私のお薦めキリスト教入門書のご紹介 [キリスト教と読書]

このブログの2017年11月13日と同月22日に掲載した2つの記事を一部修正して再掲載いたします。
私は、日ごろから自分の勉強のための読書の他に、初めてキリスト教(カトリック教会)を教養として知る(又は勉強する)方、キリスト教やカトリック教会に興味のある方にご紹介するための入門書を積極的に読んでいます。入門書といわれるものは今までたくさん読みましたが、今日はその中から2冊の本をご紹介いたします。

①『はじめて出会うキリスト教』
編集:オリエンス宗教研究所
出版:オリエンス宗教研究所
B6判・並製・288頁
価格:1,800円(税別)
※書店で注文しても、amazonで注文しても購入できます。
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読み終えての感想は、………これぞキリスト教(特にカトリック教会)の入門書として最適である!とお薦めする本であることを認証します!
この本の“良さ”は、①聖書(新約聖書・旧約聖書)を一度も読んだことのない方でも理解しやすい内容であること。②15の講座という単元で、テーマごとに読める(理解できる)こと。③単元ごとに信徒ではない方の率直な質問(疑問)とそれに対する丁寧な回答が掲載されていること。④各界で活躍されている方(クリスチャン)の「キリスト教と私」というエッセイ?コラム?が掲載されていること。以上の4点です。
今まで、いろいろとたくさん入門書を読んできましたが、入門書で一番障害となる“聖書を通読しているか?”が、この本にはありません。一度も聖書を読んでなくても理解しやすい内容ですね。キリスト教に興味のある方は、是非ともお読み下さい!

再度ホームページから内容と目次を掲載しておきます。
<内容の紹介>※ホームページから
日本で培われてきた文化や伝統のなかで、イエス・キリストをいかに捉え、キリスト教をどのように理解すればよいのでしょうか。イエスの言葉と生涯をたどりながら、仏教や儒教の言葉、日常的な具体例なども引用しつつ、キリスト教の核心を理解しやすく語りかける内容となっています。初めての方にも馴染みやすい構成となっています。キリスト教と出会った人びとの体験談や、カトリック通信講座に寄せられたさまざまな疑問への回答も紹介する。
<目次>※ホームページから
はじめに
本書をお読みになるにあたって
第1講 おかげさまで
苦しいときの神だのみ/おかげをいただいた話/ふとしたきっかけ/自分を見つめる
【質 問】科学が進歩すれば、宗教は滅びるでしょうか

第2講 最初の呼びかけ
第 一 声/時は満ち、神の国は近づいた/悔い改め/福音を信じなさい
【質 問】他の宗教の人とは結婚できないのでしょうか
●キリスト教とわたし――1
いくつもの出会い 末盛千枝子 (絵本編集者「3.11絵本プロジェクトいわて代表」)

第3講 あなたがたの父 
父/天の父が完全であるように/神を愛しなさい
【質 問】神は、個々の人間の生き方に介入されますか
●キリスト教とわたし――2
信仰・気づき・癒やし 飯嶋正広 (心療内科医)

第4講 幸 い な 人
良い言葉だけでは/幸いな人/実践する人
【質 問】信仰とは、一種の洗脳ではないでしょうか
●キリスト教とわたし――3
すべてのわざには時がある 足立洋子 (料理講師)

第5講 見ても見ず、聞いても聞かず
日のあるうちに/たとえ話/見ても見ず、聞いても聞かず
【質 問】カトリックは、産児制限は本当に許されないのでしょうか
●キリスト教とわたし――4
〝そのひと〟との出会い 木崎さと子 (作家)

第6講 互いに愛し合いなさい
愛と慈悲/互いに愛し合いなさい/愛するということ
【質 問】キリスト教の教えは、とても実践できないと思います
●キリスト教とわたし――5
信仰体験 秋月辰一郎 (元長崎平和推進協会顧問)

第7講 あの人は何者だろう
「わたしを何者だと言うのか」/わたしは命を捨てる/十字架上の死
【質 問】生まれたときから罪びとだ、というのはどういうわけですか
●キリスト教とわたし――6
答えの彼方、彼方の応え 若松英輔 (批評家・随筆家)

第8講 主はよみがえられた
闇から光へ/よみがえりの朝/復活の意義
【質 問】数ある宗教のなかから、一つを選ぶ基準を教えてください
●キリスト教とわたし――7
出会いの神秘 伊藤幸史 (カトリック東京教区司祭)

