「大天使聖ミカエル・大天使聖ガブリエル・大天使聖ラファエル」のお話し [キリスト教関係事項・用語等]

今日9月29日は、大天使聖ミカエル・大天使聖ガブリエル・大天使聖ラファエルの祝日です。このブログの2018年9月29日に掲載した記事を一部加筆・修正して再掲載いたします。3大天使と言われますが、この3天使に大天使ウリエルを加えて4大天使(ウリエルには異論もある)となります。この4天使に3天使(いろいろな説があり、特定不可能)を加えて7大天使ともいわれます。

◯大天使聖ミカエル
「神と似た者」という意味で、旧約聖書:ダニエル書・第10章・第13節に、イスラエルを助ける天使として描かれ、新約聖書:ヨハネの黙示録・第12章・第7節で、竜(悪魔・サタン)に対して戦いを挑み、サタン軍団を天界から地上界に叩き落としたと記載されています。天使軍団の総帥でもあります。修道会であるイエスズ会の聖フランシスコ・ザビエルによって、日本にキリスト教が伝えられたのは1549年ですが、キリスト教宣教の許可が出たのは同年の9月29日であったことから、聖ザビエルは大天使聖ミカエルを日本の守護者と定めています。
◯大天使聖ガブリエル
「神の力」という意味で、旧約聖書のダニエル書では神のメッセージを預言者に伝えています。新約聖書の中では特別な役割をもち、ザカリアに洗者ヨハネの誕生を、聖母マリアに救い主イエスの誕生(受胎告知)を伝えていますね。通信・報道の保護者となっています。
◯大天使聖ラファエル
「神はいやされた」という意味で、神のみ前にいる7位の天使(7大天使)の1位であるという説もあります。旧約聖書のトビト記では、人びとの祈りを聞き入れて神にとりなし、同じく旧約聖書のエノク書では、堕落した天使たちに汚された地を清らかにする天使として描かれています。旅人、薬関係の仕事に携わる人、パイロットの保護者となっています。

この絵は、ボッティチェリ作の「三人の大天使とトビア」です。1470年頃 テンペラ・板 135 x 154 cm、 イタリア・フィレンツェにあるウフィツィ美術館の所蔵です。
トビト記.jpg
この絵は、ただ天使を描いているのではありません。この絵から分かることを説明いたしましょう。
①まず、「天使と手をつないでいる青年が魚をもっている。」という、これだけで分かることは、旧約聖書の『トビト記』の一場面であることがわかります。
②『トビト記』ということは、この青年はトビアスという名前であることがわかります。
③したがって、手をつないでいる天使は、大天使聖ラファエルであるということがわかります。
ここまでが、旧約聖書の『トビト記』を読むとわかるお話しとなるのですが、天使があと左右に2人いますが…………。
④まず、左側の甲冑(かちゅう・鎧)を着けて剣を持っていることに象徴される天使といえば、大天使聖ミカエルであることがわかります。天使軍団の総帥でもあり、天使軍団を率いてサタン(竜・悪魔)軍団と戦い、天界から地上に投げ落としたことが、新約聖書の『ヨハネの黙示録』に書かれていますね。大天使聖ミカエルを画いた絵は、常に甲冑を着て剣を持っています。
⑤では、右側のユリの花をもっていることに象徴される天使といえば、大天使聖ガブリエルです。神様から聖母マリア様のところに使わされて受胎(じゅたい)を告知した天使ですね。新約聖書の『ルカによる福音書』に書かれていますね。大天使聖ガブリエルを描いた絵は受胎を告知しているところを画いた絵が多いのですが、その手には多くの場合、ゆりの花が画かれています。
…………という5点のことが分かります。

キリスト教の信徒であるかないかに関わらず、普段から聖書を読んで親しんでいると、西洋絵画で数多い宗教分野の絵、特にキリスト教関係の絵画は、そのほとんどは聖書から題材を採っていますのでよく理解できるのです。美術館で、絵の下にある説明書きやパンフレットを読まなくても、絵を見ただけで描かれているテーマや内容を理解できます。聖書を読むと知識を得て教養が身につき、視野が広がります!
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