教会日記2022.7.14(カトリック成城・聖タデオ教会「平日のミサ」木曜日) [教会日記]

今朝は、出勤する前に小田急線成城学園前駅で途中下車し、カトリック成城・聖タデオ教会の7時からの「平日のミサ」に与りました。雨天で、昨日よりもまた気温が下がりました。蒸し暑さはありますが、今日も清々しい朝を迎えています。

ミサでは、ご聖体を拝領させていただいたことを主(神様)に感謝申し上げ、
「栄光の全能永遠の父よ、
御名(みな)が讃えられますように、
崇められますように、
アーメン」
と主を讃えて、
続いて
「天におられる私達の父よ、
どうかこの祈りを聴き入れてください。
慈しみ深く憐れみ深い主よ、
主に救いを求める人々に主の平安をお与えください。
病に苦しむ人々に主の癒しをお与えください。
貧困にあえぐ人々に主の豊かな恵みをお与えください。
主よ、どうか主に救いを求める人々がすべて救われますように。
私達の主イエス・キリストによって。
アーメン」
とお祈りしました。
続いて、
「主よ、ここに私がおります。
この私を遣わしてください。
アーメン」と祈り、
そして、同僚の病と同じ病の私が親しくしているご婦人のお二人が癒されるようお祈りしました。
終わりに、『大天使聖ミカエルへの祈り』をお祈りしました。
「大天使聖ミカエル、
悪との戦いにおいて、私たちを守り、
凶悪な企みに打ち勝つことが出来ますように。
神の命令によって
悪魔が人々を害することが出来ないようにお願い致します。
天軍の総帥、
人々を惑わし、食いつくそうと探し回っているサタンと
他の悪霊を神の力によって地獄に閉じ込めて下さい。
アーメン。」
とお祈りしました。
nice!(0)  コメント(0) 

正統なキリスト教信仰のために! [キリスト教関係事項・用語等]

このブログの2021年7月18日の「正統なキリスト教信仰のために!」に掲載した記事を一部加筆・修正して再掲載いたします。

先日、友人が私のところに来て………。
友「クリスチャンなんだって!?毎朝大変だな〜。宣伝して勧誘するために冊子を開いて駅前に立たなきゃいけないんだろ?朝からお疲れ様だな~。」
私「それ違うから!キリスト教じゃないから!」
友「そーなんだ!?じゃ、大怪我したり手術したりしても輸血できないんだろ?」
私「それも違うから!その団体は宗教団体であっても、キリスト教じゃないから!」
友「じゃぁさ、若い2人組のアメリカ人が黒いスーツ着て、自転車乗って勧誘してるのは?」
私「それもキリスト教じゃないから!」
………そのようなやり取りがありました。
ということで、書かせていただきます!
正統なキリスト教とは、「三位一体の神(さんみいったいのかみ)」を唯一の神様と信じる教会であれば正統なキリスト教会であると定義できます。正統なキリスト教会であるカトリック教会(ローマ教皇を頂点とするキリスト教会)、プロテスタント教会(マルティン・ルターなどの宗教改革者由来のキリスト教会)、日本正教会(ロシア正教会由来のキリスト教会)、日本聖公会(イングランド国教会由来のキリスト教会)では共通なことです。
三位一体とは、キリスト教において「“父である神”と“子である神(イエス・キリス)”と父である神と子であるキリストから出る“聖霊(せいれい)”が一体となった唯一の神」であるということです………難しいですね~!正当なキリスト教の教会は、全てこの教えを最高の教義として共有しています。また、「三位一体」は“三神(三つの神々)”ではありません。三つのペルソナ(位格)が一つになっている一つの神様です。ちなみに、父と子と聖霊は、神の三つの様式でしかないとか、神が三役をしているといった考えは、正統なキリスト教の教会では否定されています。確かに難しいですよね。イエス・キリストのお父さんである神様とその子どもであるイエス・キリストも神様で、父である神様と子である神様(イエス・キリスト)から出る“聖霊”も神様であるということです。それが3つの神様ではなく、一つの神様であるという認識に立っているのです。

◯正統なキリスト教団体
1.「日本正教会」
「三位一体の神」を唯一の神とする日本正教会(にほんせいきょうかい:正式には「日本ハリスト正教会」)は、キリスト教の教会で、自治独立が認められている正教会所属教会の一つです。1970年以前、自治正教会となっていなかったころにも、日本の正教会は日本人正教徒及びロシア人正教徒から「日本正教会」と呼ばれていました。正教会は一カ国に一つの教会組織を置くことが原則ですが(日本正教会以外の例としてはギリシャ正教会、ウクライナ正教会、ロシア正教会。もちろん例外もあります)、これら各国ごとの正教会が異なる教義を信奉しているわけではなく、同じ信仰を有しています。19世紀後半(明治時代)に、ロシア正教会の修道司祭聖ニコライ(のち初代日本大主教)によって正教の教えがもたらされ、これがその後の日本正教会の設立につながりました。聖ニコライによって建立された東京のニコライ堂(東京復活大聖堂)、函館の復活聖堂、豊橋の聖使徒福音記者マトフェイ聖堂は、国の重要文化財となっています。

