カラヴァッジョの『ロザリオの聖母』のご紹介 [キリスト教と美術]
今月は「聖母月」ですが、今日31日が最終日です。
ご紹介する『ロザリオの聖母』は、私が大好きな画家であるカラヴァッジョ(イタリア・ミラノ:1571年~1610年)の作品です。本名は、ミケランジェロ・メリージです。ミラノの小さな村カラヴァッジョの生まれのため、カルヴァッジョの通称で呼ばれています。この作品は、カラヴァッジョがナポリにおいて製作したもので、現在はウィーン美術史美術館に所蔵されています。
<解説>
中央上部に聖母子(聖母マリア様に抱かれた幼いイエス・キリスト)、その左側横に両手にロザリオを持った聖ドミニコ司祭、その足元に民衆がおり、右側のこちらを向いて聖母子を指さしているのがイエス・キリストの12使徒(弟子)の頭である聖ペトロだそうです。
聖母マリア様は、聖ドミニコ司祭に目配せしてロザリオを指差し、民衆に配るように指示しています。民衆は熱狂的に聖ドミニコ司祭にすがるように懇願し、神の恵みとともにこのロザリオを欲しているようです。それは信仰することを求めるということですね。民衆には幼いイエス・キリストと聖母マリア様は見えませんが、聖ドミニコ司祭には見えるのです。また、上から垂れている赤い生地は栄誉を表しているとのことです。
一番左側の聖ドミニコ司祭の足元に、頭の禿げた男性がこちらを向いていますが、これは寄進者だそうです。彼は聖ドミニコのマントの端を掴んでおり、このマントは庇護マントであり、こちらに向かって聖ドミニコの庇護マントに身を寄せることをこの絵を見る人々に勧めているようです。
ご紹介する『ロザリオの聖母』は、私が大好きな画家であるカラヴァッジョ(イタリア・ミラノ:1571年~1610年)の作品です。本名は、ミケランジェロ・メリージです。ミラノの小さな村カラヴァッジョの生まれのため、カルヴァッジョの通称で呼ばれています。この作品は、カラヴァッジョがナポリにおいて製作したもので、現在はウィーン美術史美術館に所蔵されています。
<解説>
中央上部に聖母子(聖母マリア様に抱かれた幼いイエス・キリスト)、その左側横に両手にロザリオを持った聖ドミニコ司祭、その足元に民衆がおり、右側のこちらを向いて聖母子を指さしているのがイエス・キリストの12使徒(弟子)の頭である聖ペトロだそうです。
聖母マリア様は、聖ドミニコ司祭に目配せしてロザリオを指差し、民衆に配るように指示しています。民衆は熱狂的に聖ドミニコ司祭にすがるように懇願し、神の恵みとともにこのロザリオを欲しているようです。それは信仰することを求めるということですね。民衆には幼いイエス・キリストと聖母マリア様は見えませんが、聖ドミニコ司祭には見えるのです。また、上から垂れている赤い生地は栄誉を表しているとのことです。
一番左側の聖ドミニコ司祭の足元に、頭の禿げた男性がこちらを向いていますが、これは寄進者だそうです。彼は聖ドミニコのマントの端を掴んでおり、このマントは庇護マントであり、こちらに向かって聖ドミニコの庇護マントに身を寄せることをこの絵を見る人々に勧めているようです。
2023-05-31 06:14
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