「関西弁講座・続編」のお話し [今日の言葉(詩・その他)]

このブログの2016年6月16日に「今日の日記2016.6.16 関西弁」を掲載して随分年月が経ちましたが、約7年ぶりに「関西弁講座・続編」を掲載いたします。
三重県四日市市生まれの私は、方言としては「伊勢弁」で、お隣の愛知県の「尾張弁(名古屋弁)」や「三河弁」の影響は受けていません。伊勢弁は完全に関西弁系の言葉で、ゆったりとした話し方が特徴ですね。例えば、「そうやに~。(そうですね。)」、「あかんわな~。(いけないですね。)」といった、語尾に「に」や「な」が付きます。三重県四日市市生まれといっても、大学進学で東京に来るまでですから、18歳までしかいませんでした。まったく関係ありませんが、ちなみに、尾張弁(名古屋弁)で、「この海老フライは美味し過ぎる。」は、「このえびふりぁあ、うまぁていかんわ。」と言います………が、現在ではあまり使われていないようですね。

そこで、久しぶりに「関西弁講座・続編」を掲載いたします。ただ、関西弁と一言で言っても、同じ関西圏でも大阪、京都、神戸などでは、微妙に違いがあります。例えば、標準語で「何をしているんですか?」は、次のようになります。
大阪では「なにしてん?」
京都では「なにしてはる?」
神戸では「なにしとぉ?」となります。
………ということで、このブログ記事では大阪で使われている言葉を中心にして掲載いたします。関西ご出身の方!監修をお願いいたします!しかし、よく考えてみると、三重県四日市市にいたのは18歳までで、18年間しか関西弁を使っていないわけです。あとの46年間は東京で生活をしているのです。こんな私に関西弁を語る資格があるのかと。まぁ、いいか( ̄▽ ̄;)

「あかん」
標準語:①いけない。②ダメ。
使用例
「食べたらあかん。」:食べてはいけません。
「そんなことしたらあかん。」:そのようなことをしてはいけません。

「あかんたれ」
標準語:①根性なし。②ダメなやつ。
使用例
「あかんたれやな~。」:ダメな人ですね〜。

「あて」※わて
標準語:①私、②自分
使用例
「これ、あてのもんです。」:これは、私のものです。

「あほくさ」
標準語:あほみたい。
使用例
「こんなあほくさいことやってられんわ。」:このようなアホみたいなこと、やっていられません。

「いける」
標準語:①大丈夫、②決まってる。
使用例:
①「おい、いけるか?しっかりせい。」:おい。大丈夫ですか?しっかりしなさい。
②「その服いけてるで~。」:その服、決まってるね。

「いてこます」
標準語:(こてんぱんに)やっつける。
使用例
「しょうもないこと言うてたら、いてこますぞ!」:つまらないことを言ってたら、やっつけますよ。

「いぬ(いね)」※「犬」ではない。
標準語:去る。
使用例
「はよ、いね!」:早く、行きなさい。

「いわす」
標準語:①痛める。②痛めつける。
使用例
①「重いもん持って腰いわしたわ。」:重いものを持って、腰をいためてしまいました。
②「てめぇ、いわしたろか!」:君、痛めてつけてあげようか!( ̄▽ ̄;)

「うち」
標準語:私
使用例
「うち、はよう行くわ。」:私、早く行きます。

「ええ」
標準語:①いい。②よい。
使用例
①「ええ気持ちや。」:いい気持ちです。
②「それでええ。」:それでよいです。

「えらい」※大学入学直後、大変な思いをした言葉です。部活で先輩に”今日は、私は疲れました。”というのを「今日は、私はえらいですわ~。」と言ったら、「お前のどこが偉いの?バカか!」と一発頂戴しました。
標準語:①大変、②すごい、③疲れる。
使用例
①「えらいこっちゃあ!」:大変だ!
②「ああ、えらいわ~(ああ、しんどいなあ。):ああ、疲れるるな~。

「えげつない」
標準語:とんでもなくひどい。
使用例
①「えげつないにおいやな~。」:とんでもないにおいですね。
②「あいつえげつないやっちゃ!」:あの人、とんでもなくひどい人です。

「おおきに」
標準語:ありがとう。
使用例
「えらいお世話になっておおきに。」:大変お世話になりありがとうございました。

「おばんです」
標準語:こんばんは。
使用例
「おばんです。だれかおりまっか?」:こんばんは。どなたかいらっしゃいますか?

「おます」
標準語:①ございます。②あります。
使用例
①「明けまして、おめでとうでおます。」:明けまして、おめでとうございます。
②「そこに座布団がおます」:そこに座布団があります。

「おもろい」
標準語:①おもしろい。(おもしろくないときは「おもろない」又は「おもんない」)
使用例
「あの映画は、おもろいな~。」:あの映画は、おもしろいですね~。

「あほ」※大阪では日常的に使われる褒め言葉!的なあつかい?関西では「あほ」は日常的に使われていますので、「あほ」と言われて怒る人は、ほぼ誰もいません。しかし、「バカ」は関西では通用しません。ちなみに大阪で、「あほ」の代わりに「バカ」を使ってみてください。必ず相手の顔色が変わり、最低でも一発は食らうことになります( ̄▽ ̄;) 逆に関東は全く反対になります。関東では「あほ」は通用しません!
標準語:アホ。
使用例
①「あほか!」※相手がしょもないことを言ったら、すばやく突っ込むために使う。
②「あんた、あほちゃうか~。」:あなた、アホではないですか。

◯その他、簡単にご紹介いたします!
こんにちは → まいど
本当 → ほんま
ダメ → あかん
そうだね → せやで
すごい → めっちゃ・ばり
むずかしい → むずい
本当 → ホンマ
早く→ はよ
ちがう → ちゃう
なんで → なんでやねん
さようなら → さいなら・ほな
とても → めっちゃ
構わない → かまへん
自転車 → ちゃり
とりあえず以上です( ̄▽ ̄;)
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