2.「カトリック教会」
「三位一体の神」を唯一の神とするカトリック教会は、ローマ教皇を頂点として全世界に12億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派です。その中心をローマの司教座に置くことからローマ教会、ローマ・カトリック教会とも呼ばれています。カトリック教会の教義は「聖書と聖伝」という言葉であらわされるように、旧約聖書、新約聖書およびイエス・キリストと使徒の教えに由来し、教父たちによって研鑽され、多くの議論を経て公会議などによって確立されてきたものである。特に宗教改革以降、トリエント公会議においてカトリック教会の教義が整理され、再確認されました。さらに現代では第2バチカン公会議でも現代に生きる教会として教義の意味を見直しています。これらの教義は1992年に『カトリック教会のカテキズム』として教皇庁により編纂され、各国語に翻訳されています。ですから、教義(教え)やミサの司式内容など、すべてが世界のカトリック教会で共通しています。なお、イエズス会(上智大学を設立)、フランシスコ会などはカトリック教会の組織内部の修道会です。

3.「プロテスタント教会」
「三位一体の神」を唯一の神とするプロテスタント教会は、プロテスタントという総称が、その担い手達がカトリック教会に抗議(ラテン語: prōtestārī, プローテスターリー)したことに由来する名称です。マルティン・ルターによる宗教改革運動を始めとして、カトリック教会から分離し、特に福音主義を理念とするキリスト教諸教派を指します。日本では一時期、カトリック教会の旧教(きゅうきょう)という呼称に対して、プロテスタント教会は新教(しんきょう)と呼称されることがありました。この福音主義を理念とするキリスト教諸教派ですが、世界に何千という教派がありますから、教義(教え)や聖書の解釈にも違いがあります。主な教派にルター派、改革派、長老派、会衆派、バプテスト派、メソジスト派(青山学院大学や関西学院大学を設立)、救世軍などがあります。

4.「日本聖公会」
「三位一体の神」を唯一の神とする聖公会(せいこうかい)は、カンタベリー大主教を精神的指導者とするイングランド国教会から生れ、世界165ヵ国以上に広がる39の管区と6つの特別管区(小規模な自治区)からなるキリスト教会です。信徒は8,500万人。各管区はいくつかの教区を持って教義を共有していますが、それぞれが自治権を有しています。日本聖公会には、北海道から沖縄に至る11の教区があり、それぞれの教区を司牧する主教がいます。11名の主教の中から1名の首座主教が選ばれ、日本の管区を構成しています。11の教区には主教・司祭・執事の三職位の聖職や伝道師・宣教師・聖職候補生ら約270名の教役者が約300の教会・礼拝堂・伝道所に遣わされ、立教大学、桃山学院、聖路加国際病院なども日本聖公会であり、教会では約3万人の信徒が信仰生活を守っています。

◯キリスト教としては正統ではない宗教団体
「三位一体の神」を否定する次の3つの団体は、“宗教団体(宗教法人)”であっても、正統なキリスト教の教会ではありません。正統なキリスト教会である日本正教会、カトリック教会、プロテスタント教会、日本聖公会は、「これらの宗教団体は異端・異教として、キリスト教ではない。」ことを公表しています。キリスト教の名を借りた(似せた)宗教団体ということですね。
1.「エホバの証人」
「三位一体の神」を否定するエホバの証人は、別名「ものみの塔聖書冊子協会」ともいいますが、機関誌<ものみの塔>を発行している団体です。子どもを連れて個人宅を訪問したり、駅付近で冊子を広げて布教活動をしています。エホバを崇拝の対象とし、エホバとは旧約聖書にみられる唯一神の名としています。聖書は主に新世界訳聖書を使用し、三位一体などの教義を否定しています。日本でも輸血の拒否などで話題になりましたね。

2.「末日聖徒イエス・キリスト教会」
「三位一体の神」を否定する末日聖徒イエス・キリスト教会は、通称<モルモン教>と言います。独自の聖典であるモルモン書を教義の拠り所にしています。1830年に、アメリカ合衆国で宗教家であるジョセフ・スミスが創設しました。原始キリスト教会が現代に回復されたとされ、聖書の他にモルモン書など独自の聖典に持ち、教義においては三位一体を否定しています。アメリカ合衆国ユタ州に多くの信者がいます。

3.「世界平和統一家庭連合(旧名称:世界基督教統一神霊教会)」
「三位一体の神」を否定する世界平和統一家庭連合は、通称<統一教会>と言います。桜田淳子などの合同結婚式で有名ですね。「イエス」や「キリスト」の名をはじめ、キリスト教の用語をふんだんに用いた教えを説いている統一協会は、創立者である韓国の“文鮮明が再臨のメシアである”ことを主張し、また自らが説く原理のもと、世界に一つの人間家族を作り上げることが目的であると標榜しています。

私は “良い悪い”を述べているのではありませんし、批判をしているわけでもありません。事実をそのまま述べているだけです。日本では、宗教の選択は憲法で保障されている個人の自由です。信徒になるかどうかも個人の考えで判断すればよいのですが、ただ、「三位一体の神を否定する団体は、宗教団体であっても正統なキリスト教の教会ではない。」ということを述べているだけです。思い違いのないようにしてくださいね。私は罪人(つみびと)ではありますが、カトリック教会の敬虔なクリスチャンです。正統であるかどうかは、キリスト教神学に照らし合わせてよく理解しています。

◯参考:カトリック中央協議会の声明
「世界基督教統一神霊協会に関する声明」
https://www.cbcj.catholic.jp/1985/06/22/4022/
nice!(0)  コメント(0)