第9講 いつもあなたと共にいる
峠を越えて/母マリアと共に/助け主なる聖霊/聖霊降臨/いつもあなたと共にいる
【質 問】良心は教育と環境によってでき上がるものではないのですか
●キリスト教とわたし――8
信仰体験 重兼芳子 (作家)

第10講 いのちの泉・祈り
手を合わせて/祈 り/主の祈り/いのちの泉・祈り
【質 問】キリスト教は、規制が多くて堅苦しい感じがしますが
●キリスト教とわたし――9
放蕩むすめ いぬいとみこ(児童文学者)

第11講 キリストの望まれた共同体
社と教会堂/キリストの望まれた共同体/教会の不思議な発展/新しく生きる
【質 問】カトリックは離婚を認めないそうですが、なぜですか
●キリスト教とわたし――10
生きていく意味 滝島恵一郎(実業家・映画製作者)

第12講 日々に新たに
弱い私/痛みをおぼえる/あなたに対して罪を犯しました/日々に新たに
【質 問】神が愛ならば、なぜこの世に苦しみがあるのですか
●キリスト教とわたし――11
不満・不平が募る時 平林国彦 (UNICEF〈国連児童基金〉東アジア・太平洋地域事務所 保健衛生部長)

第13講 いのちのパン
食卓を囲んで/これはわたしの体/ミ サ/旅する教会
【質 問】死ぬ間際に洗礼を受けるのが、いちばん得ではないですか
●キリスト教とわたし――12
カトリック信仰は「からだ」とともに 田畑邦治 (白百合女子大学学長・NPO法人 生と死を考える会理事長)

第14講 私たちのいのち
人生の完成に向かって/老人を敬う/信仰の試金石/病者の塗油/人生の完成点
/死と永遠のいのち
【質 問】宗教は、普通の人には特に必要ないと思いますが

第15講 信仰による新しい価値観
真の自由人/キリストであったら/復しゅう心からの解放/来世はある/苦しいとき
/あなたは愛されている/感謝は恵みを招く
【質 問】「あがない」による救いとは何でしょうか

②『聖書入門―四福音書を読む』
編集:オリエンス宗教研究所
出版:オリエンス宗教研究所
B6判・並製・288頁
価格:1,800円(税別)
※書店で注文しても、amazonで注文しても購入できます。
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前述した『はじめて出会うキリスト教』をご紹介しましたが、第2弾として『聖書入門―四福音書を読む』をご紹介いたします。この本も、聖書をまったく読んでいない方でも理解できる内容となっており、私がお薦めするナンバー1の聖書理解のための入門書です。ただし、新約聖書に収録されている4つの福音書の入門書ということになります。でも、一番大切なイエス様の教えが書いている福音書ですから、これを読めば、一度も聖書を読んだことのない方でも理解が進むこと間違いなしです。

この入門書は、なんと言っても指示された聖書の箇所と説明書きを交互に読み進めるだけで理解できるところが秀逸です。聖書と交互に読みますから、自然と福音書の内容が理解できるようになっています。もう400冊ほどのキリスト教関係の書籍を読んできましたが、この入門書は大いにお奨め・お勧めできる入門書ですね。聖書を読んだことのない方、聖書に興味のある方に絶対に読んでももらいたい一冊です………ということで、この入門書の他に聖書(旧約聖書と新約聖書が一緒になっているもの)をご準備くださいね。

オリエンス宗教研究所のホームページから内容と目次を掲載しておきます。
<内容の紹介>※ホームページからイエス・キリストの言葉と行動は、現代に生きる私たちに何を訴えかけているのか。日本の文化や習慣など、身近なたとえを用いながら平易に解説する、福音書案内の決定版。
<目次>※ホームページから
第1講 新約聖書を開いて
第2講 イエス・キリストの誕生
第3講 キリストの道を準備する
第4講 イエス・キリストの招き
第5講 福音の核心
第6講 あなたは何者ですか
第7講 イエスに出会った人々
第8講 神の国
第9講 神は私たちの父
第10講 祈り
第11講 互いに愛し合いなさい
第12講 受難に向かうイエス
第13講 十字架
第14講 主はよみがえられた
第15講 キリストと共に生きる
以上です。
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