カトリック聖歌集第121番『あめのみつかいの』のお話し  [聖歌日記]

今日ご紹介する聖歌『あめのみつかいの』は、毎年降誕祭・降誕節のミサで定番中の定番の聖歌として歌われますね。特に「主の降誕の祭日・夜半のミサ」でよく歌われるのではないでしょうか。漢字では「天の御使い(みつかい)の」と書きます。
カトリック教会では、カトリック聖歌集の第121番として収録されていますが、プロテスタント教会では、日本基督教団の讃美歌21では263番『荒野の果てに』となっています。この聖歌ですが、フランス語の原曲は文献上1842年の賛美歌集に初めて現れるとし、オランダの学者によると、18世紀にさかのぼるとされています。
◯ホーフェルト・フリンク(ドイツ生まれ:1615年~1660)の1639年作の『羊飼いへの告知』です。オランダで活躍した画家です。ルーブル美術館に所蔵されています。
Govert_Flinck_-_Aankondiging_aan_de_herders.jpg
◯歌詞
歌詞の最後にある「グロリア イン エクセルシス デオ(Gloria in excelsis Deo)」の意味は、「天のいと高きところには神に栄光あれ」を意味する教会ラテン語の成句です。
1番:天のみつかいの うた声ひびく、
星影さやかな まき場の空に 
グロリア イン エクシエルシスデオ(Gloria in excelsis Deo)
グロリア イン エクシエルシスデオ(Gloria in excelsis Deo)

2番:貧しい厩(うまや)の 恵みの御子(みこ)に
褒め歌捧げて 喜び歌う
グロリア イン エクシエルシスデオ(Gloria in excelsis Deo)
グロリア イン エクシエルシスデオ(Gloria in excelsis Deo)

3番:優しい幼子 救いの御子(みこ)よ
御国(みくに)を望みて 御前(みまえ)に祈る
グロリア イン エクシエルシスデオ(Gloria in excelsis Deo)
グロリア イン エクシエルシスデオ(Gloria in excelsis Deo)

◯ちなみに、このブログに「カトリック聖歌集第653番『まきびと』のお話し」を掲載していますので、次のアドレスをクリックしてお読みください。
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2023-12-25

nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。