チャールズ・ディケンズのことば(第1日目) [キリスト者(クリスチャン)]

「この世に生きる価値のない人などいない。人は誰でも、誰かの重荷を軽くしてあげることができるからだ。」

チャールズ・ジョン・ハファム・ディケンズ(イギリス:1812年~1870年)は、イギリス・ヴィクトリア朝時代を代表する小説家です。主に下層階級を主人公とし弱者の視点で社会を諷刺した作品を発表しています。ディケンズ家は中流階級の家庭でしたが、父親は金銭感覚に乏しく、一家は貧しかったようです。チャールズが10歳のときに一家はロンドンに移りますが、濫費によって12歳のときに生家が破産します。父親は借金不払いのために収監され、チャールズは親戚の靴墨工場へ働きに出されました。工場での仕打ちはひどく、彼の精神に深い傷を残したそうです。

新聞記者を務めるかたわら、発表した作品集『ボズのスケッチ集(英語版)』が世に出ます。イギリスの国民作家とも評されていて、1992年から2003年まで用いられた10UKポンド紙幣に肖像画が描かれているほどです。英語圏では、彼の本、そして彼によって創造された登場人物が根強い人気を持って親しまれており、『オリバー・ツイスト』、『クリスマス・キャロル』、『デイヴィッド・コパフィールド』、『二都物語』や『大いなる遺産』などは、忘れ去られることなく現在でも度々映画化されており、英語圏外でもその作品が支持され続けていることを反映しています。晩年は創作力の衰えと並行して執筆を離れて公開朗読に熱中し、過労で死期を早めたそうです。1870年6月9日、ケント州の自宅で脳卒中により死去し、58年の生涯を閉じました。
クリスチャンらしい言葉ですね。大切なことは、すべての人が誰かのために尽くすことができるのです。これは「善き行い」の基本ですね。これぞイエス・キリストが説く「隣人愛」なのです。

◯新約聖書:マタイによる福音書・第11章・第28〜第30節に、次の聖句(イエス・キリストの言葉)があります。チャールズ・ディケンズの言葉は、イエス・キリストの聖句のようになりなさいと諭しているのですね。
「労苦し、重荷を背負っている者はみな、わたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。わたしの心は柔和で謙遜であるから、わたしの軛(くびき)を受け入れ、わたしに学びなさい。そうすれば、あなた方は魂の安らぎを見出す。わたしの軛は負いやすく、わたしの荷は軽いからである。」
『原文校訂によるフランシスコ会聖書研究所訳注聖書』から
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