支援活動日記2023.12.21(山谷夜回りの会活動) [支援活動日記]

今日は、仕事が終わって19時30分からホームレス支援活動グループ「山谷夜回りの会」の今年最後の活動に参加しました。4月28日(金)の仕事中に狭心症を発症してから、大学病院での検査・診察を続けて生活の改善などに取り組み、5月から9月まで支援活動をお休みしていましたが、10月に支援活動に復帰しました。現在は、心臓の痛みはありませんが、時折は胸苦しさを感じる時はあります。もう65歳ですから無理はできませんね。今夜は、冷たい強風が吹く中での活動でしたから大変でした。

さて、毎回毎回このブログに書いていることですが、私は一人のキリスト者(クリスチャン)として、人道のための弱者支援活動を行うことが本望であり、若い時からの念願でもありました。働けなくて経済的に困窮して路上生活を余儀なくされている人、精神時に不調をきたして路上生活を余儀なくされている人、ホームレスの皆さんにはいろいろな理由があります。国や自治体など行政では手が回らないところを私たちが支援するということですね。誰かがやらなければならない地道な活動です。

ところで、私たちキリスト教の信徒は、前述したような生活に困窮している人のことをイエス様だと思って支援するようにしています。これは聖書にあるイエス・キリストの教えです。要するにホームレスの皆さんを分け隔てせず、すべての方に親切に支援の手を差し伸べることです。新約聖書の『マタイによる福音書』第25章・第31~第46節に書かれています。このブログの2022年11月11日に掲載した「聖マルティヌス司教のお話し」を是非ともお読みください。https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2022-11-11
◯支援活動範囲に、聖マザー・テレサが創立した「愛の家の宣教者会 山谷の家」の修道院があります。聖母マリア様のご像のところで、ホームレスの皆さんが風邪などひかず、健康に生活できるようお祈りしました。
IMG_6233.jpegIMG_6228.jpeg
今夜も台東区端の泪橋交差点から少し歩いた所にある「いろは商店街」に、ビニールシートのテントで寝ている方を含め40人ほどのホームレスの皆さんが私たちを待っていました。10年ほど前は、実測250mほどのアーケード(屋根がある)商店街で、そのころでもすでに8割方はシャッターを下ろして営業をしていない「シャッター商店街」になっていました。当時は屋根があって雨をしのげていましたから、シャッターの前に段ボールを囲って寝ることができましたね。あのころは120人ほどが来て、半数ほどの方が段ボールで囲って寝泊りしていました。今は40人~50人くらいです。

今日は、支援活動に集まった12人で、ホームレスの皆さんにおにぎり、マスク、ペットボトル、軍手、石鹸、歯ブラシ、髭剃り、靴下、上下の下着類、シャツ、ズボン、寝袋、葛根湯などをお配りしました。最近は、女性の方もいらっしゃいますから生理用品も配ります。おにぎりを配る時は、毎回約200〜350個ほどのおにぎりをカトリック板橋教会や松戸教会の信徒の皆さんの善意で作ってもらっています。私が以前所属していたカトリック町田教会も、かつては「山谷の会」があり、おにぎりを作って隅田川沿いで配布していましたが、会が解散して残念です。

支援活動に集まっている方の年齢構成は、私のような仕事帰りの60歳代の社会人、定年退職した70歳代の方や主婦は少数派ですが、中心になっているのは大学生や若い20歳代~30歳代の社会人です。たまに高校生も親子で参加しています。若い人たちは使命感を持って支援活動に取り組んでいる立派な人ばかりです。ところで、今週に入って冬本番となって急に最低気温がより低くなり、ホームレスの皆さんにとっては、明け方は厳しい寒くて寝られない季節となってきました。路上で寝る方も多く、雨が降ると衛生的にも極めて悪い環境になります。とにかく健康には気をつけてもらいたいですね。活動が終了してから反省会を行い、21時過ぎに解散しました。今はすでに帰りの電車の中にいます。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。