パール・バックのことば [キリスト者(クリスチャン)]

「不可能なことがはっきりしない限り、
どんなことでも可能なのです。
そして不可能であるとはっきりしている場合も、
現段階で不可能であるに過ぎません。」

パール・サイデンストリッカー・バック(アメリカ:1892年~1973年)は、プロテスタント教会の女性宣教師で小説家です。南長老ミッション派宣教師の両親と中国(中華民国)に渡り、そこで育ちます。処女作『東の風・西の風』に続き、1931年に代表作『大地』を発表して1932年にピュリッツァー賞を受賞しています。『大地』は『息子たち』『分裂せる家』と共に三部作『大地の家』となり、1938年にノーベル文学賞を受賞しました。小説やノンフィクションの他に、児童書や絵本も執筆しています。また、7人の孤児を養子として自らの手で育てたり、谷本清の広島における平和活動への支援も行いました。

この言葉は、要約すると<絶対にあきらめない心を持つこと>ですね。「不可能であるとはっきりしている場合も、現段階で不可能であるに過ぎません。」と言い切るところが、パールの意思の強さを表しています。小説『大地』には彼女の決意がみなぎっており、知的障害であった娘のキャロルの存在なしに『大地』という作品はありえなかったといわれています。皆様、是非ともご一読をお勧めします。
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