『キリストへの道』のご紹介 [キリスト教と読書]

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今日ご紹介する『キリストへの道』は、信徒でなくても聖書に親しんだことのある方は、読んで理解できる内容であると思いますが、どちらかというと信徒向けの本ですね。信徒にとっては第三部が重要なところです。ここに書かれていることは、洗礼を受けてからの”振り返り”となります。私は、信仰の途中にある自分というものを見つめ直すよいチャンスとなりました。とてもためになった一冊です。

<著者のご紹介>
岩島忠彦(いわしま ただひこ)氏は、イエズス会司祭です。
1943年兵庫県生まれ。
1964年イエズス会入会
1975年司祭叙階
1982年ドイツ・ミュンスター大学で神学博士号取得
1983年から2014年まで、上智大学神学部で教鞭をとる(組織神学担当)
同学部長、教皇庁国際神学者委員会委員を歴任
1998年から日本カトリック神学会幹事、上智大学神学研究科委員長歴任
2014年4月、上智大学名誉教授
上智大学退職後、日本カトリック神学院講師(教会論担当)、聖イグナチオ教会での信仰講座を担当(入門講座・信徒講座)し、黙想指導ほか広く福音宣教に従事しながら現在に至る。
著書に『キリストの教会を問う―現代カトリック教会論』(中央出版社、現・サンパウロ)、『キリスト教についての21章』(女子パウロ会)、『イエス・キリストの履歴』(オリエンス宗教研究所)、『イエスとその福音』(教友社)他があります。

<女子パウロ会オンライン・ショッピングのホームページから>
晩年を前にして、神学博士としての深い知識をもとに、修道司祭として司牧、教育、信徒の養成にたずさわりながら長年キリストへの道を歩いている著者が、すべての人々に励ましと愛をこめて綴る随想と説教と講話集。親しみやすく、分かりやすく、現実に立って、キリスト教の核心と人生の確かな道を示す1冊!
キリスト信者にもキリスト教に関心のある人にも人生の指標となる書。
四十年前、叙階直後の挨拶のときに、自分が良き羊飼いの肩に乗せられ運ばれているように感じると述べました。今も基本的にその思いは変わりません。信仰を受けた者は、自力ではなく、キリストに担われて、キリストの業を続けるのだと思います。(本文より)

<目次>
はじめに
第一部 随想 ―日々に想うこと―
・二つの命を生きる
・五島という場所
・神々と神
・いつくしみの特別聖年
・一粒の麦
・「霊性」(スピリチュアリティ)について
・夏休み
・少年時代
・祝福
・「からだの復活を信じます」(使徒信条)
・イエズス会復興二百年
・時の節目―新年によせて―
・司祭

第二部 説教 ―聖書は何を語るか―
・真の平和
・夜祭
・カナと人生
・高い山と深い谷
・キリストの受難
・良い羊飼いは誰か
・キリスト者の道
・三位一体の神
・嵐を鎮めるキリスト
・パンの奇跡
・たたけ、探せ、求めよ!
・あなた方も去って行きたいのか
・末席に座りなさい
・王であるキリスト

第三部 講話 ―愛に包まれた人生―
・キリスト者であること―洗礼と堅信―
1 イエス・キリストの出来事
2 誰がこの愛を受けとめるのか
3 洗礼とは何か
4 堅信とは
・神の愛と罪―ゆるしの秘跡―
1 福音の核心としての神の愛と赦し
2 経験から知る罪
3 何が罪なのか―大罪と小罪
4 ゆるしの秘跡について
・キリストの形見 ―聖体の秘跡―
1 別れの晩餐―「現場」に立つ
2 「私の記念としてこれを行いなさい」
3 ミサの構造をみる
4 聖体と共に生きる

発行:2017年2月25日初版第一刷(四六判並製)
頁数:256ページ
発行:女子パウロ会
価格:1,400円+税(2017年7月5日購入時の定価です。)
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