『聖母マリアの夕べの祈り』のご紹介 [キリスト教と音楽]

『聖母マリアの夕べの祈り』は、クラウディオ・モンテヴェルディ(イタリア:1567年5月15日洗礼~1643年)による1610年頃に作曲されたモンテヴェルディ初の教会音楽作品です。 それまでのルネッサンス音楽からバロック音楽へと変わる時期に活躍した作曲家です。この曲は、カトリック教会での「聖務日課」の一部である「晩課」が元になっており、教会での典礼に使用されてきた聖母マリアに関する複数の聖書のテキストから構成されています。演奏に90分を要し、ソロと合唱とオーケストラが擁する大規模な作品で、バッハ以前の教会音楽としては、最大のものであったと考えられています。世俗音楽ばかり書いていたモンテヴェルディは、この作品を作曲したのち、サン・マルコ寺院の楽長に就任し、その一生を神に捧げました。とにかく一度お聴きください!聖母マリア様の崇敬が生んだ美しい調べに癒されること間違いなしです!
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◯『聖母マリアの夕べの祈り(晩課)』CD2枚組
モンテヴェルディ生誕450年記念<アルヒーフ NEW BEST 50>
このアルバム(CD)は、1991年レコード・アカデミー大賞を受賞したもので、モンテヴェルディが楽長を務めていたサン・マルコ大聖堂でライヴ録音されたものです。ガーディナー2度目の録音で、もっとも理想的な演奏として各国で高い評価を得た決定盤です。
指揮者:ジョン・エリオット・ガーディナー
楽団:イングリッシュ・バロック・ソロイスツ(イギリス・バロック管弦楽団)、イアン・ワトソン(通奏低音)
合唱:モンテヴェルディ合唱団、ロンドン・オラトリー少年合唱団
アン・モノイオス(ソプラノ)
マリネッラ・ペンニッキ(ソプラノ)
マイケル・チャンス(カウンターテナー)
マーク・タッカー(テノール)
ナイジェル・ロブソン(テノール)
サンドロ・ナグリア(テノール)
ブリン・ターフェル(バス)
アラステア・マイルズ(バス)
録音月日:1989年5月・7月
録音場所:ヴェネツィア:サン・マルコ寺院
録音方式:ライヴ・レコーディング
レーベル:ユニバーサル ミュージック クラシック
発売:2002年6月26日
定価:3,772円(税込み)

曲目
[CD1]
1.序詞:神よ、慈悲もてわれを助けたまえ
2. 詩篇109:主はわが主に言いたまえり
3.コンチェルト:われは黒し
4.詩篇112:しもべらよ、主を讃めたたえよ
5.コンチェルト:麗しきかな
6.詩篇121:われ、喜びに満てり
7.コンチェルト:二人のセラピムが
8.詩篇126:主が建てたまわずば
9.コンチェルト:天よ、わが言葉を聞きいれたまえ
10.詩篇147:エルサレムよ、主を讃めたたえよ
[CD2]
11.「聖マリアよ われらのために祈りたまえ」にもとづくソナタ
12.讃歌:めでたし、海の星
13a.マニフィカト I - マニフィカト / わが霊魂は / わが精神は / そは御召使の / 全能に / その御あわれみは / みずから御腕の / 権力ある者を / 飢えたる者を / 御あわれみを / われらの祖先に / 願わくは父と子と / 初めにありしごとく
13b.マニフィカト II - マニフィカト / わが霊魂は / わが精神は / そは御召使の / 全能に / その御あわれみは / みずから御腕の / 権力ある者を / 飢えたる者を / 御あわれみを / われらの祖先に / 願わくは父と子と / 初めにありしごとく
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