映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』のご紹介 [日記]

今夜は、ミサが終わってから映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』を妻と2人で観てきました。この映画は、汐見夏衛の小説『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』を実写化したファンタジーロマンスです。反抗期真っ盛りの女子高生が、戦争末期の日本にタイムスリップし、特別攻撃隊員(特攻)の青年と交流を深めるなかで戦争の残酷さ、真実の愛を知るというストーリーです。どのような小説であろうと映画であろうと、批評批判・賛否両論は必ずあります。しかし、現在ある日本国の平和は、第二次世界大戦太平洋戦域で日本国民の死者数約310万人(軍人・軍属が230万人、民間人が80万人)の犠牲の上になりたっているという事実は知っておくべきです。

日本国がどのような経緯、歴史を経て現在の平和を獲得しているのか。なぜ戦争をしてはいけないのか。なぜ平和であるべきなのか。日本国民として、特攻の悲惨さだけでなく、戦争の悲惨さは事実としてきちんと知っておくべきことです。この映画は、それらを考える若い人たちへの入門的な映画になるのではないでしょうか。
ところで、先日、第二次世界大戦太平洋戦域末期における日本軍の特別攻撃隊員の記録を文庫本で2冊読み終わったばかりでした。その後もネットで他の記録本を探していたらこの映画に出くわしたのでした。文庫本を読んだ時もそうでしたが、妻が「この手の映画は、感激屋のあなたは絶対に号泣必至だと思うから、ハンカチじゃなくタオルを持っていった方がいいよ~。」と言われました。 結果、号泣しました!( ̄▽ ̄;) ナイスアドバイス!さすがは妻です!相棒のことはよく知っています。無駄に40年ほど一緒に生活していません!(⌒-⌒; )
◯皆さん!是非とも観にいきましょう!
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◯パンフレットです。税込み900円也!
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◯あらすじは、だいたい次のとおりです。
「女子高生の百合(ゆり・福原遥)は、学校や親に対して不満を募らせるなど、全てにいら立ちを募らせる日々を送っていました。ある日、百合は母親とけんかをして家を飛び出し、ふと目を覚ますと1945年の戦時下の日本にタイムスリップしていました。混乱する百合でしたが、偶然通りかかった彰(あきら・水上恒司)に助けられ、彼の真面目で優しい人柄に惹かれていきます。しかし、彰は特攻隊員として戦場に飛び立つ運命にありました………。最後は、百合は現世に戻り、戻ってきた百合を見て心配して泣いてくれたのは、かつて自分が反発していた母親でした。(百合がいなくなっていたのは、現世では一晩だけでした。)自分にただ反発していると思っていた母親が、本当は自分のことを真剣に心配してくれていたことを百合は理解するのでした。

そして、当たり前の日常に戻った百合は、学校の課外授業で「特攻資料館」に行くことになりました。そこで彰の写真と手紙を見つけることになります。
手紙には、
「君と語らった百合の花さくあの丘で
こんな手紙を書いても君を悲しませるだけかもしれない 
だが俺はもうすぐあの空に散る
少しばかりのわがままは許してくれ
戦争などない時代に
君と一緒に暮らせたら―
そう思うこともある(中略)
俺は精一杯生きた
それでいい
君と過ごした日々を思えば
死はそれほど怖くない(中略)
百合 心から愛している」
と綴られていました。時を越えて彰の気持ちを知った百合は、その場に泣き崩れるのでした。」

◯キャスト
福原遥、水上恒司、伊藤健太郎、嶋崎斗亜、上川周作、小野塚勇人、出口夏希、坪倉由幸、津田寛治、天寿光希、中嶋朋子、坪倉由幸、松坂慶子
◯スタッフ
原作:汐見夏衛
監督・脚本:成田洋一
脚本:山浦雅大
◯上映時間:本編128分
◯原作者の汐見夏衛氏の紹介
汐見夏衛氏(しおみ なつえ)は、愛知県在住の小説家です。鹿児島県出身です。愛知県で高校の国語教師として勤務を始めて3年ほど経ち、仕事にも慣れてきたころ、ケータイ小説を書いている知人を通じてケータイ小説サイト「野いちご」に出会います。2013年頃から趣味として休日に小説の執筆をスタートし、2016年7月に『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(スターツ出版文庫)でデビューしました。2017年3月には、「野いちご」にて開催された小説コンテストで『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』が「野いちご大賞」を受賞し、同年6月にスターツ出版から刊行されました。『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』は2023年9月に、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は同年12月に映画化・公開されました。高校教師としての経験をもとに、悩み疲れた心を解きほぐす作品を目指して、執筆活動をしているそうです。
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