ジーニスト日記2022.3.7(スカジャン!その2) [ジーニスト日記]

「スカジャン」とは、「横須賀(ヨコスカ)ジャンパー」の略で、光沢のある化繊の刺し子地で作られ、背中に大型で派手な刺繍が施されているスタジャン(スタジアム・ジャンパー)に似た形状のジャケットのことです。生地は、「サテン」と「別珍」という二つの生地が使われることが主流です。サテンにはレーヨン、アセテート、ポリエステル等がありますが、シルクが使われているものもあります。

第二次世界大戦後の間もないころ、連合国の占領軍として日本帝国海軍の軍港であった神奈川県横須賀市周辺に駐留したアメリカ軍兵士たちが、自分の所属していた部隊や基地などのエンブレムをデザインした刺繍や富士山、龍、虎や鷹などの和風柄の刺繍を記念として、地元にあったテーラーショップにオーダーしたのが始まりといわれています。これはもう日本発祥のファッションということですね。

最初期のものは米兵が各々持ち込んだ落下傘の生地を染色してジャンパーに仕立てた後、刺繍職人が刺繍を施す完全なオーダー品でした。戦後、アメリカ軍兵士たちの間では、帰国する土産物のジャケットを意味する「スーベニールジャケット」、「スーベニアジャケット」の呼び方で親しまれましたが、1960年代ごろから「スーベニールジャケット」から「スカジャン」と呼ばれるようになったそうです。
このブログの2021年11月5日に掲載した「ジーニスト日記2021.11.5(スカジャン!その1)」もご覧ください。次のアドレスをクリックしてください。
https://jesus195876.blog.ss-blog.jp/2021-11-05-1

先日、横須賀にある病院に行った際に衝動買いしたスカジャンです!( ̄▽ ̄;) 昨年から、ダークグリーン系の服を着るようになりました。初日の出、鶴、赤富士、松の縁起の良い和柄の刺繍が入った濃い緑とシルバーカラーのスカジャンです。ちなみに、「Hoshihime(星姫)」という日本メーカー製です。さすが刺繍や縫製がしっかりしています。
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【初日の出】
初日の出を見る意味は、日本では古来より、初日の出とともに年神様(毎年お正月に各家にやってきて豊作や幸せをもたらすとされる神様)が現れるとされ、おめでたいと考えられていました。 初日の出を拝むことで、年神様にその年の豊作や幸せを祈る意味があります。元旦に天皇陛下が天地・四方・山稜を拝礼する「四方拝」にならい、庶民の間でも初日の出を拝むことが習慣になり浸透していったと考えられています。
【鶴】
「鶴は千年、亀は万年」という言葉があるくらい長寿の象徴とされている鶴は、おめでたい席には欠かせない縁起物です。古代中国でも、鶴と亀は長寿の象徴とされており、その考えが日本に伝わったことでめでたい鳥として尊ばれてきました。 また、鶴はその鳴き声が高音でよく響きます。 高く響き渡る鶴の鳴き声は、天にも届く声とされ、鶴は天界に通ずる鳥と考えられてきました。このことも鶴は縁起が良いと言われる所以の一つとなっています。そして、鶴は夫婦仲が良い鳥としても知られ、生涯連れ添います。夫婦円満の象徴とされることもあります。
【赤富士】
赤富士とは、昇る朝日に照らされた富士山が、きれい赤色(朱色)に染まることで、富士五湖の一つの山中湖からだけ見ることができます。赤富士が見えるのは12月から3月初めにかけてで、冬の凛とした空気の朝に日の出前12分間にわたる大スぺクタルだそうです。めったに見ることができないため、赤富士を鑑賞した人には、災厄から免れたり、商売繁盛など願いが叶うと言われています。 さらに、風水でも、東から東南に赤いインテリアを置くと縁起がいい、仕事が忙しくなる、悪縁が切れるなどと言われ、室内に赤富士を飾る人も多くいます。まぁ、クリスチャンには縁のない話しですね( ̄▽ ̄;)
【松】
松は、常緑樹で1年中青いため「永遠の命」の象徴です。 そして、松の中には樹齢数千年というものもあり、不老長寿と結びつけられるため、縁起が良いとされています。めでたいお正月に門や玄関に「門松(かどまつ)」を飾りますね。また、松という言葉の語源も諸説あり、久しく齢(よわい)を保つことから「たもつ」が転じて「まつ」になったという説や、葉がまつ毛に似ているから「まつ」であるとか、神が木に宿るのを「待つ」などがあります。
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